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「大阪大学シンポジウム」を開催しました
2017.3.31 Fri
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「大阪大学シンポジウム」を開催しました

3月23日(木)、大阪大学シンポジウム「新たな価値創造のモードと人材育成〜大阪大学がCOデザインセンターで目指す未来〜」がヒルトン大阪にて開催されました。定員300名超える320名の方々に御来場いただきました。冒頭には本学理事・副学長の小林傳司より開会挨拶に引き続き、氷見谷直紀文部科学省高等教育局国立大学法人支援課長より、常盤豊高等教育局長からのメッセージをいただき、公益社団法人関西経済連合会の牧村実科学技術・産業政策委員会委員長から祝辞をいただきました。その後、松繁寿和COデザインセンター長によるセンター設立の経緯とそのミッションの説明がありました。

サントリーホールディングス新浪剛史代表取締役社長より基調講演「真のグローバル・リーダーの育成とは〜リベラルアーツと多様性あふれる環境が未来人材を創る〜」があり、世界の不安定な情勢のなかで右往左往しない国際人としての日本人をどう育てればよいのかを、ご自身の経験をもとに熱く語られました。

基調講演のふたつめとして、西尾章治郎総長から「知の協奏と共創で導くイノベーションの世界~University 4.0を目指す指定国立大学構想~」がありました。社会や産業の変革(Society 5.0やIndustry 4.0)と連動する形で大学もまた変革されなければならない(University 4.0)という西尾総長の詳細なプランが語られ、多分野連携型の授業が今後本学でさらに拡充されることが披露されました。

休憩をはさみ、「イノベーションをデザインする人材、ネットワークとは?」と題し、尼崎市の稲村和美市長、東京急行電鉄株式会社の東浦亮典・都市創造本部戦略事業部副事業部長、マツダ株式会社の人見光夫・常務執行役員、劇作家・演出家の平田オリザ氏、および本学の小林理事・副学長が、COデザインセンターの八木絵香准教授の司会のもとパネルディスカッションを繰り広げました。2つの基調講演のなかで論じられたイノベーション人材の資質と育成におけるCOデザインセンターの今後の課題について示唆の多いパネルディスカッションになりました。

参加者からは「ユーモアと情熱のこもった基調講演と論壇風発のパネルディスカッションをとおして社会に有用な人材の育成に、企業と大学がともに協働することの重要性を感じた」等の意見が寄せられ、イノベーション人材を育成する関西の土地柄や、大阪大学への熱い期待を肌で感じることができる一日となりました。

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