🔴大阪・関西万博×阪大！🔵万博で学生部会「a-tune」が、世界とつながる大合奏「e-Symphony」を開催しました

9月27日（土）、大阪・関西万博「フェスティバル・ステーション」にて大阪大学万博学生部会「a-tune」が世界各地の学生を結ぶオンラインオーケストラ「e-Symphony」を開催し、会場満席の約350人が聴き入りました。大阪・関西万博に向け5年にわたる準備の集大成として開催された本イベントは、平野俊夫元総長、西尾章治郎前総長、熊ノ郷淳現総長もそろって参加しました。

a-tuneは2020年10月、音楽を通じて世界の学生同士がつながりあうことを目的に発足した団体です。「各個人が自分とは異なる相手の立場、背景を尊重し合える社会」を想定した「UNITY」を団体理念に掲げ、現在では41か国・地域の218人がともに活動しています。ピアノが弾けない人でも簡単に奏でられる電子キーボード「ParoTone」を使って各国の学生が合奏し、この楽器は、本学卒業生によるスタートアップ企業「eMotto株式会社」が開発しました。国を越えての合奏には、遠隔通信による音のずれが生じますが、独自技術で開発したプログラムによって、それも解消しました。

イベント当日は、フィリピンの3拠点、ハンガリー、ドイツからもオンラインで生出演し、「世界中の音楽を楽しんでください」と冒頭あいさつが披露されました。大阪・関西万博公式テーマソング「この地球の続きを」で幕を開け、「It’s a Small World」「Jupiter from “The Planets”」などの演奏で盛り上がり、最後は会場も一緒になって「We Are the World」を大合唱。「このイベントに至るまで、演奏や演出の向上、資金調達、万博への出展権の獲得など、多くの課題に取り組み、解決に取り組んできました」と振り返る吉川馨代表（工学部4年）が、協力してくださったさまざまな団体を一つ一つ紹介しながら感謝を述べ、閉幕しました。　音楽にとどまらず、関西学院大学の協力によるプロジェクションマッピングも会場を盛り上げ、各国からの録画映像・メッセージが会場側面に映し出されました。

熊ノ郷総長は同日、大阪ヘルスケアパビリオンを訪問し、本学の多様な研究成果が展示された各ブースを見学しました。

感染対策や除菌消臭、人と動物の口腔ケアにおいて飛躍的な成果を挙げている「日本MA-T工業会」ブースでは、歯学研究科の阪井丘芳教授から研究内容の説明を受けました。熊ノ郷総長は、「コロナ禍において、私の研究室ではMA-Tを活用したことでクラスターの発生を防ぎ、医療活動を滞りなく継続することができました」と述べ、研究の実用性と貢献に対する高い評価を示しました。

また、3Dプリンター技術を応用した「培養肉」ブースでは、工学研究科の松﨑典弥教授から構造や実用化の展望について説明を受け、「早く食べてみたいですね。こうした素晴らしい研究は阪大の誇りです」と感想を述べました。

その後、本学の研究成果が一部に採用されている「人生ゲーム」を熊ノ郷総長も実際に体験し、研究の社会的な広がりを楽しく感じている様子でした。

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