本学人間科学研究科未来共⽣イノベーター博⼠課程プログラムウェブサイトに関するご報告

　本年1月25日に本学人間科学研究科未来共⽣イノベーター博⼠課程プログラムのウェブサイトに掲載し、2月20日に掲載を取り下げた件につき、大学としての最終的な対応をご報告します。

　先に掲載された内容は、同プログラム教職員が中心となって、聴き取り調査報告書を受けて意見交換を行い、その際に指摘のあった人間科学研究科内のプログラム運営やプログラムにおける構造の問題を具体的に議論し、一定の見解をまとめて公表したものです。
　一般的には、組織内の問題を内部で確認するだけでなく、外部に公開することは、問題を反省しその組織の問題性を完全に払しょくする姿勢を示す意味で、高い意義があります。
　しかし、同プログラムにおける議論の過程において、不十分な調査体制（プロセスを含む）による内容での議論を行ったことから、事実認定における厳密さを欠いていたこと等が確認されました。
　これらの問題点を説明することなく、同プログラムのウェブサイトに掲載したことについて、大学としてお詫び申し上げます。

　繰り返しになりますが、同プログラム教職員はプログラム内の問題に真摯に取り組み、改善を図ろうとしました。しかしながら、ウェブサイトに掲載する時点で事実認定の厳密性を欠いていた内容・見解を公表したこと等は、同プログラムおよび大学として反省すべき点があったと考えます。
　なお、同プログラムにおけるハラスメントの事実の有無やそれに関わる事項については、関係者に対する二次被害防止の観点から公表しないことを大学として判断いたしました。

　皆様にご心配・ご迷惑をお掛けしたことについて、お詫び申し上げるとともに、大学として今後はこのようなことがないように対応していく所存です。

2024年12月23日
大阪大学