2024年
大阪大学「学生動画コンテスト」表彰式及び国際学生SDGsフォーラムを開催しました.
2024年12月16日(月)、グローバルイニシアティブ機構は、「SDGs国際学生交流プログラム2024」の一環として「大阪大学『学生動画コンテスト』表彰式及び国際学生SDGsフォーラム」をオンラインで開催しました。
司会の学生:(左)Nicole Sanchez(工学研究科)、(右)佐藤 恭汰 (人間科学部)
4年目を迎えたこのコンテストは、「3 Minutes of Inspiration for Sustainable Development」と題し、本学の学生及び本学の海外協定大学の学生を対象に、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマとする3分間の動画作品を募集して実施したものです。今年は世界11カ国・地域22大学から89作品もの応募があり、そのうち「最優秀賞:大阪大学総長賞」をはじめ11作品が受賞しました。応募作品の内容からは社会、経済及び環境など、様々な側面からのSDGsへ関心の高さがうかがえました。今回は特に、「SDGs 3:すべての人に健康と福祉を」、「SDGs 4: 質の高い教育をみんなに」及び「SDGs 12: つくる責任つかう責任」などへの関心の高さが目立ちました。
当日は、学内外の審査員から選出された優秀作品の表彰式に先立ち、山本ベバリー・アン国際(教育)担当理事・副学長からの開会挨拶の後、国連大学学長のProfessor Tshilidzi Marwalaから、来賓挨拶として学生への力強いメッセージをいただきました。
続いて行われた表彰式では、まず、グローバルイニシアティブ機構の石川真由美教授が学生動画コンテストの総評を行い、その後、最終審査員のパナソニック エナジー株式会社 営業本部 戦略企画部の横地夏海氏から「奨励賞」、関西NGO協議会連携促進アドバイザーの高橋美和子氏から「SDGsアイデア賞」、ランプ株式会社代表取締役の大竹真二氏から「映像創作賞」、山本ベバリー・アン国際(教育)担当理事・副学長から「最優秀賞:大阪大学総長賞」、グローバルイニシアティブ機構の石川真由美教授から入選賞の発表があり、計11作品が表彰されました。
表彰式の様子(最優秀賞:大阪大学総長賞)
表彰式の様子(映像創作賞)
表彰式の様子(SDGsアイデア賞)
表彰式の様子(奨励賞)
表彰式に続いて行われた学生フォーラムでは、本学学生による司会進行のもと、参加学生らによるディスカッションが行われ、SDGsへの取組みや動画作成上での工夫や苦労したことなど、活発な質疑応答や意見交換が行われました。最後に、総長から閉会の挨拶として、受賞者への祝辞と参加に対する感謝を伝えられ、盛況のうちに幕を閉じました 。
参加パネリスト
西尾総長による閉会挨拶
本フォーラムには、国内外から90名の参加があり、オンラインによる対話を通して、世界中の学生がSDGsについて共に考える素晴らしい機会となりました。
主な受賞作品
【最優秀賞:大阪大学総長賞】From Fabric Waste to Wonder: Indonesian Women Leading Upcycling Innovation(ブラウィジャヤ大学/イン
ドネシア)
【SDGsアイデア賞】LOCOL: From Cocoa Waste to Climate-Friendly Cows(チュラロンコン大学/タイ)
【映像創作賞】Heal Me Out(大阪大学)
【奨励賞】Ecoexist: Transforming waste into animal welfare(デ・ラ・サール大学/フィリピン)
全ての受賞作品は こちら(学生動画コンテストYouTubeチャンネル)からご覧いただけます。
大阪大学 SDGs 国際学生交流プログラム 2024第2回「プロから動画制作を学ぼう」ワークショップを開催しました。
2024年10月12日(土)・13日(日)の2日間にグローバルイニシアティブ機構は、大阪大学 SDGs 国際学生交流プログラム 2024の一環として、「プロから学ぼう」動画制作ワークショップ(英語による講義・交流)を開催しました。
本ワーク ショップは、今回で4回目の開催となりますが、初めて「SDGs 国際学生交流プログラム」と国際交流科目 Creative Media Project コースとの共催で企画しました。この Creative Media Project コースは、中国の上海交通大学との国際共修コースであるため、ハイブリッド形式で実施しました。
今回は世界の大手放送局やデジタルプラットフォーム、トップブランドに選ばれる映像のプロデューサーである動画制作の専門家を講師として招き、学生向けの基本的なテクニックを紹介後、動画撮影および編集の実習を行いました。
10学部・研究科(生命機能、外国語、文学、人間科学、理学、医学、基礎工、経済学、工学、人文学)および国際交流教育センターから学生19名(学部生13名、大学院生6名)が参加しました。学生の出身国は13か国にわたり、日本から7名、バングラデシュ、カナダ、中国、エジプト、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、モンゴル、韓国、南スーダン、イギリスから各1名が参加しました。また、上海交通大学からは6名の学生がオンラインでワークショップの講義部分に参加しました。
講師は、インタラクティブな講義の中で動画撮影と編集のテクニック等について説明し、講義後の実習では、講師は巡回しながら質問に対応し、グループごとに実践的な指導を行いました。
ワークショップ中、参加学生や講師の間で活発な質疑応答や議論が行われ、2日間という限られた時間の中で素晴らしい作品が制作されました。作品上映会では参加学生の成長がはっきりと見て取れました。動画コンテストに応募予定の班もあり、ワークショップ後も熱心に編集に取り組んでいる姿が見られました。
【ワークショップの様子】
大阪大学 SDGs 国際学生交流プログラム 2024「プロから動画制作を学ぼう」ワークショップを開催しました。
2024 年5月18日(土)~19日(日)の2日間にグローバルイニシアティブ機構は、大阪大学 SDGs 国際学生交流プログラム 2024の一環として、「プロから動画制作を学ぼう」ワークショップを対面で開催しました。
今回はドキュメンタリー映画監督をはじめとする動画制作の専門家を招き、学生向けにドキュメンタリー制作における原則の説明と実技指導を行いました。定員が20名のところ、8研究科・学部(工学、文学、人文学、人間科学、外国語学、経済学、基礎工学、情報科学)から学生16名(学部生12名、大学院生4名)が参加しました。
講義では、自らの考えを表現するドキュメンタリー動画は中立ではあり得ないこと、動画には人を励ますだけでなく傷つける刃になる可能性もあることと、そのための注意事項が紹介されました。また、制作者が考えを明確に伝えるだけでなく誤解を避ける責任としてのナレーション等の位置づけ、複数で制作することで独善的にならない効果があることなど、動画作成の基本的な考え方について重要なポイントを最初に学びました。その後、動画撮影と編集の実習を通じて、学生たちがドキュメンタリーを制作しました。最終的に、学生各班は2~3分の動画を創りあげ、発表会で作品を披露し、交流しました。
【ワークショップの様子】
10月中旬に第 2 回目の動画制作ワークショップ(使用言語は「英語」)を開催します。
皆様からの応募を期待しています!