2022年度

IFReC と Doherty Instituteが免疫学に関するシンポジウムを共同で開催しました

2022年度

大阪大学とそのGlobal Knowledge Partnerであるメルボルン大学との免疫学に関する初めての合同シンポジウムとして、2023年3月20-21日にオーストラリア・メルボルンのメルボルン大学キャンパスにおいて、IFReC と Doherty InstituteによるIFReC-Doherty Institute and Partners Immunology Symposiumが行われました。このシンポジウムは、大阪大学とメルボルン大学との戦略的パートナーシップ協定にもとづいて、免疫学における連携関係の構築および強化を図る目的で、2022 Osaka-Melbourne Joint Research Workshops Fundによる支援を受けて開催されました。

参加者はそれぞれの機関の主任研究者を中心に36名で、それぞれ8名が講演を行いました。研究交流に加えて今後の連携強化について議論され、具体的な共同研究課題選定を行い、その共同研究の実施を通じて若手研究者を含む研究者の交流を今後さらに推進することを確認しました。

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メルボルン大学と国際合同ワークショップを開催しました

2022年度

2023年3月9日、大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センターにおいて、第58回人間科学セミナー“Mapping collaborative pathways for disaster recovery: a focus on women and children”が対面とオンラインのハイブリッド形式で行われました。

オーストラリアのメルボルン大学School of Population and Global HealthよりLisa Gibbs教授、Phoenix AustraliaよりJane Nursey氏にご講演いただきました。司会は、大谷順子教授が務めました。災害や気候変動が子どもや女性に及ぼす心理的影響についての研究成果が発表されました。この分野において学術的検証がなされることで、災害後のメンタルケアに対する社会全体のバックアップにつながります。

本セミナーは、大阪大学とメルボルン大学とのマッチングファンド「The Osaka – Melbourne Joint Research Workshops Fund 2022」に採択され開催した国際合同ワークショップ“Women’s and children’s health and wellbeing following disaster: Toward a human-right-based recovering framework”(大阪大学Principal Investigator: 大谷順子教授、メルボルン大学Principal Investigator : Prof Lisa Gibbs)の一部を公開する形で開催しました。このようなセミナーをきっかけに、社会に貢献する共同研究の加速が期待されます。


大阪大学とUniversity College Londonが新たに連携合意 脳と心と認知症の共同研究を加速

2022年度

2023年3月13日(月)、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のGeraint Rees副学長をはじめとする御一行5名が来学され、認知症を始めとする社会課題の解決を目指した新たな学術連携の合意文書に署名しました。

本学からは西尾章治郎 総長、金田安史 理事・副学長、尾上孝雄 理事・副学長、河原源太 理事・副学長等が出席して、同文書の調印式が執り行われました。

本連携合意を踏まえ、本学とUCLは、SDGsの基本原則である「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、両国屈指の大学の英知を結集させ、認知症研究の基礎分野かつ人間の「こころ」の基盤である脳について国際的に卓越した共同研究を実施します。また、その成果は、社会の幅広いステークホルダーと共有し、一人ひとりの「いのち輝く未来社会」に対する提言として、2025年に大阪・関西万博の場で発信します。

調印式に続き、御一行と、UCLとの連携を見込む分野の本学教員との間で、懇談が行われました。医学系分野での懇談の場では、大阪大学脳情報通信融合研究センター(CiNet)とUCLのInstitute of Cognitive Neuroscience との「知覚・認知神経科学に関する覚書」の署名が行われました。これにより、今後両機関の間で共同研究の実施が期待されます。

「International Symposium on Microbiology and Immunology」を開催し、University College London (UCL)およびUniversity of Melbourne (Melbourne)の研究者が講演されました

2022年度

2023年2月3日、大阪国際会議場において「International Symposium on Microbiology and Immunology」を大阪大学免疫学フロンティア研究センター(IFReC)および感染症総合教育研究拠点(CiDER)等の主催で開催しました。

本シンポジウムでは、海外連携機関から特に優れた研究業績を挙げている若手研究者を講演者として招へいし、IFReCと連携しているUCL(英国)のPavel Tolar博士、Melbourne (オーストラリア)のSidonia Eckle博士にもご講演いただきました。当日は135名の参加があり、世界の優れた微生物病学および免疫学の研究成果が発表されました。

UCLとMelbourneは大阪大学のグローバルナレッジパートナーであり、このシンポジウムの開催により、今後も最先端の研究領域における連携の深化が期待されます。


2022年度

            Pavel Tolar博士(UCL)

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      Sidonia Eckle博士(Melbourne)



第24回大阪大学-上海交通大学学術交流セミナーを開催しました

2022年11月29日(火)に、第24回大阪大学―上海交通大学学術交流セミナーを開催しました。本セミナーは、本学のグローバルナレッジパートナーである上海交通大学と共同で年1回開催しています。新型コロナウイルス感染症拡大前は、毎年交互に対面開催し、研究者をはじめとする関係者が参加してきましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、3年連続で今年もオンラインでの開催となりました。

開会セッションは、上海交通大学の代彦军教授の司会により、上海交通大学の黄震 Dean of College of Smart Energy と、本学の河原源太グローバル連携担当理事・副学長の開会挨拶から始まりました。挨拶では、COVID-19の影響が根強く残る中、両校のたゆまぬ努力により本セミナーが継続されていることや、様々な分野において教育および研究の連携がオンラインでも可能になっていることが述べられました。

