2023年度

第3回大阪大学・メルボルン大学共同研究ワークショップがメルボルン大学で開催されました。


大阪大学とそのグローバル・ナレッジ・パートナー(GKP)であるメルボルン大学との第3回大阪大学・メルボルン大学共同研究ワークショップ「被災地の女性と子どもの健康と福祉」が、2024年3月5日から7日にかけてメルボルン大学のthe Melbourne School of Population and Global Healthで開催されました。

第 3 回のテーマは、「災害において女性と子どもの能力を高めるための地域コミュニティでの機会:強さに基づくアプローチ」で、メルボルン大学と大阪大学との戦略的パートナーシップ協定に基づく2023 Osaka-Melbourne Joint Research Workshops Fundの支援を受けて開催されました。

メルボルン大学から6名、大阪大学人間科学研究科および人間科学部から計5名が様々な災害をテーマに研究を発表しました。加えて、メルボルン郊外で発生した森林火災に被災した女性たちが立ち上げたMotHs(Mums of the Hills)や、被災者への心のケアの支援を行っているthe Phoenix Australia Centre for Posttraumatic Mental Healthなどの訪問が企画されました。また、両大学の若手研究者が一堂に会し、キャリアや研究協力について意見交換する博士課程セッションも開催されました。

今後の国際共同研究の展開につながるだけでなく、次世代の研究者、特に女性研究者にとって、先輩女性研究者たちと出会う良い機会となりました。



田中学理事・副学長、山本ベバリー・アン理事・副学長がユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)を訪問

2024年3月6日(水)、田中学理事・副学長と山本ベバリー・アン理事・副学長が本学のグローバルナレッジパートナー(GKP)であるユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)を訪問しました。

同大学のRees副学長(Vice-Provost, Research, Innovation & Global Engagement)等と懇談を行い、研究教育連携の更なる進展に向けて協議を行いました。
また、Rossetto教授(Professor, Faculty of Engineering Science)との懇談では、今後の学生交流の促進について意見交換が行われました。

今後も同大学とのさらなる研究連携や学生交流の発展が期待されます。



●IFReC と Doherty Instituteが免疫学に関する2回目のシンポジウムを共同で開催しました


大阪大学とそのGlobal Knowledge Partnerであるメルボルン大学との免疫学に関する2回目の合同シンポジウム”The 2nd Doherty Institute & Partners – IFReC Immunology Symposium”が、2024年2月8日(木)に大阪大学 谷口記念講堂において開催されました。

このシンポジウムは大阪大学とメルボルン大学との戦略的パートナーシップ協定に基づいて、免疫学における連携関係の構築および強化を図る目的で、2023 Osaka-Melbourne Joint Research Workshops Fundによる支援を受けて開催されました。

主任研究者を中心に、大阪大学から5名、メルボルン大学から6名による最先端の免疫学研究についての研究発表がありました。当日は若手研究者を含む80名以上の参加があり、活発なディスカッションが行われました。今後、両組織間における免疫学分野の国際共同研究の推進、ひいては国際共同研究を介した次世代研究者の育成が期待されます。


山本ベバリー・アン理事・副学長がカリフォルニア大学デービス校(UC Davis)を訪問

2024年2月1日(木)、山本ベバリー・アン理事・副学長とグローバルイニシアティブ機構のスコット・ノース北米拠点長、同機構のクレメン・アンカウィジャヤ特任講師が本学のグローバルナレッジパートナー(GKP)であるカリフォルニア大学デービス校(UC Davis)を訪問しました。
Joana Regulska教授(Vice Provost and Dean of Global Affairs)等と懇談を行い、両大学の戦略的な連携促進に向け、研究交流の拡大や学生交流の推進に係り、積極的な意見交換が行われました。


