新学事暦(4学期制)
平成29年4月から全学生を対象に「4学期制」 を導入します。
4学期制とは・・・1年間を4つの学期に区分し、1学期あたり8週の授業実施期間を設ける制度です。大阪大学は、平成29年4月より、2学期制から、4学期制へ移行します。
【学期の区分及び名称】 平成29年4月より学期の区分及び名称が次のとおりになります。 ・春学期:4月1日~6月中旬 ・夏学期:6月中旬~9月30日 ・秋学期:10月1日~12月初旬 ・冬学期:12月初旬~3月31日 (※春学期、秋学期の終期及び夏学期、冬学期の始期は年度ごとに定めます。) |
【授業科目の分類及び名称】 平成29年4月より、本学において開設する授業科目については、開講する期間により次のとおり分類します。 ・学期の区分ごとに開講する授業科目 : ターム科目「春学期」「夏学期」「秋学期」「冬学期」 ・春学期から夏学期 又は 秋学期から冬学期の区分ごとに開講する授業科目 : セメスター科目「春~夏学期」「秋~冬学期」 ・春学期から冬学期にわたり開講する授業科目 : 通年科目 ・その他、部局により上記以外の分類で開講する科目 |
1.4学期制の導入で変わること
(1)ターム科目の導入
従来の半分の期間(8週間)で実施・完結する「ターム科目」が新たに開講されます。
・1単位の場合 1回/週×8週(試験を含む)
・2単位の場合 2回/週×8週(試験を含む)
(2)履修登録等の手続き
以下の①~⑧のとおり履修登録等の手続きを行います。
<1年を通した手続きのイメージ>
手続きの時期 |
登録等の
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登録等の内容 |
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① |
3月下旬 ~4月中旬 |
春学期及び夏学期 履修登録 |
春学期及び夏学期に開講されるターム科目及びセメスター科目の履修登録を行う。 通年科目の履修登録を行う。 |
② |
4月下旬 |
春学期 履修取消 |
春学期に開講されるターム科目の履修取消を行う。 春~夏学期に開講されるセメスター科目の履修取消を行う。 通年科目の履修取消を行う。 |
③ |
6月中旬 |
夏学期 変更登録 |
夏学期に開講されるターム科目の追加登録・削除を行う。(※追加登録は受講定員に空きがある科目のみ) |
④ |
6月下旬 |
夏学期 履修取消 |
夏学期に開講されるターム科目の履修取消を行う。 |
⑤ |
9月下旬 ~10月中旬 |
秋学期及び冬学期 履修登録 |
秋学期及び冬学期に開講されるターム科目及びセメスター科目の履修登録を行う。 |
⑥ |
10月中旬 |
秋学期 履修取消 |
秋学期に開講されるターム科目の履修取消を行う。 秋~冬学期に開講されるセメスター科目の履修取消を行う。 |
⑦ |
12月初旬 |
冬学期 変更登録 |
冬学期に開講されるターム科目の追加登録・削除を行う。(※追加登録は受講定員に空きがある科目のみ) |
⑧ |
12月中旬 |
冬学期 履修取消 |
冬学期に開講されるターム科目の履修取消を行う。 |
※ 履修登録等の時期は、所属部局・授業開講部局において異なりますので、各自確認のうえ手続きを行ってください。
※ 授業開講期間終了後、単位認定と成績発表を行います。(単位認定後、成績証明書に単位修得状況が反映されます。)成績発表日は授業開講部局において異なりますので、各自確認してください。
(3)4学期制の導入により、“変わる”ことが期待されること
① 集中的に学ぶ機会が増える
ターム科目のうち、週2回開講する科目では、集中的に学ぶことができるため、学習内容が定着しやすくなります。
② 柔軟な履修計画が可能になる
履修登録の機会が2回から4回(変更期間を含む)になることで、履修の選択肢が広がり、履修計画の柔軟な組立てが可能になります。
③ 留学のチャンスが広がる
学期と休業期間を組み合わせるなど工夫調整することで、サマースクールや短期留学などへの参加がしやすくなります。
④ 帰国後の履修がスムーズになる
各学期が終了するまでのタイミングで帰国すれば、次学期からの履修が可能になり、期間をあけずに授業を受けることが可能になります。
⑤ インターンシップやボランティア活動などに参加しやすくなる
学期と休業期間を組み合わせるなど工夫調整することで、インターンシップやボランティア活動といった自主的な学修の選択肢が広がります。
2.4学期制導入後も変わらないこと
(1)セメスター科目及び通年科目の開講
従来の2学期制で開講されていたセメスター科目及び通年科目の授業も引き続き開講されます。
・セメスター科目(半年単位の科目)・・・1回/週×16週(試験を含む)
・通年科目(通年単位の科目)・・・・・・1回/週×31週(試験を含む)
(2)授業時間
1時限あたりの授業時間は現行どおり90分とします。
(3)授業料の納入
1年を2期(前期<春学期・夏学期>/後期<秋学期・冬学期>)に区分して納入します。
※なお、休学や退学時の授業料の取扱いについては、前期は4月まで、後期は10月までに申請のうえ許可される場合は、許可内容により、その期に属する授業料が全額又は一部免除されます。ただし、前期は5月以降、後期は11月以降に休学や退学の申請をする場合は、その期に属する授業料を全額納めておくことが必要です。
(4)授業料免除(収納猶予・分納)申請の取扱い
申請時期も含め、従来どおり、前期分(春学期・夏学期)及び後期分(秋学期・冬学期)の2回実施します。
3.4学期制導入に関するQ&A <平成28年11月24日現在>
※Q&Aは随時更新します。
■ 全般的な内容について
1)なぜ4学期制を導入するのですか?
