StoryZ

阪大生にも、研究者にも、卒業生にも誰しも必ずある“物語”
その一小節があつまると大阪大学という壮大なドキュメンタリーを生み出します。
それぞれのStoryをお楽しみください。

テニスと勉学を両立するため阪大へ

テニスを習い始めたのは小学3年生のころ。自分で「負けず嫌い」と評する性格もあってめきめき上達し、高校では全国大会ベスト16に入る実力に。ほぼ休みなしで練習に励みながら、「テニスを言い訳にしたくない」と、勉強にも人一倍打ち込んだ。大学受験では私大からスポーツ推薦のオファーもあったが、「昔から研究者に憧れていた。テニスもやりながら生物学を真剣に学びたい」との理由で阪大を選んだ。

悔しさをバネに練習の日々

基本的に毎日2〜3時間、男子部員に交じって練習する。「私大の同じ選手に3回続けて負けたのが悔しくて」。その悔しさも強くなるためのバネにした。そうして迎えた今夏の関西学生テニス選手権大会。本戦に進出した64人中、国立勢はたったの4人だ。実力伯仲の相手と競り合う中、持ち前の粘り強さを発揮し、堂々の優勝を飾った。

目標は全国ベスト8以上、将来は研究者に

「次の目標は、全国大会でベスト8以上に入ること。団体戦でも勝ちたい。そして将来は、生物学の研究者になり、人の役に立ちたい」と夢を語る。「特に今は、授業で学んだiPS細胞に興味がある。テニスの目標も研究者になることも、両方達成したい」と文武両道を目指す。好きな言葉は、「夢は見るものじゃなく、叶えるもの」だ。

(本記事の内容は、2016年12月大阪大学NewsLetterに掲載されたものです)

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