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【ノーベル日記Day1】坂口志文先生がノーベル賞授賞式に向け出発しました
2025年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった坂口志文特別栄誉教授が本日、スウェーデンのストックホルムで開かれる授賞式に出席するため、伊丹空港から出発しました。
出発に先立ち、伊丹空港内で囲み取材が行われました。
取材の冒頭で坂口先生は、出発を前にした現在の心境について、「受賞が決まってからは忙しく、ようやくここまで来ました。スウェーデンでは共同受賞者やその他の受賞者とお会いすることが楽しみです」と述べました。
授賞式や記念講演などが続く「ノーベルウィーク」について問われると、「ノーベルウィークの1週間、盛りだくさんの行事をできるだけ楽しんでいきたいと思います」 と笑顔で語りました。
また、受賞理由となった「制御性T細胞」に関する研究内容を世界に発信するノーベル・レクチャー(受賞記念講演)については「これまでの研究の流れと、将来、病気の治療や予防にいかに制御性T細胞を生かすことができるか展望を話したいと思います」 と意気込みを述べました。
その他、報道記者との質疑応答では、ノーベルウィークの準備は万端ですか、といった記者の質問に対し、「これまで準備してきた講演のためのスライドを元に、話す内容を頭の中に叩き込みたいと思っています」と回答したり、 11月19日の本学外国語学部スウェーデン語専攻の学生・教員との交流について、「スウェーデンの知識を今回の授賞式に向けて事前に得られたことは大変ありがたく思っています」といったやり取りがあったりなど、和やかな雰囲気で進みました。
坂口先生は、多くの関係者や報道陣に見送られながら栄光の地ストックホルムへと旅立ちました。現地到着後、いよいよノーベルウィークが始まります。
Copyright © Nobel Prize Outreach 2016. Photo: Pi Frisk.
【ノーベル日記】はノーベルウィーク期間中とその前後の坂口先生の様子をお届けいたします。今後の更新もお楽しみに!
→【ノーベル日記Day2】は こちら