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Future Global Leaders Camp 2024 “これ以上ない成長を。世界と向き合う三日間” を開催しました
2024年8月18日から20日までの3日間、大阪大学国際公共政策研究科主催、大阪大学社会ソリューションイニシアティブいのち会議共催のFuture Global Leaders Camp 2024を開催しました。
今年は36名の高校生が、2030年を達成の年限とする持続可能な開発目標 (SDGs)を念頭に、それ以降の社会の目指すべき姿も見据えながら、講義・グループワークを通じて、課題を発見し、研究・発表の方法を学び、課題に対する解決策を考える手法を学びました。
本イベントは、大阪大学公認学生団体Flagship所属メンバーの大学生により運営されており、大学生自身がプログラムの詳細に関する企画・立案・準備を行い、当日のスケジュール管理・発表の司会・グループワークのファシリテーターの役も務めています。
1日目には、大阪大学人文学研究科外国学専攻の菅原由美教授に、「イスラーム世界の多様性:インドネシアの若者とイスラーム」に関する特別講演を行っていただき、イスラーム世界の共通項と多様性について学びました。
その後高校生は、各6名で構成される計6グループに分かれ、大学生のファシリテートを受けながら課題の発見や議論の整理を進め、研究活動を行いました。
高校生が発表題目として設定したものには、「日本における技能実習生の労働環境改善について」、「マラウィの教員の質を向上させるために」、「スラム街の貧困において有効な教育形態」、「地域防災コミュニティ」、「SDGs弁当の販売」、「通信教育 進学支援システム」といった幅広い社会課題を含めるものでした。
2日目の中間発表では、審査員の先生方からフィードバックを受け、その内容を踏まえながら更にグループで研究内容を改善し、3日目午後の最終発表に臨みました。
3日目のグループワークでは、高校生たちはフィードバックをもとに活発に議論を行いながら、限られた時間内で研究成果を報告するために、戦略的に研究・発表準備を進める様子も見られました。
最終発表後には、トヨタ自動車株式会社Chief Sustainability Officerの大塚友美様より特別講演を行っていただき、リーダーシップについてディスカッションを踏まえながら学び、利他の心、ほかのだれかのためにというリーダーに備わる要素に関して講演していただきました。
最終日の最後イベントであるの審査結果発表では、「スラム街の貧困において有効な教育形態」の研究発表を行ったグループが金賞を受賞し、「通信教育 進学支援システム」の研究発表を行ったグループが銀賞を受賞し、審査員の先生方から講評をいただきました。
最後に、国際公共政策研究科の中嶋研究科長よりご総評を受け、幕を閉じました。