🔴大阪・関西万博×阪大！🔵「いのち宣言フェスティバル」を開催しました

大阪大学などが中心となり、大阪・関西万博のソフトレガシーとして取り組む「いのち宣言」をテーマとしたイベント「いのち宣言フェスティバル」が10月11日（土）、万博会場内のフェスティバルステーションで開催されました。このイベントでは定員370人の会場が満席となり、「いのち」について多様な思いや意見を交わしました。
大阪大学と関西の経済3団体（関西経済連合会、大阪商工会議所、関西経済同友会）は2023年3月に「いのち会議」を設立。その後、アクションパネルなどを通じて展開し、執筆協力者135人とともに「いのち宣言」を紡ぎ上げました。

「いのち宣言フェスティバル」は12時に開幕し、東京子どもアンサンブルの大合唱、小中高校生・大学生によるプレゼンテーションで会場を盛り上げました。
「いのち宣言」の発表では、まず、熊ノ郷淳総長（「いのち会議」事業推進協議会副議長）が「宣言は、科学や技術の進歩だけでなく、他者を思いやる心、人間の尊厳、そして地球上のあらゆるいのちへの共感を軸とする助け合いの社会を目指しています」と挨拶しました。

その後、本学総長補佐である堂目卓生「いのち会議」事業実行委員会委員長が活動報告したのち、本学前総長の西尾章治郎「いのち会議」事業推進協議会議長が「いのち宣言」を読み上げました。

〈「いのち宣言」前文〉
私たちに与えられた　かけがえのない　このいのち
はかなくて　傷つきやすく　時のなかで　変わっていく
どんないのちも　輝きを秘め　すべてのいのちは　つながっている
ひとつ　ひとつの　いのちを　まもり　はくぐみ　つないでいこう
秘めた輝きを　ときはなとう
生きている　意味をしろう
いのちのみなもとに　かえろう

海外大学学長からのビデオメッセージ、国際的な活動が紹介された後は、「いのち宣言」スペシャルトークも行われました。池上清子公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長、岩井睦雄一般社団法人日本アスペン研究所副理事長、佐久間洋司大阪パビリオン推進委員会ディレクター、中島さち子大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、Andrej Zwitterグローニンゲン大学教授が登壇し「今ある格差をどう縮めていくか」「すべてのいのちは多様な創造性をもっている」「ブータン王国の国民総幸福量という指標をモデルにしたい」など、意見を交わしました。

さらに、宣言の前文が歌詞になったテーマソング「いのち/INOCHI」を作曲した橋本昌彦さんが熱唱し、大阪大学万博学生部会「a-tune」が世界各国と結びついて演奏を披露。フィナーレの「Inochi BonBon（いのち盆踊り）」では、ステージだけでなく会場一体となって参加者も加わり、ユニークな盆踊りを楽しみました。
https://inochi-forum.org/

また、大阪・関西万博閉幕日の10月13日には、「大阪・関西万博宣言」を取りまとめるフォーラムが博覧会協会により開催され、西尾大阪大学前総長がパネリストとして登壇。大阪大学が「いのち」を活動の根幹に据えてきたこと、10月11日に発出した「いのち宣言」を新たな出発点として、さらに地球規模のネットワークとして拡大していくこと、などを発言しました。

＜関連リンク＞
※「いのち宣言」全文
https://inochi-forum.org/declaration-page/