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大阪大学シンポジウム・感染症総合教育研究拠点シンポジウム 「私たちのくらしとワクチン」を開催しました
2023.1.18 Wed
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大阪大学シンポジウム・感染症総合教育研究拠点シンポジウム 「私たちのくらしとワクチン」を開催しました

2023年1月7日(土)、グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で、大阪大学シンポジウム・感染症総合教育研究拠点シンポジウム「私たちのくらしとワクチン」を開催しました。感染症研究をテーマに同会議場で開催するのは今回で3回目となります。今回もハイブリッド形式とし、約600名(現地約200名、WEB約400名)の方々が参加・視聴してくださいました。

大阪大学シンポジウム・感染症総合教育研究拠点シンポジウム 「私たちのくらしとワクチン」を開催しました
開会挨拶を行う西尾章治郎総長

開会挨拶として、西尾章治郎総長が「現在及び将来の感染症の脅威に対抗するため、阪大では研究・教育とともに、市民リテラシー向上に資する科学情報発信、政策提言にも努めています。本日は、市民の皆様と直接対話できる貴重な場であり、皆様のこれからの暮らしについて大学と一緒に考える機会となることを願っています」と述べました。続いて、米国のバーニー・グラハム・モアハウス大学シニアアドバイザーから、来賓としてビデオメッセージを寄せていただきました。

大阪大学シンポジウム・感染症総合教育研究拠点シンポジウム 「私たちのくらしとワクチン」を開催しました
バーニー・グラハムシニアアドバイザーからのビデオメッセージ

第1部では、松浦善治・CiDER拠点長が座長を務め、岡部信彦・川崎市健康安全研究所長・新型コロナウイルス感染症対策分科会委員が「これまでの新型コロナウイルス感染症対策について」、宮坂昌之・大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授が「感染症ワクチンの効用と改善点」と題してそれぞれご講演くださいました。米国エモリー大学ロリンス公衆衛生大学院疫学者の塩田佳代子先生はWEB出演で「ワクチンの効果評価~何人の人が病気にならずに済んだのか?~」についてお話しくださいました。

第2部のパネルディスカッションでは、「どうするワクチン接種??」をテーマに、まず、忽那賢志・医学系研究科感染制御学教授が「新型コロナウイルスワクチンのこれから」、佐々木周作・CiDER特任准教授(常勤)が「新型コロナウイルスワクチンに人々はどう対応したか」、八木麻未・医学系研究科産科学婦人科学特任助教(常勤)が「HPVワクチン接種の影響」、大竹文雄・CiDER特任教授(常勤)が「中高年男性と風疹抗体検査・ワクチン接種」と題し、それぞれショートレクチャーを行いました。続いて大竹特任教授(常勤)がファシリテーターを務め、総合司会の西靖・毎日放送アナウンサーも加わった計5人で、新型コロナはもちろんのこと、子宮頸がん、風疹など幅広い分野にわたり、医学や行動経済学の多角的な視点から議論が広げられました。

大阪大学シンポジウム・感染症総合教育研究拠点シンポジウム 「私たちのくらしとワクチン」を開催しました
第2部:パネルディスカッションの様子

会場の参加者や高校生からも「新型コロナの感染が拡大すれば、再び自粛が強いられるのですか」「アレルギーを持つためワクチン接種をできない人は、どうすればいいのですか」など積極的に質問も出されました。
最後に、金田安史統括理事が閉会挨拶を行い、幕を閉じました。


なお、当日のシンポジウム「私たちのくらしとワクチン」の内容について、2月17日(金)までの期間限定でアーカイブ配信をしております。ぜひ、ご視聴ください。
【視聴URL】
https://www.cider.osaka-u.ac.jp/news/research20230107_02.html

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