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第5回阪大万博トークイベント「いのち会議・若者が描く未来社会3~紛争や分断のない未来社会はデザイン可能か?~」を開催しました
2024.5.17 Fri
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第5回阪大万博トークイベント「いのち会議・若者が描く未来社会3~紛争や分断のない未来社会はデザイン可能か?~」を開催しました

大阪・関西万博に向けて、さまざまな意見を交わし合う「第5回阪大万博トークイベント」(大阪大学2025年日本国際博覧会推進室主催、いのち会議共催)を5月2日、大阪大学豊中キャンパス基礎工学研究科Σホールで開催し、会場に約120人、WEB配信で約80人が参加しました。

毎年、春の「いちょう祭」、秋の「まちかね祭」に合わせて開催しており、今回は「いのち会議・若者が描く未来社会3~紛争や分断のない未来社会はデザイン可能か?~」をテーマとしました。

まず、万博の会場デザインプロデューサーを務める建築家、藤本壮介さんが「大阪・関西万博の会場デザインに込めた想い」と題して講演。
会場のシンボルとなる巨大木製リングを設計している藤本さんは「分断されている世界の現状のなか、多様性のつながりをイメージして丸いリングに行き着いた。護岸に囲まれる地形にあって、リングの上からなら海も展望できる。」と、構想を説明しました。
また、70年万博のシンボル・大屋根の写真と対比して「一つの空を切り取る」共通構図も示しました。


藤本さんの講演を多くの人が興味深く聴講



続いて学生・若者団体ピッチを行い、大阪大学「a-tune」の吉川馨さん、大阪公立大学「くみひも」の小森裕斗さん、同志社大学「OLEA」の福本雄大さん、大阪大学人文学研究科の石川勇人さん、大阪公立大学「V-station」の堤朋子さんたちが、活動概要や展望を報告しました。

パネルディスカッションでは上記メンバーに、「a-tune」の竹花実彩さん(大阪大学)、同じくレバノン出身のアラウィーク・アブドゥッラーマンさん(京都大学)、ファシリテーターの社会ソリューションイニシアティブ長・堂目卓生教授、総合司会の小川真由さんも加わりました。「紛争や分断をひき起こすものは何か」、「それらを乗り越えるために、私たちは何をなすべきか」をキーワードとして、多彩な意見を交換。
藤本さんは「リングの上でa-tuneがパフォーマンスして、多様性やUNITY(つながり)をアピールしてもいい」などと提案しました。



また、会場には公式キャラクター「ミャクミャク」と阪大マスコット「ワニ博士」も登場して、イベントを盛り上げました。 休憩時間などを利用して、参加者らが一緒に写真を撮って楽しみました。

各プログラムの動画は、 「大阪大学×SDGs」ウェブサイト に後日掲載予定です。


ワニ博士、ミャクミャクと登壇者による記念撮影


ワニ博士、ミャクミャクと記念写真を撮った西尾章治郎総長(中央)


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