APRU 活動報告 2026 APMとSILM

APRU 30th Annual Presidents’ Meeting (APM) とAPRU Senior International Leaders' Meeting (SILM) 2026に参加しました

本学が加盟する多国間コンソーシアム環太平洋大学協会(APRU)の年次総会にあたるAnnual Presidents’ Meeting(APM)が香港中文大学(CUHK)を会場に、同大学の主催により6月21日(日)~23日(火)に開催されました。APRUメンバー校19か国・地域にまたがる40以上の大学から150名を超える参加者が集い、多様な交流の機会となりました。

“The Next Horizon: Shaping Universities for a Changing World”をテーマに開催されたこの国際会議では、AIの急速な発展や地政学的変化、人口動態の変化、労働市場の変容など、高等教育を取り巻く環境変化を踏まえ、教育・研究・大学経営の将来像について、基調講演やパネルディスカッションが行われました。

本学からは林美加子 理事・副学長と国際機構の望月麻友美 准教授、国際部から1名が参加しました。本会議を通じて、AIは「利用の是非」を議論する段階を超え、「大学の教育研究にどう責任をもって組み込むか」という議論へ移行していることが強く印象づけられました。AI活用の一方で、知的探究や人文学、人間性、共感といった本質的価値をいかに維持するかも論点となり、教育改革はAIだけではなく評価制度そのものへ移行していることが示されました。また、大学は社会課題を解決するプラットフォームとして期待されていること、APRU Programsを通じた多国間連携が一層拡大していることが確認されました。

APMに続いて、今回初めて、Senior International Leaders' Meeting (SILM)が同会場で6月23日(火)~24日(水)に開催されました。“What does it mean for global engagement to be resilient and inclusive?”をテーマに、急速な変化と先行きの不透明さが増す国際情勢の中で、地政学的緊張、大学を取り巻く様々な制約、国際的な人の移動を巡る環境変化を踏まえつつ、大学がいかに国際的なつながりを維持・発展させ、開かれた大学としてグローバル・エンゲージメントを推進していくべきかについて、パネルディスカッションやワークショップが実施されました。

本学からは、国際機構の望月麻友美 准教授が参加し、“Regional Perspectives on Internationalization”をテーマとするワークショップにパネリストとして登壇しました。望月准教授は、日本の国際化戦略や大学における国際連携の動向を紹介するとともに、地政学的緊張の高まりにより、学生・研究者だけでなく、国際業務を担う部門の負担も増している現状を共有しました。その上で、活動を縮小するのではなく、多様な機関を巻き込みながらネットワークを活用していくことの重要性と、APRUがその推進役となる可能性について述べました。

他大学のパネリストからは、地政学的緊張の高まりの影響が共有されるとともに、研究費の削減、オンライン活用の重要性、留学生募集の現状など、国・地域ごとに異なる課題も示されました。後半は、地域ごとの課題やAPRUを活用した新たな連携の可能性について、参加者による活発なグループディスカッションが行われました。


【APMでの集合写真】




【SILMでの集合写真】

APRU 活動報告 2026 APMとSILM
【望月先生の発表】
APRU 活動報告 2026 APMとSILM


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