<懇談後の集合写真>


●山本ベバリー・アン理事・副学長がブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)を訪問

2024年1月30日(火)、山本ベバリー・アン理事・副学長とグローバルイニシアティブ機構のスコット・ノース北米拠点長、同機構のクレメン・アンカウィジャヤ 特任講師が本学のグローバルナレッジパートナー(GKP)であるブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)を訪問しました。
同大学のGage Averill教授(Provost and Vice-President, Academic)等と懇談を行い、両大学の戦略的な連携促進に向け、学生交流や共同研究の推進等について、積極的な意見交換が行われました。


<懇談の様子>



大阪大学・メルボルン大学共同研究ワークショップがメルボルン大学で開催されました



2023年12月5日、メルボルン大学Department of Infrastructure Engineeringにて、大阪大学・メルボルン大学共同研究ワークショップ“Sustainable retrofitting solutions for circular economy excellence”がハイブリッド形式で開催されました。

メルボルン大学からはDepartment of Infrastructure EngineeringのLu Aye教授、Priyan Mendis教授、Nilupa Herath講師、大阪大学からは工学研究科の鈴木有美助教、辻勇弥さんが研究発表を行いました。

ワークショップでは、日本とオーストラリアの建物改造技術を両国が応用し、より持続可能な建物に改良しながら経済的影響を軽減する方法についても議論が行われました。参加者の中には、学術研究者、学生、産業界のチーフエンジニアも含まれていました。このワークショップは、工学分野におけるメルボルンと大阪大学の新たな協力関係を構築する素晴らしい機会となりました。


                           <メルボルン大学と大阪大学の研究者による議論の様子> 


マンチェスター大学(The University of Manchester)と戦略的パートナーシップ協定を締結しました

2023年12月4日(月)に、英国のマンチェスター大学からStephen Flint副学長他5名が、西尾章治郎総長を表敬訪問され、戦略的パートナーシップ協定に調印しました。

本戦略的パートナーシップ協定は、両大学の研究教育交流をさらに促進するものです。今後、特に連携が期待できる研究分野として、環境サステナビリティ、 光学材料及びナノマテリアルを含む先端材料科学、生物科学、生物工学、量子材料技術があげられます。

今回の協定締結により、さらなる研究交流や学生交流の発展が期待されます。


<調印式後の写真>


<調印式後の集合写真>



第25回大阪大学-上海交通大学学術交流セミナーを開催しました

2023年11月7日(火)・8日(水)に、第25回大阪大学―上海交通大学学術交流セミナーを本学にて開催しました。本セミナーは、本学のグローバルナレッジパートナーである上海交通大学との間で、1995年から両大学で交互に主催しているものです。2020年から2022年は、コロナウィルス感染拡大によりオンラインでの開催でしたが、今回は4年ぶりに対面で開催し、上海交通大学から40名超の研究者等を本学にお迎えしました。


今回の交流分野は、「接合分野」、「レーザー分野」、「情報分野」、「船舶海洋分野」、「産業バイオテクノロジー分野」、「燃焼工学分野」、「スマートシティ分野」の計7分野で、7日午前は全分野合同でオープニングセレモニーを、11月7日午後と翌8日午前は、分科会と位置づけ、各分野に分かれてワークショップや施設見学を行いました。大阪大学と上海交通大学からあわせて約120名超が参加する、盛大なセミナーとなりました。

7日のオープニングセレモニーは、接合科学研究所 近藤勝義教授の司会により、田中学グローバル連携担当理事・副学長と上海交通大学の吴旦Deputy Director of the University Councilの開会挨拶から始まりました。ここでは、双方の研究者の対面での再会を喜ぶとともに、この学術交流セミナーを25回まで継続してきたことを称え合い、今後もこのセミナーを通じてより一層の交流の発展に対する期待が述べられました。

続いて、分科会を開催する各分野の代表者から概要について発表があり、今回のセミナーに参加する7分野から研究連携の進捗等について説明がありました。最後に、今後のさらなる連携強化を確認し、開会セッションは終了しました。


