世界知的所有権機関（WIPO） ダレン・タン事務局長が来学

2023年3月2日（木）、国連機関である世界知的所有権機関（World Intellectual Property Organization；以下 WIPO）トップのダレン・タン事務局長はじめ、関係者が本学を訪問されました。この訪問は、ダレン・タン事務局長の来日に合わせ、昨年4月にWIPOの環境技術に関するグローバルプラットフォームである「WIPO GREEN」に本学がパートナーとして認定されたことを受けて実現したものです。

当日は最初に西尾章治郎総長、河原源太理事・副学長、笹野秀生共創機構特任教授（常勤）から、本学の産学連携・知的財産に関する活動や、２０２５年日本国際博覧会（大阪・関西万博）に向けた本学の取組などについて説明があった後、本学の組織対組織の産学連携の取組、技術移転・ベンチャー創成に際しての知的財産の重要性、大阪・関西万博に関してなど、活発な意見交換が行われました。

続いて、核物理研究センターにおいて、青井考教授・副センター長から、サイクロトロン施設の紹介と共に、同センターでの研究成果を用いた本学発ベンチャーの事例について説明があり、高い関心を示されました。

その後、本学教職員・大学院生との意見交換がInnovators' Club専用スペース（産学共創C棟2階）にて行われました。大久保敬高等共創研究院教授、星本陽一工学研究科准教授からは自身の研究、知的財産取得、社会実装への取組など、大学院生の鐘ヶ江壮介さん（工学研究科小泉研D2）、熊内環さん（工学研究科松崎研M2）からは自身の研究、Innovators' Clubでの活動や起業への関心などについて紹介があり、活発な意見交換が行われました。