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大阪大学の研究成果

新型コロナウイルスに関連する大阪大学の研究成果をまとめています。

新型コロナウイルスの感染を増強する抗体を発見~COVID-19の重症化に関与する可能性~

<2021/5/24>大阪大学の荒瀬尚教授を中心とした微生物病研究所・蛋白質研究所・免疫学フロンティア研究センター・感染症総合教育研究拠点・医学系研究科等から成る研究グループは、COVID-19患者由来の抗体を解析することにより、新型コロナウイルスに感染すると感染を防御する中和抗体ばかりでなく、感染性を高める感染増強抗体が産生されていることを初めて発見した。

注目のナノポアセンサ AIでノイズを制御し精密に形状を測定!~変異ウイルス検査システムへの応用に期待~

<2021/5/14>大阪大学産業科学研究所の筒井真楠准教授・鷹合孝之特任研究員・川合知二招聘教授・鷲尾隆教授による研究グループは、水中におけるナノサイズの物体の動きを精確に測定する固体ナノポアデバイスと深層学習アルゴリズムの開発に成功しました。

新型コロナ感染禍の日本社会と心理~第1波(2020年3月下旬)の状況をリアルタイムで調査し、データを公開~

<2021/4/15>大阪大学大学院人間科学研究科の大学院生の山縣芽生さん(博士後期課程2年生)、寺口司 招へい研究員、三浦麻子 教授の研究グループは、新型コロナ感染禍の日本社会と心理を広範な観点から捉えるために、第1波時(2020年3月下旬)に一般市民を対象としたWeb調査を行いました。特に注目したのは、感染を避けたいという気持ちの強さ、感染症への反応としての予防行動をどの程度しているか、そして、外国人を受け入れたくないという気持ちです。こうした気持ちや行動の関わり合いを検討するとともに、回答者の特徴による違いが見られるかどうかも検討しました。 分析の結果、「感染を避けたい」という気持ちの強さが、外国人を受け入れたくないという気持ちの強さと関連していること、ただし、日常的に外国人と交流する機会が多いことは、その気持ちを緩和する効果をもつ可能性があることが示されました。そして、回答者の特徴による違いについては、男性よりも女性の方が感染禍を恐ろしいと考えており、予防のための行動も多く行っていた一方で、年代や居住地域の感染リスクの高さによる違いはほとんど見られませんでした。

数ヶ月を2週間に!迅速・簡便な新型コロナウイルス人工合成技術を開発~新型コロナウイルス関連研究の加速化に貢献~

<2021/4/13>大阪大学微生物病研究所の鳥居志保特任研究員(常勤)、大阪大学感染症総合教育研究拠点(微生物病研究所特任教授(常勤)兼任)松浦善治特任教授(常勤)、北海道大学大学院医学研究院の福原崇介教授らの研究グループは、Circular Polymerase Extension Reaction (CPER) 法を用いることにより、わずか2週間で新型コロナウイルスを人工合成する新しい技術を確立しました。 本技術により、従来数ヶ月かかっていたウイルスの合成が大幅に短縮されることで新型コロナウイルスの研究開発が加速化するとともに、世界中で出現する様々な変異を持つ新型コロナウイルスに対しても迅速に解析することが可能となります。また、人工的に外来遺伝子を組み込むなど遺伝子操作をしたウイルスを用いた研究は病原性解析や予防法・治療法の開発にも応用できることから、本技術は今後新型コロナウイルス研究において中心的な役割を担うと期待されます。

新型コロナ感染禍の当事者の声から社会現象を読み解く~さまざまな立場から見えた「異なる景色」をありのままに記録する~

<2021/3/23>本インタビュー集は、今般の新型コロナウイルス感染禍にさまざまな立場で関わられた方々に、なるべくありのままにその経験をお話しいただいた語りの記録です。新型コロナウイルス感染症に関わる方々がなさった経験は一人一人異なります。それらの「異なる景色」を記述することが私たちの最大の目的ですが、それを未だ感染禍にある今のタイミングで、より多くの方々に読んでいただきたいと考えて、研究の成果を急ぎ取りまとめ、公開に至りました。 本研究成果は、2021年3月15日(月)(日本時間)に研究プロジェクトのウェブページで公開しました。

