News
“世界トップ10”に向けた部局マネジメント及び人材育成・獲得支援策(2013年6月3日)
2013.6.3 Mon
  • ALL

“世界トップ10”に向けた部局マネジメント及び人材育成・獲得支援策(2013年6月3日)

大阪大学は、創立100周年を迎える2031年には、研究型総合大学として世界のトップ10に入ることを目指して以下の大きな柱に沿って大学改革を進めているところです。

  1. グローバルに活躍する研究者の招へいや、優秀な(若手)研究者を育成すること。そのためには、研究環境の充実はもちろんのこと、研究費、給与、報奨制度といった面で、 学外からは「大阪大学へ行きたい」「大阪大学で研究したい」、学内では「大阪大学はやりがいがある」など、魅力ある大学にしていく必要があります。
  2. 国際社会で通用するグローバル人材を育成すること。そのためには、大阪大学の学生の海外派遣や、海外からの留学生受け入れを積極的に進めていきます。
  3. また、総長のトップマネジメントと、部局長の裁量をうまく機能させ、個々の部局が自ら積極的に常にワンランク上を目指す活気ある取組みができるよう、構成員に促すことが重要です。そのためのマネジメントを強化していきます。
  4. さらに、一番大事なことは個々の教職員・学生が大阪大学をよくするという意識と自覚をもって教育、研究、職務に邁進していくことです。


このため、以下の具体的な支援策を実行していきます。

1.卓越した外部人材の招致

◆大阪大学特別教授制度
目的:大阪大学が国際競争力のある研究・教育の世界的拠点となるため
概要:本学の未来戦略を推進していく上で、卓越した業績を活かし、先導的な役割を担う教員に対し、「大阪大学特別教授」の称号を付与するとともに、その活動を支援する手当として「特別教授手当」を支給

◆グローバル化推進教授招へいプログラム
目的:教員の多様化並びに国際化、学部・大学院学生教育のグローバル化の推進を支援するため
概要:国際的に評価されている外国の研究型大学のPh.Dを取得し、世界トップレベルの優れた業績をあげている研究者を大阪大学教授として新たに雇用する場合に教育研究経費を交付

◆外国人教員等採用促進プログラム
目的:学部・大学院における研究・教育のグローバル化を推進するため
概要:部局が優れた業績をあげている外国人研究者等を大阪大学専任教員として雇用する場合に研究教育整備費を交付

2.内部人材の更なるパワーアップ

◆学内財源配分の見直し
目的:基礎研究の推進や人材育成など、大阪大学の将来の発展に有効活用することを目指すとともに、「基礎研究→応用研究→社会への還元→基礎研究」の未来志向のサイクルを確立するため
概要:間接経費、寄附金、産学官連携推進活動経費及び附属病院収入といった財源の配分を再構築。その一環として、間接経費については、間接経費を獲得した研究者に獲得額の20%相当額が配分できるようにすることで、競争的研究資金の獲得を全学的に推進

◆研究者に対する報奨制度の拡充
目的:科学研究費補助金(以下、「科研費」と表記)等の競争的資金による研究の活性化を図るため
概要:科研費などの競争的資金を新たに獲得した研究者や、多額の間接経費を獲得した研究者を報奨するため、新たに大阪大学総長顕彰により表彰し、報奨金を支給

◆大阪大学未来研究イニシアティブ・グループ支援プログラム【追加】
目的:大阪大学ならではの基礎研究の推進や、国家的課題解決に向けた研究にイニシアティブを発揮するため
概要:部局横断的な提案や新たな研究分野の創出の芽を育てる提案に対し研究費を支援

◆科研費チャレンジ支援プログラム【追加】
目的:大型の競争的資金へのチャレンジを支援するため
概要:科研費の「基盤研究C」「若手研究B」に応募している研究者の上位研究種目への挑戦を支援

◆科研費相談員制度【追加】
目的:科研費の採択率の向上を図るため
概要:科研費へ初めて応募、上位種目等に挑戦する研究者に対し、研究計画調書作成等をアドバイス

◆大阪大学特別教授制度(再掲)

3.グローバル化の強化推進

日本人学生と留学生が互いの文化を理解し切磋琢磨する環境(グローバルキャンパス)の実現へ2020年までの目標値

・海外に送り出す日本人学生
・海外からやってくる留学生
うち、学部生 (正規及び短期留学生)
大学院生(正規及び短期留学生)
4%→ 8%
8%→15%
4%→10%
15%→25%

◆学生の海外派遣、受け入れ支援【追加】
目的:教育の国際化に向けた取組を加速するため
概要:留学、海外研修等に積極的に参加できるよう学生に経済的支援を行う。
また、学生の海外派遣及び留学生の受け入れを積極的に行う部局に対しても経費を支援

◆国際共同研究促進プログラム【追加】
目的:最先端の研究を展開している外国人研究者と大阪大学の研究者との共同研究を支援することにより、研究力を一層高めるとともに、大阪大学のグローバル化を促進するため
概要:来日研究者本人の旅費・滞在費や、ホスト側から相手先研究室への教員、研究員、学生の派遣旅費、ポスドクの雇用経費などを支援

4.部局マネジメントの充実

◆部局長未来戦略裁量経費の配分
◆事務(部)長未来戦略裁量経費の配分
目的:部局の優れたマネジメントを全学的に応援し、大学全体に相乗効果が生まれることを目指す
概要:大阪大学の未来戦略実現のため、積極的なマネジメントを行い、優れた成果をあげつつある部局や部局の事務部等に対して、裁量経費を配分

支援策の詳細は学内専用サイト マイハンダイ をご覧ください。

share !