大阪大学は、社会からの期待に応え、グローバルに通用する人材を育成する教育を実現するための制度改革の一環として、学生の主体的な学びを促進するとともに、多様な学修体験の機会を確保できるよう学事暦を「柔軟化」し、4学期制を導入することとしました。
平成29年度は、主に仕組みの構築と定着を主眼とすることになりますが、今後、各学部・研究科の教育の特性に応じたカリキュラムの改革が進むことにより、または個々の学生の主体的な学修の姿勢や学修計画により、導入のメリットが発揮されるものと考えています。
2)土日祝日に授業は行うのですか?
原則土日祝日の授業開講は行いませんが、 土曜日の教職科目は、現行どおり開講(※)します。また、各学部・研究科の学年暦の運用により、補講及び集中講義等を開講する場合もあります。
(※)開講する科目は変わることがあります。
3)大学祭(いちょう祭、まちかね祭)はこれまでどおり開催されますか?
例年どおりの開催を予定しています。
■ 科目の履修方法について
1)ターム科目はどのくらいの数が導入されるのですか?
平成29年度のターム科目導入予定数は、学部・大学院を合わせて約180科目です(平成28年9月末日現在)。今後、各学部・研究科のカリキュラムの方針に沿って導入科目数が決まることになります。
2)ターム科目は、全く新しい科目が新設されるのでしょうか。
ターム科目については、新しい科目が置かれる場合や、既に開講している科目(半年単位で実施する2単位科目)を半分にして8週間で1単位又は、1週間に2回実施して8週間で2単位として完結する場合もあります。
なお、新しい科目が置かれる場合、平成29年度以前の入学者は、入・進学時に提示されたカリキュラムが引き続き適用されますので、各学部・研究科が設定する「科目の読み替え(※)」を基に履修することになる場合があります。
(※)読み替えにより、新しく設置される「A」という科目の履修が、現在のカリキュラムの「a」の科目の履修として取り扱われます。
3)ターム科目で週2回の授業の場合、どのような形で実施されますか?
週2回の授業を実施する方法としては、1日に2回連続で実施、または、曜日をペア(月・木等)にして、1日1回週2回で実施します。
4)夏学期と冬学期の変更登録では、抽選科目も登録できますか?
全学共通教育科目等の抽選科目は、変更登録の対象としません(抽選後、受講定員に空きがある科目を除く)。
その他、授業開講部局により変更登録の対象とならない科目が設定されている場合がありますので、KOANや授業開講部局の教務担当係で確認してください。
5)平成29年度の教職課程はどのように開講されますか?
平成29年度の全学教育推進機構で開講される「教職に関する科目」、「教科または教職に関する科目」は、平成28年度までと同様に、セメスター科目(週1回×15週)として開講する予定です。
「教科に関する科目」及び「教職に関する科目」の「各教科教育法」については、授業を開講する学部で確認してください。
■ 試験について
1)期末試験の日程はどうなりますか?
期末試験については、ターム科目とセメスター科目で実施時期が異なり、それぞれ期間を設定します。なお、試験実施の有無や試験日程については、各授業担当教員、KOAN等で確認してください。
■ 授業の欠席について
1)教育実習等で授業を2~3週間欠席する予定です。ターム科目の場合、実習期間を通して授業を欠席すると、出席回数が足りなくなりそうですが、どうしたらよいですか?
