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西尾総長からのメッセージ
2018.6.26 Tue
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西尾総長からのメッセージ

大阪北部地震の発生から1週間が経過しました。

この間、本学に対し、国内外の教育研究機関等各方面からお見舞いと励ましの心温まるメッセージを頂戴いたしました。

この場をお借りし、改めて御礼申し上げます。

日が経つにつれ、確認された学生・教職員の負傷者数が増えるとともに、大学の建物や設備についても被害が拡大していることが明らかになり、一部実験施設については、まだ使用ができない状況で、現在安全確認の調査を急いでいるところであります。

また、本学の学生・教職員、とりわけ留学生については、余震の続く中、異国の地において不安にかられる者も多数おりましたが、各自治体の避難所が快く受け入れてくださり、献身的なケアを賜りました。お世話をいただきました箕面市、吹田市、茨木市、豊中市等の周辺自治体の関係者をはじめ、国際交流協会や地域ボランティアの方々に対しましても心より御礼申し上げます。

まだまだ余震の可能性が拭いきれない状況ではありますが、お陰様で一部の授業を除き、ほぼ平常通りの授業を再開いたしました。

本学のモットーは「地域に生き世界に伸びる」です。

私たちは、今回のような災害に見舞われたときに、被災された地域の人びとの状況に思いを馳せ、今、我々一人ひとりが被災者の方に何ができるかを考え、着実に取り組みたいと考えております。

そして、今回の経験を踏まえ、今後は、学生・教職員はもとより被災者に対する支援や救援に迅速かつ効果的に対応できる体制の構築に努力して参ります。

最後になりましたが、今回の地震により被災された皆様に対し心からお見舞いを申し上げます。

大阪大学総長 西尾 章治郎

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