<オープニングセレモニーの様子>



<上海交通大学・吴旦Deputy Director of the University Council>



< 大阪大学・田中学グローバル連携担当理事・副学長 >


オープニングセレモニーに先立ち、上海交通大学の吴旦Deputy Director of the University Councilが西尾総長と懇談を行いました。懇談では、両校が45年以上の長きにわたり交流を続け、緊密な連携を築いてきたことを振り返り、今後も研究・教育の連携をさらに発展させていくことを確認しました。また、2025年の大阪・関西万博では、共同研究成果の国際社会への発信を目指しており、両校の連携のさらなる進展が期待されます。




<西尾総長との懇談後の記念撮影>



● ビーレフェルト大学(Bielefeld University)が、大阪大学の戦略的パートナーとなりました

ドイツのビーレフェルト大学は、大阪大学の戦略的パートナーとなり、両大学は今後連携関係を拡大していきます。

両大学は、長年にわたって研究者同士が交流を育み、共同研究を進めてきました。特に近年では、ロボティックス、人工知能、認知科学、化学、そして生物学の分野で強い連携関係を築いています。

このような関係の重要性を鑑み、今後は戦略的パートナーとして既存の共同研究分野をさらに深化させ、新たな分野への広がりを目指します。

ビーレフェルト大学が戦略的パートナーとなったことで、共同研究が一層促進され、大きな研究成果につながることが期待されます。



モナシュ大学の学生を対象としたオンライン講義の実施

2023年9月1日に、本学のグローバルナレッジパートナーであるモナシュ大学の修士課程の学生を対象とした、林竜平教授(医学系研究科)によるオンライン講義が開講され、70名の学生が受講しました。“Pluripotent Stem Cells and Regenerative Medicine for the Eye”と題した本講義では、林教授の最新の研究成果が紹介されました。再生医療は、生物学、医学、工学が交わる新興分野であり、医療の将来に大きく貢献する可能性を秘め、モナシュ大学と本学の研究協力の主要な分野の1つとなっています。

両大学の関係強化に精力的に取り組まれ、本講義の司会を務めたモナシュ大学オーストラリア再生医療研究所(ARMI)の主任研究員であるミカエル・マルティーノ准教授が、

「林教授が最新の研究について私たちに話してくれたことを嬉しく思う。 学生たちは今回の講義について、非常に興味深く受け止め、インスピレーションを受けたと感じた。 加えて、今回の講義は非常に効果的に構成された内容であった。」とのコメントを述べられました。

今後もモナシュ大学との連携強化が期待されます。



● ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL) Michael Spence学長による講演会が開催されました

10月3日、本学のグローバルナレッジパートナー(GKP)であるイギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのMichael Spence学長による特別講演「”UCL's disruptive thinking” - How UCL fosters it among students and early-career researchers- 」が開催されました。

本学から西尾章治郎総長をはじめ、教員、学生など約200名の聴衆により会場は満席となり、盛況の中、開催されました。講演会では、Spence学長よりUCLの理念である”Disruptive Thinking(破壊的思考)”をテーマに複雑で困難な問題に立ち向かい、イノベーション創出を期待する、次世代リーダーである若者への強いメッセージが伝えられました。講演後に設けられた質疑応答の時間では、本学の若手研究者や学生から積極的な質問がSpence学長にされ、講演内容について理解を深めました。

また、講演会に先立ち、Spence学長を含むUCL参加者と本学執行部及び研究者を交えた懇談会が行われました。本学からは、西尾章治郎総長、金田安史理事・副学長、田中敏宏理事・副学長、田中学理事・副学長、山本ベバリー・アン理事・副学長等が出席しました。両校の研究者によるこれまでの共同研究成果を確認するとともに、より一層の連携の深化と、新たな連携分野の拡大について意見交換を行いました。今回の懇談等をきっかけに、世界最先端の研究連携を通じた地球規模課題解決等の共通目標に向け、両校の交流が一層深まることが期待されます。


