組織間を越えて課題解決を目指した新しいアプローチ

若手研究者が抱える課題や要望を集約、解決に向けた調整を実施

【背景】
若手研究者からは、事務手続きに時間を要することや、相談先が分かりにくいといった声が寄せられていました。また、こうした声の中には、一つの部局(研究科・研究所等)だけでは解決が難しく、複数部署が連携して検討する必要のある課題もありました。

【支援体制】
伴走支援者(URA・事務職員)が「課題対応チーム」を組成し、研究者から共有された事務手続きに関する疑問や要望を集約したうえで、チーム内で対応を協議しました。URAの知見や、事務職員の業務経験・人的ネットワークを活かして課題解決を目指しました。

【事例】
本事業を遂行する中で、若手研究者から挙がっていたいくつかの声(相談・問題提起)に対して課題対応チームは、関連部署(本部担当部署や若手研究者が所属する部局の担当係等)と相談・調整を行いました。
その結果、担当する関連部署の判断・見解により、迅速に解決に至ったケースもあったほか、今回の相談をきっかけに、課題が可視化・認識され、所属部局内でより踏み込んだ検討が進められたケースもありました。以下に具体的な事例について紹介します。

・仕事と育児との両立に関する相談
「仕事と育児の両立に不安があり、似たような課題を抱える(抱えていた)研究者の話を聞いてみたい」
➡ 本学のダイバーシティ推進課と連携し、学内の先輩研究者を紹介。経験談の共有を通じて不安解消の一助に。 

・研究協力者への謝礼にかかる会計手続き
「Web上で送付する研究協力謝礼の受領確認は何をもって完了するのか」
➡ 会計系の業務経験がある事務職員が中心となり、規程の確認、本部担当部署や担当部局への確認を経て、正確な情報を整理。若手研究者に対して、調査経緯も含めて丁寧に説明を行い、会計手続き上の不安を解消した。

・特殊業務健康診断手続きに関する要望
「研究に付随する管理業務で、研究室内の受診対象者管理が大変。手間を減らしたい」
➡ 事務職員が担当部局へ実情(どのような経緯で、どのような目的で実施しているのか)を丁寧に聞き取り。一方で、若手研究者からの要望を示し、問題提起した。受け取った担当部局は課題を認識し、現行の集計業務の効率化について検討を開始するに至った。 

このような事例は、研究バックグラウンドを持つURAと事務手続きのノウハウを持つ事務職員の協働、そして、関係する事務組織の協力により実現しました。

図:課題対応スキーム

>「はばたく研究プロジェクト」詳細は こちら

share !