参加学生の声(OUICP-S) 大阪大学ASEANキャンパス・SDGsフィールドスタディ バンブー:フィリピン

参加学生の声(OUICP-S) 大阪大学ASEANキャンパス・SDGsフィールドスタディ バンブー:フィリピン
工学研究科 博士前期課程環境エネルギー工学専攻 伊藤和一朗 さん 2024年度OUICP-S(大阪大学ASEANキャンパス・SDGsフィールドスタディ バンブー:フィリピン)に参加
Q1. OUICP-S(大阪大学ASEANキャンパス・SDGsフィールドスタディ バンブー:フィリピン)に参加したきっかけは何ですか?
学部時代、私はラグビー部に専念していたため、留学する機会がありませんでした。しかし、部活動を4年生で引退したことをきっかけに、短期間の海外留学に挑戦したいと考えるようになりました。その際、KOAN掲示板で短期留学の情報を見つけ、このフィールドスタディに参加することを決めました。就職が決まった後だったので、タイミングがぴったりだったのも大きな要因です。

参加学生の声(OUICP-S) 大阪大学ASEANキャンパス・SDGsフィールドスタディ バンブー:フィリピン

Q2. プログラムを通して得られたものは何ですか?
プログラムを通じて、SDGsに関連する課題を探求するため、観光地では訪れない地域にも足を運び、フィリピンの文化や歴史を深く学ぶことができました。フィリピンという、急速に経済成長し、人口増加が続いている国を直接見ることができたのは非常に貴重な経験で、経済的にも技術的にも豊かな日本で育った私にとって、フィリピンで見た貧富の差や街の景色は衝撃的でした。また、東南アジア地域の課題や解決策についても学び、この経験は今後の学びに大いに役立つと感じています。
Q3. プログラムでの経験は、将来のキャリアにどのような影響を与えましたか?
グローバル化が進展した現代において、どの業界・業種においても海外とのつながりは不可欠となっており、多くの日本企業がサプライチェーンの一部を東南アジアに持つなど、JICAをはじめとする国際協力も活発に行われています。短期間ではありますが、こうした対象国の現状を学生のうちに肌で感じ、リアルな社会課題に気づくことができました。この経験を通じて、今後自分のキャリアを通じてどのようにこれらの課題に取り組んでいくべきかを真剣に考えるきっかけとなりました。
Q4. 留学を振り返って、留学を検討している学生へのアドバイスをお願いします
長期の留学には高いハードルがありますが、短期プログラムであれば部活動や学業との両立もしやすく、非常に良い機会だと感じました。旅行ではなく、教育プログラムとして参加することには大きな意義があります。現地の文化や学問について深く学び、実際に専門家と交流できることは非常に貴重な体験です。また、プログラムでは英語でのプレゼンテーションも行い、学生同士でSDGsに関するテーマを発表しました。英語での発表には抵抗はありませんでしたが、日常会話には少し苦手意識がありました。それでも、発言の機会が多く、英会話の苦手意識を克服する良い機会になったと思います。異なるバックグラウンドを持つ学生たちと交流できたことは、とても有意義でした。一つの物事に対しても、異なる角度から見ることができる点が大きな学びでした。フィリピンでの経験を通じて、世界を広く見渡す重要性を再認識し、参加して本当に良かったと思っています。

参加学生の声(OUICP-S) 大阪大学ASEANキャンパス・SDGsフィールドスタディ バンブー:フィリピン
人間科学部人間科学科 櫻井香織 さん 2024年度OUICP-S(大阪大学ASEANキャンパス・SDGsフィールドスタディ バンブー:フィリピン)に参加
Q1. OUICP-S(大阪大学ASEANキャンパス・SDGsフィールドスタディ バンブー:フィリピン)に参加したきっかけは何ですか?
フィリピンのフィールドスタディに参加したきっかけは、1年生の時に大学院生の先輩から勧められたことです。先輩がフィールドワークを通じて得た経験を聞き、その内容が自分にも適していると感じたため、詳細を調べた上で参加を決めました。もともと海外留学には興味がありましたが、長期留学に対しては不安がありました。そのため、まずは短期プログラムで海外経験を積んでみようと考えたのです。また、英会話を続けてきたこともあり、実践的な英語力をさらに向上させる絶好の機会だと思い、応募することにしました。
Q2. プログラムを通して得られたものは何ですか?
このプログラムを通して、特に英語で授業を受けることへの抵抗感が大きく薄れました。プログラムのテーマである農業については、最初は専門的な単語や内容に戸惑いましたが、現地での授業やフィールドワークを通じて、知識を深めることができました。授業後には予習をしたり調べ物をしたりして、次第に自信を持って理解できるようになりました。さらに、フィリピン現地の貧困地域を訪れる中で、貧富の差や地域社会の実情を直接目の当たりにし、異文化への理解を深めることができました。また、現地の食文化に触れることも貴重な経験でした。例えば、スラム街でアヒルの卵を食べた際には、驚きとともに現地の生活文化への理解が深まりました。

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Q3. プログラムでの経験は、将来のキャリアにどのような影響を与えましたか?
フィリピンでのフィールドワークは、私の将来のキャリアに大きな影響を与えました。私は教育制度に強い関心を持っており、プログラムを通じて海外の教育制度や給食制度について学ぶことができたことは非常に有意義でした。最終発表のテーマとして『フィリピンにおける給食制度』を選び、日本の給食制度とフィリピンの現状を比較しながら考察を行いました。現地での体験を通じて、教育や社会制度に関わる重要な視点を得ることができました。また、現地の人々との交流を通じて、国際的な視点がより深まったと感じています。これからの進路については、国際的な支援団体で働くことも視野に入れつつ、教育や社会福祉の分野で貢献できるようなキャリアを築きたいと考えています。
Q4. 留学を振り返って、留学を検討している学生へのアドバイスをお願いします
留学を迷っているのであれば、まずは実際に行動してみることをお勧めします。行ってみると、思っていた以上に学びや気づきが得られるものです。もちろん、留学には不安もあると思いますが、迷っているだけでは何も始まりません。実際にその地で経験を積むことで、自分がどのように成長できるのかを実感できるはずです。私自身、フィリピンでのプログラムを通じて多くのことを学び、成長することができました。もし困ったことがあれば、遠慮せずに周りの人や先生に相談することが大切です。私も先輩方にたくさん支えてもらい、プログラムを通じて安心して学ぶことができました。留学の経験は、自分の視野を広げる大きなチャンスです。