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2025.7.28 Mon
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Japan–U.S. Innovation Awardsで 「アルファフュージョン」と「Thinker」の2社が 2025 Innovation Showcaseに選出されました

大阪大学発スタートアップであるアルファフュージョン株式会社および株式会社Thinkerが、スタンフォード大学と北カリフォルニア・ジャパンソサエティが共催する「Japan–U.S. Innovation Awards」の2025 Innovation Showcase企業に2社同時に選出されました。

詳しくは こちら

藤尾 慈 共創担当理事のコメント

大阪大学では、全国屈指の実績を持つ産学連携を更に発展させ、大企業や中堅企業等の埋もれた先端技術をパッケージ化/社会実装するハブとなり、産業/社会構造を変革する戦略を進めています。今回選出されたスタートアップ2社は、その戦略の先駆けとなり、大学と産業界との共同研究や技術連携を発展させることで、新たな価値創造と事業化に挑む大学発スタートアップの好事例です。

アルファフュージョン株式会社ではアスタチン(At-211)創薬の社会実装を担い、難治性進行がんの新規治療薬として、安全で供給しやすく、外来診療によりがん治療を行える「がん治療パラダイムの転換」の実現を目指しています。株式会社Thinkerでは「近接覚センサー」をコア技術に、人の指のようにモノをつかむロボットハンドを、今までロボットを使ったことが無い中堅企業等の製造ラインに組み込めるようにすることで、ものづくり生産効率向上を通じて、日本の製造業の競争力向上を目指しています。

両社とも大阪大学の卓越した研究から生まれ、社会課題解決を見据えた素晴らしいスタートアップ企業です。今回の受賞は大阪大学の研究とそこから生まれたビジネスが世界に影響を与え、貢献することが認められたものでもあり、今後も全学的に研究を深化させながら、この2社に続くスタートアップ企業の創出、育成に力を入れていきます。

大阪大学におけるスタートアップ創出支援

本学では、100%出資子会社である大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC)に加え、30社以上の連携ベンチャーキャピタルとともにスタートアップの創出支援や資金調達の支援に取り組んでいます。また、学内プレ・インキュベーションとして、GAPファンド(社会実装支援グラント、文部科学省の事業である関西スタートアップアカデミア・コアリションによるKSAC-GAPファンドプログラム、りそな銀行との連携による阪大専用GAPファンド)を実施し、有望研究シーズの発掘を支援しています。

大阪大学発ベンチャー企業数は、2016年度117社から2023年度には約2.25倍の263社に増加しました。特に、経済産業省「2023年度大学発ベンチャー実態等調査」では、 前年度からの大学発ベンチャー増加数第1位となる実績を誇ります。


〈関連リンク〉
アルファフュージョン株式会社
https://alpha-fusion.com/
アルファフュージョン株式会社プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000091191.html
株式会社Thinker
https://www.thinker-robotics.co.jp/
株式会社Thinkerプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000106143.html
大阪大学共創機構WEBサイト
https://www.ccb.osaka-u.ac.jp/

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