- 在学生
- 教職員
【重要】新型インフルエンザ情報(第11報) 海外留学中の方々へ
現在、新型インフルエンザA(H1N1)が世界的な流行期に入りつつあると考えられています。また、5月17日現在、メキシコ、アメリカ、カナダの三か国は、感染の経路が疫学的に追跡不可能なまん延の状態にあるとされています。WHOの報告では、今回の新型インフルエンザは、感染力、致死率ともに季節性のインフルエンザより高く、致死率は0.4%程度とされています。しかし、今回の流行の特徴の一つに、通常の季節性インフルエンザでは多い、60歳以上高齢者での感染例や死亡例が少ないことが挙げられます。このことから、60歳以下の年齢層における死亡率で考えた場合、季節性インフルエンザよりも相当高くなることも考えられるため、決して楽観できる状況にはありません。
海外で活躍されている皆様には、WHOの下記ガイドラインに従い、自らの安全と健康に留意して、有意義な留学生活をおくっていただきたいと思います。
WHOガイドライン(要約)
原文は以下のURLを参照のこと。
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/guidance/individuals/en/index.html
一般的なアドバイス
市中においては、以下の一般的な対策がインフルエンザの広がりを予防するために重要である。
健康な人に関して:
インフルエンザ様症状のある人から少なくとも1メートルの距離を維持し:
・口と鼻を触るのを控える。
・石鹸水、あるいはアルコールベースの消毒法(皮膚清浄綿、ウェットティッシュ、すりこみ式製剤など)を用いて頻繁に手指の消毒を行う。特に口や鼻、汚染された可能性があるものを触った時などに実施する。
・疾患が疑われる人と濃厚接触する時間をできるだけ減らす。
・人ごみの中にいる時間をできる限り減らす。
・できるだけ窓を開くことで、居住空間の空気の流れを改善する。
インフルエンザ様症状のある人に関して:
・家にいるとき、もし調子が悪くなったら地域の公衆衛生部局の勧告に従う。
***留学生の方は、留学先の在外公館へ連絡をとるようにしてください。***
***もしも新型インフルエンザの感染が疑われる診断が出た場合、大学へ連絡をとってください。***
・可能な限り健康な人から離れる(少なくとも1メートル)。
・咳あるいはくしゃみをする時は、ティッシュで口と鼻を覆い、呼吸器系分泌物をその中に封じ込める。口や鼻を覆ったティッシュは使用後すぐに廃棄し、すぐに手洗いや手指の消毒を行う。
・できるだけ窓を開くことで、居住空間の空気の流れを改善する。
マスクの使用に関して:
・口と鼻を注意深くマスクで覆い、顔とマスクの間の隙間を最小限にするようにぴったり装着する。
・マスクの使用中はマスクに触れることを避ける。
-使用したマスクに接触した時(例えばマスクを外した時や洗う時など)は、石鹸水、あるいはアルコールベースの消毒法(皮膚清浄綿、ウェットティッシュ、すりこみ式製剤など)を用いて手指の消毒を行う。
・マスクが湿ってきたら、すぐに新品の乾燥したマスクに交換する。
・使い捨てマスクの再利用はしない。
-使い捨てのマスクは一回使うごとに捨て、外したらすぐに廃棄する。
平成21年5月18日
大阪大学 総長