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大阪大学と大阪府およびダイキン工業株式会社で、大阪府内のZEB化推進に係る連携協定を締結しました
大阪大学(担当部局 サステイナブルキャンパスオフィス)と大阪府およびダイキン工業株式会社は、大阪府内の脱炭素化を推進するとともに、2050年カーボンニュートラル実現に貢献することを目的として、2023年11月10日に大阪府内のZEB化推進に係る連携協定を締結しました。
それぞれの資源やノウハウを活用することで、大阪府内の公共施設やオフィスビルなどのZEB化を実現し、脱炭素社会の実現に貢献していきます。
政府目標として2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比46%削減、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロが掲げられています。
大阪府は2050年二酸化炭素排出量実質ゼロをめざして、2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比で40%削減する目標を設定しています。また、本年7月に「今後、新築する府有建築物は、原則ZEB Readyを目指す」というZEB化推進方針を決定しており、率先してZEB化に取り組んでいます。
大阪大学は、薬学4号館で国立大学初の新築ZEB Ready研究棟、2021年に開学した箕面キャンパスで国立大学初のZEB Oriented棟の認証を受けており、国内の大学でもいち早くZEB化を推進しています。
ダイキン工業株式会社は、ZEBプランナーとしてのこれまでの実績と、培ってきた空調設計のノウハウである空調最適容量選定やZEBに適した設備の省エネシステムなどを活用し、府有建築物のZEB化に貢献していきます。
本連携協定では、ZEB化に先進的に取り組んできた3者の経験やノウハウを活かし、脱炭素社会の実現に向けて、①ZEB化推進、②ディマンドリスポンス、③その他、本協定の目的に資する事業の3つの項目で大阪府内の脱炭素化を推進していきます。
大阪府内のZEB化推進に係る連携協定に基づく具体的な取組み(当面の取組み事項)
1.ZEB化推進
・新築(建替えを含む)する府有建築物のZEB化手法検討
・府有建築物のエネルギーマネジメント
・大阪府の関係部局などへのZEB勉強会の実施、民間事業者支援
2.ディマンドリスポンス
・府有建築物の電力需給調整を推進するための情報交換
3.その他、本協定の目的に資する事業