重症新型コロナウイルス感染症の再増悪因子の解析~リンパ球数・ウイルス抗体価は再増悪を予測する~

<2021/2/8>大阪大学医学部附属病院の足立雄一医員、大学院医学系研究科 白山敬之助教(呼吸器・免疫内科学)、加藤保宏特任助教(常勤)、内山昭則准教授(麻酔集中治療学)、熊ノ郷淳教授(呼吸器・免疫内科学)らの研究グループは、人工呼吸管理を要する重症新型コロナウイルス感染症において、リンパ球数およびウイルス抗体価が、人工呼吸器離脱後の呼吸不全の再増悪に関与している可能性を見出しました。

withコロナ/afterコロナ時代の海外におけるリスクを学ぶ~理解度が見えるE ラーニング・プログラムを開発~

<2020/11/20>大阪大学大学院国際公共政策研究科グローバル・リスク・ソリューションズ・センター(GRSC)(センター長:星野俊也教授・前国連大使)では、研究主幹の塚本俊也特任教授(常勤)が企業(6th株式会社)との連携による共同研究を2019年9月から開始し、今回その成果の一つとして、日本から海外に出る学生、インターンシップなどの短期研修、国際ボランティア活動などに参加する学生のための危機管理Eラーニング・プログラムを開発しました。

ウイルス感染時の応答を制御する ミトコンドリアの新しい機能を発見~細胞内のエネルギー状態を検知して、抗ウイルス応答の強さを調節~

<2020/11/11>大阪大学大学院理学研究科生物科学専攻の花田有希特任研究員(筆頭著者)・石原直忠教授(責任著者)(元久留米大学分子生命研究所教授)、久留米大学医学部の野村政壽教授らの研究グループは、RNAウイルスへの応答に関わるMAVSタンパク質の新しい制御機構を発見しました。

AI技術とナノポアセンサでウイルスの複数種識別に成功!~一回の検査で複数のウイルス、感染症の原因特定に期待~

<2020/11/10>大阪大学産業科学研究所の筒井真楠准教授・川合知二招聘教授・鷲尾隆教授・黒田俊一教授と、名古屋大学工学研究科の有馬彰秀特任助教・馬場嘉信教授による共同研究グループは、ナノポアセンサとAI技術を融合させた1粒子検出法を用いて、代表的な呼吸器感染性ウイルス5種(コロナウイルス、アデノウイルス、RSウイルス、A型およびB型インフルエンザウイルス)を高精度に識別することに成功しました。

新型コロナウイルス感染性肺炎の重症化抑制の仕組みを解明  IL-6を抑えて血管障害因子の産生を抑制する

<2020/8/24>大阪大学免疫学フロンティア研究センター免疫機能統御学の姜秀辰(カン・スジン)助教、岸本忠三特任教授らの研究グループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の早期にサイトカインIL-6が血中に増加し、このIL-6が血管から血液凝固を促進する分子PAI-1を放出することを発見しました。 COVID-19患者のPAI-1レベルは、細菌性敗血症または重症熱傷の患者に匹敵する高さであり、PAI-1により肺など多くの臓器で血栓ができて血管から液性成分を漏出させ肺炎を重症化させると考えられます。 IL-6を抑える抗体医薬品(商品名:アクテムラ®)が早期の肺炎治療に有効であると期待されます。

革新的酸化剤MA-T®が新型コロナウイルスを98%以上消毒することを実証

<2020/5/8> 大阪大学では、革新的酸化剤である「要時生成型亜塩素酸イオン水溶液(MA-T®)」のメカニズム解明・応用化研究を進め、昨年9月から独立研究開発法人科学技術振興機構のOPERA事業に採択された「安全な酸化剤による革新的な酸化反応活性化制御技術の創出」(代表:井上豪 薬学研究科教授)によって、実用化研究を進めています。 このたび、研究グループはMA-T®が新型コロナウイルスに対しても1分間の接触試験で有効に消毒できることを確認しました。詳細な消毒の効果は、今後の実験においてさらに検証される予定です。

3Dプリンタとクリアファイルで作れるコロナウイルス対策のフェイスシールド

<2020/4/2> 大阪大学大学院医学系研究科の中島清一特任教授(常勤)、室崎修招へい教員(次世代内視鏡治療学共同研究講座)らは、共同研究先のひとつでメガネフレームの世界的メーカーである「シャルマン」(福井県鯖江市)と連携し、世界ではじめて、クリアファイルをシールドに使う非常に安価なフェイスシールドの開発に成功しました。さらに、フレーム部分の3Dデータを無料で公開し、世界中のどこでも簡単にフェイスシールドを製作できるようにしました。

新型コロナウイルスの蛋白質構造情報を集約して3/11から公開

<2020/3/10> 大阪大学蛋白質研究所の日本蛋白質構造データバンク(Protein Data Bank Japan:PDBj 代表栗栖源嗣教授)では、アジアの代表機関として、新型コロナウイルス(Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2:SARS-CoV-2)の新しく解析された蛋白質構造情報を蛋白質構造データベース(Protein Data Bank:PDB)に登録しました。また、3月11日(水)の定期データ更新に合わせて、新型コロナウイルス特集ページを作成し、関連するPDBデータを研究者が利用しやすいように集約して公開しました。

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