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阪大生にも、研究者にも、卒業生にも誰しも必ずある“物語”
その一小節があつまると大阪大学という壮大なドキュメンタリーを生み出します。
それぞれのStoryをお楽しみください。

第16回「課外活動総長賞(大阪大学未来基金事業)」受賞団体

[ ]内は受賞理由

優秀賞受賞団体代表者に聞きました

落語研究部 坪田さよりさん (文学部2年)

落語研究会(落研)では、夏・秋・冬と6月・12月の計5回、定期的な寄席があり、これに向けて、毎週水曜日と土曜日に活動を行っています。もちろん、それとは別に個人練習も欠かせません。

最近は、「落研」も少しずつ名前が売れてきて、イベントでの余興としての活動も増えてきました。

今回の課外活動総長賞は、“落語の祖”と呼ばれるの名を冠した「第12回全日本学生落語選手権『策伝大賞』」で最優秀賞にあたる「策伝大賞」をメンバーのひとりが受賞したことから、課外活動総長賞の受賞も狙って応募しました。でも実際に受賞したと聞いたときは、やっぱり驚きましたね。副賞は、落語の活動に必要な三味線や能管、太鼓などの和楽器の購入に充てたいと考えていて、これからメンバーと相談です。

落語は、最終的には個人で演じますが、そこに至るまでにメンバー全体で作り上げていくところや、練習すればするほど上達を実感できるところも魅力です。伝統ある活動なので、後輩たちにいいかたちでバトンを繋いでいきたいです。

競技かるた会 井上慶太郎さん (工学部3年)

競技かるた会は、平日はほぼ毎日活動し、試合形式の練習を重ねています。対戦は90分くらいかかるので、一度に練習できるのは10人ほど。でも、メンバーで時間を調整しながら練習に励んでいます。

課外活動総長賞の受賞理由となった「第21回全日本大学かるた選手権大会(団体戦)」は、トーナメント形式により3人1組で技を競います。5回の対戦を勝ち抜いて臨んだ決勝戦は、実力の拮抗する強豪との対戦で、ギリギリ競り勝つことができました。この大会での優勝は団体としても初めてのことだったので、メンバーみんなで喜びを分かち合いました。

「競技かるた」と聞くと取っつきにくい印象を持つ人もいますが、札を取れた時の爽快感はクセになります。一見文化系のように思われがちですが、体育会系同様に「競技」をするので、「体育会系の体力はちょっと自信がないけど、競技の緊張感や爽快感を味わいたい」という人にはお勧めです。大学から始める人も多いので、興味のある人にはぜひ活動を見に来てほしいですね。

(本記事の内容は、 2015 9 月大阪大学 NewsLetter に掲載されたものです)

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