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【ノーベル日記Day8】坂口先生が合同記者会見に臨みました
ノーベル賞授賞式から一夜が明け、坂口志文特別栄誉教授はノーベル財団でのメダル・賞状の受け取りに始まり、最後はスウェーデン王室主催の晩餐会に出席しました。
前日の授賞式で授与されたノーベル賞のメダルと賞状は、その日のうちに一度ノーベル財団に戻されます。午前10時、坂口先生はノーベル財団を訪問し、改めて授与されたメダル・賞状を受け取りました。その後、 財団を出たところで、待機していたメディアによる取材に快く応じました。
続いて、ストックホルム市内の高校、Kungsholmens gymnasiumを訪問し、生徒たちからの質問に答える形での特別講演を行いました。生徒からの「研究をするうえで大切なことは何ですか?」との問いに対し、坂口先生は、「まずは、自分の好きなことを続けてください。それが研究や多くの物事で成功するための原動力になります。そして、もう一つ大切なのは、外の世界に目を向けてつながることです。ドアを破って新しい視点と出会うことで、可能性が広がります。」と語りました。坂口先生の講演は、ストックホルムの高校生たちに熱い刺激を与え、若者たちが新たな一歩を踏み出すきっかけとなるものでした。
昼食はノーベルアタッシェのAnna氏らと、SUSHIレストランに行きました。移動中の車内や食事中も楽しく会話し、リラックスした雰囲気でした。
午後は在スウェーデン日本国大使館主催の合同記者会見に臨み、ノーベル化学賞を受賞した京都大学の北川進特別教授とともに、受賞から一夜明けた心境を報告しました。
その後、坂口先生は燕尾服を着用し、撮影を行ったあと、ストックホルム王宮でのスウェーデン王室主催の晩餐会に出席しました。連日の燕尾服の着用で慣れてきたのか、昨日よりもスムーズに着ることができたご様子でした。海外からの参加者からは、文化勲章のメダルが大変好評のようでした。
部屋に戻ってからの坂口先生は、日本のニュースをチェックしたり、授賞式や記者会見の写真などを見たり、楽しんでいました。
ノーベル財団の建物: Nobel Prize Outreach. Photo: Clément Morin.
Kungsholmens gymnasiumに訪問し、学生と対話する坂口先生
共同記者会見に応じる坂口先生と京大北川進先生
【ノーベル日記】はノーベルウィーク期間中とその前後の坂口先生の様子をお届けいたします。全ての記事はこちらからご覧いただくことができます。今後の更新もお楽しみに!
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