続いて、分科会を開催する各分野の代表者から概要について発表があり、今回のセミナーに参加する「材料」、「接合」、「情報」、「船舶海洋」、「産業バイオテクノロジー」、「化学」、「燃焼工学」、「スマートシティ」の計8分野から研究連携の進捗等について説明がありました。最後に、今後の更なる連携の強化を確認し、開会セッションは終了しました。

開会セッションとは別で行われた各分野の分科会では、両校の研究者及び学生が研究の進捗及び成果を共有し、今後の研究計画について議論等が行われました。


         (11月29日 開会セッションの様子 )  

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ゲッティンゲン大学(University of Göttingen)、カールスルーエ工科大学(Karlsruhe Institute of Technology)と戦略的パートナーシップ協定を締結しました

大阪大学は、ドイツのゲッティンゲン大学と2022年9月16日付で、カールスルーエ工科大学と2022年9月26日付で戦略的パートナーシップ協定を締結いたしました。大阪大学は、これまで日独6大学アライアンス(HeKKSaGOn)を通じて、10年以上にわたり研究及び学生交流を行っています。

戦略的パートナーシップのもと、ゲッティンゲン大学とはデータサイエンス、コンピューターサイエンス、サイバーインフラ、グローバルヒストリー等の分野、カールスルーエ工科大学とは、材料科学、神経科学、ポリマー材料、計算力学等の分野を中心として連携を強化していきます。

大阪大学では、戦略的パートナーの増加に伴い、世界の有力大学との連携領域も広がっています。それにより、複雑化する社会課題解決に資する研究成果が期待されます。

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● University of Groningen(UG)との戦略的パートナーシップ協定 調印式および記念講演を実施

2022年11月7日(月)及び8日(火)、UGからJouke de Vries学長をはじめとする御一行7名が、両大学の大学間学術交流協定締結20周年及び戦略的パートナーシップ協定の調印式等のため来学されました。今後、同大との更なる連携が期待されます。

なお、詳細については、同大と共同の記事を発出しておりますので、こちらの記事もぜひご覧ください。 News & Topics | Osaka University Global Engagement (osaka-u.ac.jp)

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●「2022 UBC & OU Virtual Symposium on Infectious Diseases and Drug Development」を開催しました。

2022年度

2022年10月14日(日本時間)、「2022 UBC & OU Virtual Symposium on Infectious Diseases and Drug Development」をオンラインで開催しました。

本シンポジウムでは、ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)から5名、大阪大学(感染症総合教育研究拠点(CiDER)、免疫学フロンティア研究センター(IFReC)、微生物病研究所(RIMD))から4名の研究者が講演し、各研究機関における感染症研究の情報共有を図り、意見交換を行いました。

CiDERでは、大阪大学のグローバルナレッジパートナーであるUBCの医学部と感染症研究を推進するための連携を進めています。今後もUBCとの共同研究等の推進が期待されます。


モナシュ大学と戦略的パートナーシップ協定を締結

2022年8月30日、大阪大学は、モナシュ大学との戦略的パートナーシップ協定を締結しました。今後は、生命科学・医療、共生知能、データサイエンスの分野を中心に、連携を深化、拡大していきます。

両大学は、長年にわたり、共同シンポジウムの開催、研究者交流の推進、クロスアポイントメント制度の実施などを行ってきました。

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学生交流については、新型コロナウイルス感染拡大以前から、留学プログラムが活発に行われてきました。新型コロナウイルス感染拡大による渡航制限下にあっても、先端医療のオンライン学習「Collaborative Online International Learning (COIL)」プログラムを行いました。

戦略的パートナーシップの下で、これらの既存の活動を発展させるとともに、新たな連携の開始が期待されます。


●University of Melbourne(UoM)との戦略的パートナーシップ協定 調印式を実施

2022年6月24日(金)、UoMからMcCluskey教授, Deputy Vice-Chancellor (Research)をはじめとする御一行が、本学との戦略的パートナーシップに関する協定の調印式のため来学されました。

この協定締結により「the Osaka-Melbourne Joint Research Workshops Fund」が設立されました。当該プログラムは、メルボルン大学との合同ワークショップ開催を通じて、同校との計画的かつ長期的な研究連携を推進することを目的に経費が支援されます。

ファンド募集についての詳細はこちらをご覧ください。(学内専用)

https://my.osaka-u.ac.jp/admin/international/international_relationship/melbourne-osaka%20fund

活動報告

活動報告

活動報告

●第2回 UCL-OU IFReC Joint Symposium on Immunology開催(2022年5月13日)

2022年5月13日にUniversity College London(UCL)と大阪大学免疫学フロンティア研究センター(IFReC)による免疫学に関する合同シンポジウムがUCLで開催されました。

2019年6月20日に大阪大学(OU)で第1回シンポジウムが開催され、今回が第2回目の開催でした。このシンポジウムは世界的なCOVID-19パンデミックのために延期されていましたが、今年ようやく対面で開催することができました。

シンポジウムは、UCLのInstitute of Immunity and Transplantation所長のHans Stauss教授による開会の挨拶で始まりました。UCLとOUの研究者がCOVID-19関連を含む免疫学の最新研究について発表・議論し、研究成果の共有を図りました。UCLで開催されたこのイベントには、70名以上の聴衆が参加し研究者の発表に耳を傾けました。

IFReC拠点長の竹田潔教授からは、その発表の最後に若手研究者に対して2022年11月にIFReCが主催する第1回International School on Advanced Immunology(http://www.advanced-immunology.net/)への参加応募することが呼びかけられました。

UCLとOUは長年にわたり、相互の研究協議や国際共同プロジェクトのパートナーとして国際交流に取り組んできました。今回のシンポジウムに限らない継続的な連携が今後も期待されます。

2022年度

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