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令和元年度司馬遼太郎記念学術講演会を開催しました
2019.11.1 Fri
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令和元年度司馬遼太郎記念学術講演会を開催しました

10月25日(金)、「大阪大学司馬遼太郎記念学術講演会」を豊中キャンパスの大阪大学会館 講堂で開催しました。

この講演会は、国民的作家で、大阪外国語大学(現大阪大学)出身の作家  司馬遼太郎先生の業績を偲び毎年開催しているもので、今年で第22回目の開催となりました。今回は、「戦国のサムライ」をテーマとして開催し、約250名の方にご参加いただきました。

講演会は、司馬先生の作品「国盗り物語」の朗読で始まり、続いて主催者を代表して、西尾章治郎総長が今回のテーマを踏まえ挨拶しました。

(主催者挨拶をする西尾 章治郎総長)

続く第1部は、本学学生による、司馬作品に限った書評合戦(ビブリオバトル)を行いました。今回紹介する本は、テーマを「戦国の侍」とし、「夏草の賦」や「城をとる話」等、戦国時代に関連する小説を対象としました。予選を経て選抜された石井天晴さん、小城英暉さん、相川大知さん、今坂朋彦さん、吉澤林助さんの5名により、熱のこもった司馬作品の紹介と質疑応答が行われ、会場の約250名の聴衆により、「どの本が一番読みたくなったか」を基準に投票を行いました。

(第1部 ビブリオバトルの様子)


第2部には、小説家の安部 龍太郎先生をお迎えし「大航海時代と織田信長」のタイトルで講演をいただきました。講演では日本の戦国時代を捉える上で、大航海時代という視点でみることの重要性について説明がありました。特に鉄砲の伝来、南蛮貿易の開始、キリスト教の布教が戦国時代を加速させたことについての考察が行われ、聴衆も興味深く聞き入りました。

(第2部 講演をする安部龍太郎先生)

最後に、ビブリオバトルの投票結果発表があり、チャンプ本には文学部4年、吉澤林助さんが紹介した「けろりの道頓」が、準チャンプ本には経済学部1年、石井 天晴さんが紹介した「夏草の賦」が選ばれました。表彰式では、西尾総長から表彰状の盾が、大水勇咲耶会会長から副賞が授与されました。

(西尾総長から表彰状の盾を受け取る準チャンプ本紹介者 石井天晴さん)

(大水咲耶会会長から副賞を受け取るチャンプ本紹介者  吉澤林助さん)

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