StoryZ

阪大生にも、研究者にも、卒業生にも誰しも必ずある“物語”
その一小節があつまると大阪大学という壮大なドキュメンタリーを生み出します。
それぞれのStoryをお楽しみください。


カラフルスクリーム (右下がかれんさん)

15歳からアイドルの道へ。今年はついにメジャーデビュー!

アイドルグループ「カラフルスクリーム」として、今年メジャーデビューされたそうですね。おめでとうございます!

ありがとうございます!いつかメジャーデビューしたいと思っていたはずなんですけど、あまり現実的に考えたことがなかったので、決まったときはびっくりしました。最初は「どうなるんだろう」と不安もありましたが、デビューすると聞いて家族がすごく喜んでくれて。他のメンバーのみんなも、親やおじいちゃんおばあちゃんが喜んでくれているみたいです。「もっと広く知られる存在になりたい」っていう気持ちはずっとあったので、うれしいし幸せですね。

-カラフルスクリームはどんなグループなのか、改めて教えてもらえますか?

カラフルスクリームは、関西を中心に活動している8人組のアイドルグループです。カラフルという名前の通り、いろんな曲があって、ライブで一緒に踊って盛り上がる曲もあれば、しっとり心に沁みるような曲もあります。メンバーも個性豊かで、みんな関西の子なので面白いし、優しくてかわいくていい子たち。それぞれメンバーカラーがあって、私は白色を担当しています。

-かれんさんはいつからアイドル活動を始めたんですか?

カラフルスクリームはデビューが2017年で、今9年目のグループです。私は2020年12月に正規メンバーになって、もうすぐ丸5年になります。15歳のときに研修生として加入して、今年21歳になるので、人生の4分の1はアイドルですね!


歌とダンスが大好き。人前に立つ仕事に憧れて、オーディションへ。

-アイドルを目指したきっかけは?

実は小学生までは人前に出るのが苦手なタイプだったんです。でも、6年生のときに修学旅行の実行委員に立候補したのがきっかけで、中学校に入ってからもリーダー的な役割をする機会が多くなって。自分の姿でみんなを鼓舞できるところに魅力を感じて、人前に立つことがだんだん好きになっていきました。あと、小学校では合唱団に入っていて歌が好きだったのと、中学校ではダンス部に入って踊りも好きになったので、何か人前に立つことがしたいと思うようになりました。

-それでアイドルのオーディションを受けたんですね。

はい。「アイドルグループってかっこいいなぁ」と思って、軽い気持ちで応募しました(笑)。中学校は芸能活動が禁止されている学校だったんですけど、高校はOKだったので。自宅も高校も大阪だから、大阪で活動しているグループはあるかなと思って調べていたら、カラフルスクリームに出会って。『きみと青空』という曲のミュージックビデオを見てすごく好きになって、このグループに入りたいと思いました。

―『きみと青空』、前向きな歌詞が素敵ですね。

めっちゃいい曲なんですよ!私はお風呂でずっと聴いていました。今では自分たちの曲として、ステージでメンバーと一緒に歌っています。


きみと青空/カラフルスクリーム(Official Video)

アイドル活動を休止して受験に専念し、第一志望に見事合格。

-高校生からアイドル活動を始めて、大学受験のときはお休みされたんですか?

そうです。高校3年生の11月から2月まで、約4ヶ月間は活動を休止して受験勉強に専念しました。3月1日に復帰して、その10日後くらいに合格発表があったので、「もし落ちていたらどうしよう」とドキドキしていました(笑)。

-高3の11月というと、もう受験の直前ですよね。たった4ヶ月で阪大に合格したとは……!

一応、高3になる直前から、塾に行き始めたんですよ。でもアイドル活動が忙しくて、あんまり通えなくて。勉強すると言っても、すきま時間にスマホで英単語を覚えるくらいでした。あとは、10月からは毎週のレッスンを隔週にしてもらうなど、少しずつ勉強時間は増やすようにしていました。事務所の方たちにはいろいろと配慮していただいて感謝しています。

-阪大を目指したのはどうしてですか?

阪大を受験しようと思ったきっかけは、周りの影響が大きかったですね。模試を受けるとき、志望校を書かないといけなくて、私はまだ何も決めていなかったんですけど、同じ高校の子たちは阪大志望の子が多かったので、じゃあ私もとりあえず、という感じで。初めての模試ではE判定で、全然ダメだったんですけど(笑)。でも、大学選びの本などで調べてみるうちに、阪大のグローバルな学びに魅力を感じて、本気で目指してみようと思いました。

アイドルと学生の二足のわらじ。理想とのギャップに悩むことも。

―現役阪大生アイドルとして活動しているかれんさんですが、普段はどんなスケジュールで過ごしていますか?