<西尾総長による開会スピーチ>



<Spence学長による講演>   



<山本理事・副学長による講演内容のサマリ―>



<講演会の様子>



< 懇談会後の記念撮影 >


【参考:GKPについて】

・本学HP内 GKP紹介ページ

https://www.osaka-u.ac.jp/ja/international/action/gkp


● メルボルン大学より副学長が来訪されました

2023年6月27日、メルボルン大学のMichael Wesley 副学長が本学を訪問されました。

メルボルン大学と本学は2022年6月に戦略的パートナーシップに関する協定を締結し、正式に本学のグローバル・ナレッジ・パートナーとなりました。


左より:馬越大教授(基礎工学研究科)、藤田清士ASEAN拠点長、近藤佐知彦教授(国際教育交流センター)、山本ベバリー・アン理事・副学長、Michael Wesley副学長、Carol Cheng 氏、クレメン・アンカウィジャ特任講師(グローバルイニシアティブ機構)

はじめに、スライドを使用して両大学のグローバル戦略の概要や取り組みが紹介されました。Wesley 副学長と山本 理事・副学長は、このプレゼンテーションを通して、お互いの理解を深めるとともに、マッチングファンドによる共同ワークショップの開催や、メルボルン大学の学生が大阪大学で実際に学ぶことができるプログラム「University of Melbourne Overseas Subjects (UMOS)」など、現在の交流状況を改めて共有しました。

また、これからの連携の可能性についても話し合われ、国際感覚を養うための短期交流プログラムなどを利用して、学生が海外で授業を受ける機会を増やすことの重要性が強調されました。本学側から教育連携の可能性のひとつとして提案した「バーチャル留学プログラム」にはWesley 副学長も興味を示されました。今後、オンラインプログラムもメルボルン大学と大阪大学を結ぶ一つの架け橋となるかもしれません。
この懇談の中で両大学は、より一層のシナジー効果を発揮するための新たな可能性を見出し、パートナーシップをさらに発展・強化させていくことを確認し合いました。



<懇談の様子>


● デルフト工科大学(Delft University of Technology)と戦略的パートナーシップ協定を締結しました

大阪大学は、オランダのデルフト工科大学と2023年6月7日付で戦略的パートナーシップ協定を締結いたしました。

大阪大学は、特に量子情報科学技術分野においてこれまでデルフト工科大学と連携関係を築いております。今後もそれをより発展させること、及びより幅広い分野での連携を目指すことで、この度合意に至りました。

戦略的パートナーシップの締結により、さらなる研究の促進と活発な学生交流が期待されます。



● ストラスブール大学より学長、副学長が来訪されました(2023年4月24日、28日)

2023年度
左より:久保教授(理学研究科)、能町教授(グローバルイニシアティブ機構)、田中学理事・副学長、山本理事・副学長、西尾総長、President Deneken、Director Forté、Chairman Nakatani

2023年4月28日(金)、ミシェル・デネケン学長をはじめとするストラスブール大学の代表者が、西尾総長、田中学理事・副学長、山本理事・副学長を表敬訪問されました。本学からは、大学院理学研究科の久保教授、グローバルイニシアティブ機構の能町特任教授が同席しました。

両学長のご懇談では、西尾総長より2019年のストラスブール大学訪問と、その後の学術交流協定15周年記念シンポジウムを振り返り、これまでの連携に感謝の意を表され、すでに学術交流が行われている科学分野以外にも連携を拡大したい意向を示しました。

2023年度

2023年度
総長表敬訪問の様子

2023年度
IFReCでの懇談


総長表敬訪問に先立ち、4月24日、Rémi Barillon副学長、 Michéle Forté所長(Director of the France-Japan University House)、Yoichi Nakatani教授(Chairman of Japan Committee)が、免疫学フロンティア研究センター(IFReC)を見学され、竹田潔教授(センター長)、高木昭彦特任教授(事務局長)を訪問されました。ご懇談では、今後のストラスブール大学と本学との連携の可能性について積極的な意見交換が交わされました。



2023年度
表敬訪問の様子

また、Barillon副学長は、IFReC訪問後、田中学理事・副学長、山本ベバリー理事・副学長、林高史教授(工学研究科)、大林小織准教授(グローバルイニシアティブ機構)を表敬訪問されました。

二日間にわたる今回のご会談により、両大学の学術交流がさらに発展することが期待されます。

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