教育実習や介護等体験については、授業担当教員に一定の配慮をお願いするための「欠席届」を用意していますので、必要事項を記入し、担当教員に提出してください。
ただし、授業の性質や欠席回数によっては、欠席について配慮を受けた上でも、単位修得が難しい可能性があります。卒業に必要な単位はもちろんですが、教職課程を履修する人は、低年次から計画的に履修してください。
2)課外活動の公式戦等で授業を欠席した場合、やむを得ない事情として配慮してもらえますか?
従来どおり、正課(授業)が優先であり、やむを得ない事情には該当しません。
■ 留学について
1)夏学期の期間を利用して留学したいと考えています。助成(奨学金)制度について教えてください。
現在の奨学金の募集情報については以下のHPで確認してください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/international/outbound/scholarship
2)夏学期の期間を利用して留学や海外インターンシップに参加したいと考えています。どこに問い合わせれば情報が得られますか。
国際教育交流センターでは教員及び留学経験者による留学相談を実施しています。
また、国際学生交流課や指導教員、各学部・研究科の教務担当係でも相談を受け付けていますので、ぜひ活用してください。
(参考)
国際教育交流センターHP(海外留学派遣)
http://ciee.osaka-u.ac.jp/outgoing_student_support/
海外留学制度
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/international/outbound/ex_students.html
海外留学にチャレンジしよう
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/international/outbound/files/studyabroad.pamphlet.pdf
阪大生のための海外留学ガイドブック
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/international/outbound/files/ryugakuguidebook.pdf
3)夏学期に3ヶ月間の留学を考えています。休学をする予定はないのですが、大学への手続きは必要ですか?また、留学先で取得した単位の取り扱いはどうなりますか?
海外渡航の際に必要な手続きがありますので、所属学部・研究科の教務担当係に申し出て、必要な手続きについて確認してください。
交流協定に基づかない留学の場合には、原則として、留学先での修得単位を本学の単位として認定することができませんが、所属学部・研究科によっては認定する場合もありますので、詳細は所属学部・研究科の教務担当係及び指導教員等に確認してください。
■ 休学について
1)休学の手続きはどうなりますか?
休学の手続きに変更はありません。病気・その他やむを得ない理由で3ヶ月以上休学する必要がある場合は、授業料納入に影響するため、可能な限り、前期<春学期・夏学期>は2月までに、後期<秋学期・冬学期>は8月までに、所属学部・研究科の教務担当係もしくはクラス担任等に相談のうえ、所定の手続きを行ってください。
2)休学期間が満了して復学する場合はどうなりますか?
取扱いは現行どおりです。所属学部・研究科の教務担当係もしくはクラス担任等に相談のうえ、所定の手続きを行ってください。
3)休学期間中に復学する場合はどうなりますか?
取扱いは現行どおりです。所属学部・研究科の教務担当係もしくはクラス担任等に相談のうえ、所定の手続きを行ってください。なお、復学した場合は、復学した月から当初の休学許可期間の最終月までの授業料の納入が必要となります。
■ 卒業・修了について
1)学部4年次で留年している場合、春学期で卒業の要件を満たすと、9月まで待たずに卒業できるのですか?また、9月以前に卒業できる場合、授業料の取扱いはどうなりますか?
卒業(修了)の要件を満たせば、学期の区分に従い、必要な手続きを経た上で、卒業(修了)することが可能です。
9月又は3月以外のタイミング(春学期又は秋学期)で卒業(修了)する際の授業料については、授業料(年額)の12分の1に相当する額に、在籍する月数分を乗じた金額を納入することになりますので、所属学部・研究科の教務担当係によく相談の上、手続きを進めるようにしてください。
■ 教科書の購入について
1)ターム科目の教科書は、いつ頃販売されますか?
セメスター科目の販売と同時期になります。春学期、夏学期のターム科目は春学期の開始前にまとめて、秋学期、冬学期のターム科目は秋学期の開始前にまとめて販売する予定です。
【問い合わせ先】
■4学期制の制度に関すること
教育・学生支援部教育企画課教育企画係
メールアドレス gakusei-kikaku-kikaku[at]office.osaka-u.ac.jp
※[at] の部分は、[@]に変更してお送りください。
■履修登録等の手続きに関すること
全学共通教育科目・・・全学教育推進機構等事務部教務係
専門教育科目・・・各学部・研究科教務担当係