ライブは平均で1ヶ月に25回くらいで、多いときには30回の月もあります。土日は1日2回ずつライブがあって、平日は週に2~3回くらいですね。最近は東京に行ったり取材を受けたりする機会も増えました。

―なかなかのハードスケジュールですね!本番の他に、練習やリハーサルなどもありますよね?

はい。ボイストレーニングとダンスのレッスンが、毎週それぞれ3時間ずつあります。ただ、今年は授業の数が多くて、スケジュール調整が難しくて。授業の空きコマと昼休みをレッスン時間に充てているんですけど、どうしても間に合わないときは、少し遅れて参加したり、早めに抜けたりする場合もあります。グループの中で大学生は私一人なので、私の時間割に合わせてスケジュールを組んでもらっていて申し訳ないのですが……事務所の方もメンバーも協力してくれてとても助かっています。

―それでも学生生活をしながらアイドル活動をするのは大変じゃないですか?

そうですね。体力的には大変だなと感じるときもあります。ライブや撮影のために東京に行って、その日の終電に間に合わなかったら、翌日の朝に新幹線で大学に行くこともよくあって。そんなときはとにかく眠すぎて(笑)。自分としてはアイドル活動を言い訳にはしたくないんです。でもやっぱり眠い。SNS上では「しんどいです」とは書かないので、ファンの人たちは「いつも頑張っていてえらいね」と言ってくださるんですけど、そんなに完璧にはできていないことは自分が一番わかっているから、理想と現実のギャップを感じてしまいます。


―アイドルはキラキラした姿を見せないといけないけど、実際はギャップに悩むこともあるんですね。他にもアイドルならではの大変さを感じることはありますか?

やっぱりグループで活動していると、いろんな子がいて、ときにはぶつかる場面もあります。特にワンマンライブのときは、ライブをもっと良くしたいとみんなが思っているので、「振付がちょっと違うんじゃない?」「こっちのほうが良いと思うな」と意見が飛び交って、ちょっとピリピリした空気になるシーンも。でも、みんな目指していること、達成したいことは一緒だから、最終的にはちゃんとまとまるんです。


ライブの様子

―それだけ皆さんがアイドルに真剣に向き合っているということですね。

大変なときも支えてくれるのは、家族と友達の存在。

―アイドル活動をしていて大変さを感じるときは、どうやって乗り越えていますか?

同じクラスの友達は私のSNSを見てくれていて、「かれん、昨日は東京に行ってたんやろ?」と気遣って声を掛けてくれるんです。友達もサークルなどで忙しくしているので、お互いに疲れているときは、お昼休みに空き教室で一緒にちょっとだけ仮眠を取ることもあります。大学で友達と話すだけでも、気持ちが楽になりますね。それから、お母さんとお父さんに話を聞いてもらうことも多いです。「しんどいときは休んでもいいんだよ」と言って見守ってくれているので、いつも心の支えになっています。

―ご家族も応援してくれているんですね。かれんさんがアイドルになると言ったときも、特に反対はされなかった?

実はオーディションを受けるときは、家族に秘密にしていたんです。なんとなく恥ずかしかったし、落ちていたら嫌だから言いたくなくて。ほぼ合格が決まった段階で、家族に話しました。後戻りできないところまで行ってから話すっていうのが、私の悪いクセなんですけど。でも話してみたら、お母さんもお父さんも「やりたいんだったら良いんじゃない」と背中を押してくれました。

―ご家族も大学のお友達も、かれんさんを支えてくれる大切な存在なんですね。

本当にありがたい環境だなと思います。お父さんは私のSNSをフォローして通知設定しているので、私が何か投稿するたびに家族のグループLINEでツッコミを入れてくれるんですよ(笑)。お父さんもお母さんも応援してくれているんだなといつも感じるので、「何かあっても大丈夫」という安心した気持ちでいられます。

■かれんさん
埼玉県生まれ、大阪育ち。「あなたのココロに彩りを!」のキャッチコピーで関西を中心に活動する8人組アイドルグループ「カラフルスクリーム」(通称:カラスク)の最年少メンバー。2020年8月に研修生として加入し、同年12月に正規メンバーに昇格。2025年6月にシングル『クロネッカーの青春の彩り』でメジャーデビューを果たした。高校3年生のときには、約4か月間アイドル活動を休止して受験勉強に専念。無事合格して2023年4月に大阪大学に入学し、現役阪大生アイドルとして活動中。

本記事は、2025年10月公開のマイハンダイアプリ「まちかねっ!」より転載したものです。

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