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学生の皆さんへ(総長からのメッセージ)

2020年4月27日(月)

 新型コロナウイルス感染に関して、大阪府に緊急事態宣言が出されてから3週間になりますが、未だ収束する確かな目処が立っていない状況であり、不安な毎日を過ごしておられると思います。
 実家にも帰れず、友人とも会えず、一人での生活の長期化や、アルバイトができないことなどで経済的に困難な状況に陥ってしまい、日々の生活に支障が生じている学生がいないかを大変心配しています。

  本学では、新学期早々から、新型コロナウイルスに対して、「うつらない、うつさない」を合言葉にメディア授業を実施しております。しかし、慣れない形態での受講は、皆さんにとって、大きな負担になっていることと思います。
 皆さん、在宅授業の長期化によって起こるさまざまな問題を一人で抱えこまないでください。メディア授業であることから授業内容が理解しづらい、また、通信環境の不備によって授業参加が難しい、というようなことがあれば、担当の教員や事務まで遠慮なく伝え、相談してください。孤立感を深めずに、自らの状況を積極的に伝えることで、一つひとつ解決していって欲しいと心より願っています。

  現在の感染状況を考えると、残念ながら当面はメディア授業を継続せざるを得ません。大学としても、Wi-Fiルーターの貸し出しなど、全ての学生が授業を受けることができるよう、さまざまな支援を実施していますので、対応できていない場合は、是非お知らせください。

 ところで、新型コロナウイルス感染症は、14世紀のペストの大流行が封建社会を崩壊させたように、大きな社会の転換をも、もたらすのではないかと私は考えています。

 自国中心主義を脱し、データ交換だけではなく対話や協力して働くことも、オンラインによっても可能となる成熟社会へとシステムを転換できた国が、創造性に溢れた公正なプラットフォームを形成できるのだと確信しています。
 この深刻な現状においてこそ、皆さんには、不便さを解消する工夫をするだけでなく、新たな可能性をポジティブに見出すことによって、来るべき未来を切り拓くリーダーになってほしいと思うのです。危機こそチャンスに転換できるのですから。

 さて、大型連休が間近に迫っています。学生の皆さんには、あらためて帰省や旅行など、現在の居住地域を超えて移動を行わないこと、また、いわゆる3密(密閉、密集、密接)を避け、自分や他者への感染リスクを最小限にとどめるよう、お願いします。

 今後、現在の状況が大きく変わる可能性もあります。KOAN、大学ウェブサイト、所属部局のウェブサイト、大学からのメールなどを毎日確認して、感染予防や学業に関する最新情報を入手するよう努めてください。
 皆さん一人ひとりの理性ある行動が、感染拡大を防ぎます。
 そして生まれ変わる未来に向けて、自分自身に何ができるのか、是非じっくり考えてみてください。
 一緒にこの難局を乗り越えていきましょう。

2020(令和2)年4月27日

                           大阪大学総長  
                             西尾 章治郎 

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