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【科学技術週間】あべ俊子文部科学大臣が大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)を来訪されました
2025年4月12日(土)、令和7年度科学技術週間における学習資料『一家に1枚 量子と量子技術~量子コンピュータまでの100年!~』の公表に際して、あべ 俊子(あべ としこ)文部科学大臣が大阪大学量子情報・量子生命研究センター(以下、QIQB)を来訪されました。今回の視察は、量子分野における人材育成の推進と、教育・研究開発に関する現場理解を目的としたものです。
当日は、熊ノ郷 淳 総長と尾上 孝雄 理事・副学長、井上 惠嗣 理事・副学長、北川 勝浩 QIQBセンター長・特任教授(常勤)、山本 俊 同副センター長・大学院基礎工学研究科教授、根耒 誠 同副センター長・教授らの案内のもと、QIQBでの研究・教育活動について説明を受けられました。また、QIQB教職員との意見交換の場では、若手人材の育成や共同研究の促進、グローバル連携を充実するための施策について活発な議論が行われました。
さらに、量子コンピュータ(国産3号機、純国産機)の実機見学では、量子コンピュータへのアクセス・操作が行われ、「量子もつれ状態」を実際に体感いただきました。
今回公表された「一家に1枚」は、当センターが企画・監修に携わり、山本 俊 副センター長・教授が監修代表を務めました。量子力学の基礎理論が誕生してからちょうど100年という節目を迎えた「量子」をテーマに、量子の性質やこれまでの発展の歴史、量子コンピュータ、量子通信、量子センサなどの「量子技術」について紹介しています。
このような貴重な機会を通じて、QIQBの取り組みがより多くの方々に理解されることを期待しています。
【「一家に1枚」監修代表 山本 俊 QIQB副センター長・大学院基礎工学研究科教授のコメント】
今回の「一家に1枚」は、量子技術の100年の発展を振り返り、これからの100年を感じられるようにたくさんの方々と協力して企画・監修してきました。量子力学の最大の不思議の一つである「量子もつれ」を実験で確かめることができ、量子コンピュータや量子通信、量子センサなどの量子技術が誕生し、さらに実際に装置となって使うことができる時代になっています。今後、大きく期待される量子技術の歴史を楽しんでいただけると思います。
意見交換の様子
量子コンピュータ「3号機」「純国産機」実機見学の様子
量子コンピュータ実機へのアクセス・操作の様子
「一家に1枚」ポスターを取り囲んで記念撮影
<関連リンク>
・文部科学省 「一家に1枚 量子と量子技術~量子コンピュータまでの100年!~」特設サイト
https://q-portal.riken.jp/poster-quantum/
・科学技術週間ウェブサイト
https://www.mext.go.jp/stw/
・あべ文部科学大臣記者会見(令和7年4月15日):文部科学省
https://www.youtube.com/watch?v=o-Ya_V5pMyI
・大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)公式ウェブサイト
https://qiqb.osaka-u.ac.jp/
・大阪大学シンポジウム、量子情報・量子生命研究センター(QIQB)シンポジウム「量子コンピューティングが拓く未来 ―量子コンピューティングが解くべき課題とは―」
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2025/01/24001
・大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)が企画・監修した『一家に1枚 量子と量子技術~量子コンピュータまでの100年!~』が公表されました
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2025/04/01003
・大阪大学広報誌『あなたと量子~“新鋭”のスペシャリテ~』
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/feature/specialite_002n