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5月1日、大阪大学は創立90周年を迎えます
5月1日は大阪大学の創立記念日 です。
1931年のこの日に大阪帝国大学として誕生した大阪大学は、明日、創立90周年を迎えます。
「
大阪は関西の雄都であり、産業の盛んなること海内に冠絶する。しかし、学府の制度はいまだ完備されず、古くはただ医科大学があるだけだった。
」（大意）と始まる大阪帝国大学創設由来の銘文（「理学部創立之記」大阪大学所蔵 ※現在大阪大学総合学術博物館にて展示中）
今からおよそ100年前、大大阪と呼ばれ東洋一の都市であった大阪のさらなる発展のため、熱望された総合大学。大阪の政財界や市民の皆さまからのご支援により、地域社会と結びついた「市民主導の帝国大学」として大阪中之島の地に1931年の春、誕生しました。
1931年5月1日、世界的物理学者の長岡半太郎を初代総長に迎えて挙行された
大阪帝国大学開学式
の様子（『写真集 大阪大学の五十年』より）
当初の構想通り大阪工業大学を工学部として2年後に編入し、医・理・工の三学部体制で大阪帝国大学は歩み始めました。その後も、戦後の新制大学発足、文系学部の設置や、時代の要請に応える教育・研究組織の拡充、2007年の大阪外国語大学との統合など、「 地域に生き世界に伸びる 」総合大学として発展してきました。
夕陽に輝く大阪大学吹田キャンパス正門（
大阪大学公式Instagram
より）
大阪大学創立90周年・大阪外国語大学創立100周年 （大阪外国語大学の創立は1921年12月）の記念すべき年を迎え、 大阪大学はこれからも、複雑化かつ多様化する地球規模の社会的課題に向き合うべく自己革新に努めながら、社会との共創により世界屈指のイノベーティブな大学を目指してまいります。
例年、本学の創立記念日を祝し、全学をあげて新入生を歓迎するとともに、教職員・学生の親睦及び地域との連携を図る「いちょう祭」を5月初旬に開催しています。昨年度は中止となってしまいましたが、今年度は本日から全面オンラインで開催しています。
この1年でいっそう多様なコミュニケーションが取れるようになったオンライン上で、 大阪大学の「いま」 を感じてください。
◆ 文章参考
○ 大阪大学総合学術博物館
大学創立周年記念展『街に生きる学問 ー学都大阪の礎・つなぎあう想いー』
展示
○
高杉栄一・阿部武司・菅真城 編著
『大阪大学の歴史』大阪大学出版会
○ 大阪大学公式ウェブサイト内
「大阪大学の歴史」ページ
令和3年度 いちょう祭
令和3年度のいちょう祭は、最近の新型コロナウイルス感染症の急速な感染拡大を考慮し、全面オンラインで開催することといたしました。オンライン企画について、皆さまにお楽しみいただけるよう、多様な企画をご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧いただき、本学に関心をもっていただけたら幸いです。
大阪大学総合学術博物館 大学創立周年記念展
『街に生きる学問 ー学都大阪の礎・つなぎあう想いー』
今年2021（令和3）年には大阪大学の創立90周年、大阪外国語大学の創立100周年を迎えました。両大学は生い立ちこそ違えど、人びとの想いをつなぐことにより生まれ育まれ、学問を究め社会の発展に貢献してきました。
学都大阪の礎となり、世界に羽ばたく大学としてどのように発展してきたのか、一世紀にわたるその歩みを振り返ります。
会期：2021年4月27日（火）～ 8月10日（火） ※緊急事態宣言の発出を受けて、5月11日（火）まで臨時休館中です
会場：大阪大学総合学術博物館待兼山修学館 ※入館無料
開館時間：11時～16時（入館は15時30分まで） 日曜日・祝日休館
主催：大阪大学総合学術博物館、豊中市
共催：大阪大学外国語学部、大阪大学適塾記念センター、大阪大学アーカイブズ、 大阪大学大学院文学研究科懐徳堂研究センター、豊中市市民ホール等指定管理者
協力：咲耶会(大阪大学外国語学部・大阪外国語大学同窓会)