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マチカネワニ化石 天然記念物指定へ
大阪大学総合学術博物館に収蔵・展示されているマチカネワニ化石について、このたび国の文化審議会において、天然記念物として指定することが文部科学大臣に答申されました。正式に指定されると大阪府下での指定は69年ぶりです。
このマチカネワニ化石は、1964年5月、大阪大学豊中キャンパスの理学部校舎を建設中に約45万年前の地層から偶然発見されました。日本で発見されたワニ類の全身骨格化石の第1号であり、日本から発見されたワニ化石の中で最も完全な骨格化石です。本学の公式マスコットキャラクター「ワニ博士」のモチーフにもなっています。
この化石の歴史や価値を多くの人に知ってもらい、科学や文化に興味を持つきっかけとなるよう、これからも研究や教育活動に取り組むとともに、文化財を未来へ引き継ぐ重要な役割を果たしていく所存です。
マチカネワニ化石に、阪大の「知性」と大阪の「明るさ」が化学反応したことで、ワタシが誕生しました。天にも昇る龍の心地ですが、今後もマチカネワニのようにどっしりと地に足をつけ、「地域に生き世界に伸びる」を盛り上げてまいります！
「大阪大学の至宝」とも称されるマチカネワニ化石を天然記念物として指定するよう答申されたことを受けて、 大阪大学総合学術博物館では、6月21日（土）、23日（月）、27日（金）、28日（土）に、教員（一部学生）がマチカネワニ化石について解説を行う実物の見学・解説会を開催します。全長約7m、本物のマチカネワニ化石の大迫力をじっくりご覧いただきながら、詳しい解説をお聞きいただける貴重な機会です。この機会に、ぜひ博物館へ足をお運びください。ご希望の方には、ノベルティとしてワニ博士のステッカーをお配りする予定です。（無くなり次第終了）
◆実物の見学・解説会
【日時】※所要時間は45分程度 ※事前申し込み不要
①6月21日（土） 14:00～
②6月23日（月） 13:00～
③6月27日（金） 13:00～
④6月28日（土） 11:00～ ＊学生
【場所】 大阪大学総合学術博物館待兼山修学館3階 マチカネワニ化石展示ブース
【解説者】大阪大学総合学術博物館 講師 伊藤 謙（いとう けん）
※上記日時のうち ＊学生 と記載の回はミュージアム・アシスタントの学生による解説となります。
【参加費】無料
【定員数】各回先着20名
マチカネワニ化石（本物）展示状況 （大阪大学総合学術博物館待兼山修学館3階）
マチカネワニ化石（レプリカ）展示状況 （大阪大学総合学術博物館待兼山修学館玄関）
マチカネワニ化石発掘当時 昭和39年（1964年）
◆開館日・アクセス等
大阪大学総合学術博物館待兼山修学館
〒560-0043 豊中市待兼山町1-20
阪急電鉄宝塚線・石橋阪大前駅より徒歩約10分
TEL：06-6850-6284
HP：https://www.museum.osaka-u.ac.jp/
開館時間：10:30～17:00（入館は16:30まで）
入館料：無料
休館日：日・祝・年末年始
