◉ 元気な掛け声がよさこいの魅力
とびきりの笑顔と元気な掛け声。「それがよさこい踊りの魅力。ダンスは未経験だったのに、どっぷりはまってしまった」と、17代目代表の土居大起さん(法学部2年)。演舞制作を統括する「作成班」班長の村上深太郎さん(外国語学部2年)も、「他のチームと一緒に踊れて交流が広がるのも、よさこいならでは」。にぎやかな雰囲気に惹かれてか、ここ数年は入部希望者が急増し、抽選を行うほどだ。
◉曲から振り 、 衣装 、 道具も手作りで
演舞は毎年、大阪の地域性に根ざしたテーマを設定。プロの作曲家の協力も得ながら、音楽から振り付け、衣装、道具、MCまで、「まだにっ子」を自称する部員たちが班ごとに役割分担し、約8カ月かけて作り上げる。「振り班」班長の鳥越絵理さん(外国語学部2年)は、「普通の振り付けじゃおもしろくない」と、吉本新喜劇や宝塚歌劇団を熱心に研究。「よさこいのイメージや技術面にとらわれず、個性を生かせて、簡単でもピタッとそろう動きを重視している」。道頓堀をテーマにした演舞では、ユーモラスな「ズッコケ」を披露し、観客を沸かせた。「あの振りが一番苦労しましたね」と笑う。
◉キャンパスバトルの王者譲らず
年間、全国10会場の祭りに参加する。なかでも「どまつり」は、3日間で約200万人の観客を動員する日本最大級の踊りの祭典。その前夜祭で学生チームの王者を決める「キャンパスバトル」。昨夏は全国41チームと競い、見事3連覇を成し遂げた。依頼があれば、福祉施設の秋祭りや地域のイベントにも出演する。さらに今年は9月に大阪市で開催される「こいや祭り」での上位入賞を狙う。チームコンセプトに「笑顔でつなぐありがとう」を掲げ、「祭りに関わる全ての人たちへの感謝を忘れず、楽しさを皆で共有したい」と意気込んでいる。
お祭りダンスサークル“祭楽人(まだに)”
2000年に旧大阪外国語大学のサークルとして発足し、現在は1~2年生の部員78人が所属。練習は週2回、月・木曜日の午後5時半から豊中キャンパスで行っている。毎年、地元「大阪」をテーマにしたオリジナルのよさこい踊りの演舞を制作。2017年8月末に名古屋市で開催された日本最大級の踊りの祭典「第19回にっぽんど真ん中祭り」の「全国学生No.1決定戦!キャンパスバトル」では、3年連続となる優勝を飾った。
“祭楽人(まだに)”の躍動感あふれる踊りはコチラ
大阪大学公式Instagramでも“祭楽人(まだに)”の動画がご覧いただけます!
https://www.instagram.com/p/BhaaJZwh9Y9/?taken-by=osakauniversity
(本記事の内容は、 2018 年 2 月大阪大学 NewsLetter に掲載されたものです)