2024年度の活動
【タイ・インドネシア・ベトナム】生物工学国際交流センターで短期留学中のASEANキャンパス・連携機関の学生との面談
2024年12月9日(月)、グローバルイニシアティブ機構のKANJAMAPORNKUL SATHIDA特任助教、ZHANG YA特任助教が、生物工学国際交流センター(ICBiotech)が実施する2024年度日本学生支援機構海外留学支援制度(協定受入)で来日中のマヒドン大学、ハノイ工科大学、ガジャマダ大学(すべてASEANキャンパス・連携機関)の3名の学生と面談を実施しました。学生たちからは、それぞれ配属された研究室の温かいサポートに感謝し、短期留学であってもできるだけ多くの日本語を学び、この経験が長期留学への第一歩となることを期待していること、研究室でのコミュニケーションはすべて英語で行うことができ、安心して研究に取り組んでいるとの話がありました。さらに、ガジャマダ大学からの学生は、大阪大学の卒業生である母国の指導教員から本学への留学を推薦されて参加しており、本学の研究者との連携で安心して研究生活を送れているとのことでした。
【共通】OUICP2024-2025入学者向けオリエンテーションを実施
2024年11月29日(金)、OUICP2024-2025 入学者向けオリエンテーションをオンラインで実施し、タイ、ベトナム、インドネシア、ブルネイ、マレーシア、フィリピンの6か国における14のASEANキャンパス事業パートナー大学から41名が参加しました。OUICPは、大阪大学ASEANキャンパスを活用したオンライン講義科目および海外実習科目で構成される双方向のハイブリッド型教育プログラムです。このプログラムは、専門分野の教育の他に、多文化共修を重視し、異なる文化背景を持つ学生が共に学び、互いに理解を深める貴重な機会を提供しています。オリエンテーションでは、多くの参加者から活発な質問があり、参加学生の高い意欲が感じられました。
【タイ】タイ国立科学技術開発庁バイオテクノロジーセンター(NSTDA-BIOTEC)での発表
2024年11月20日(水)、ASEANキャンパス連携機関であるタイ国立科学技術開発庁のバイオテクノロジーセンター(NSTDA-BIOTEC)において、「Workshop on Exploring New Horizons: Novel Microbial Platforms for Protein and Biochemical Production ASEAN」が実施され、生物工学国際交流センター長の藤山和仁教授が発表を行いました。会場には、イギリス・ケント大学やASEANキャンパス連携機関であるベトナム・ホーチミン市国家大学などが参加し、研究者間のネットワークを広げる機会となりました。
【ベトナム】ハノイ工科大学(HUST)での講義
2024年10月23日(水)、ASEANキャンパス連携機関であるハノイ工科大学にて、生物工学国際交流センター長の藤山和仁教授が現地の学生に向け講義を実施しました。学生の中には本学への大学院進学や日本での就職に興味を持つ学生も見られ、講義内容に熱心に耳を傾けていました。今後もASEANキャンパス事業を通じて、ASEAN地域における高度人材育成を目指していきます。
【マレーシア】マラヤ大学(UM)からの来訪
2024年10月22日(火)、マラヤ大学の工学部電気工学科教授であり、基礎工学研究科物質創成専攻特任教授でもあるDr. Suhana Binti Mohd Saidが、吹田キャンパスを訪問しました。ASEANキャンパス事業担当教員の案内のもと、生物工学国際交流センターの分子微生物学研究室の本田孝祐教授と面談し、両大学の学生および研究交流のさらなる発展について活発な意見交換を行いました。マラヤ大学とはASEANキャンパス事業の教育プログラム(OUICP、OUICP-S)に関する大学間学生交流附則協定を締結しました。これにより、今後の連携が一層深まり、新たな協力の可能性が広がることが期待されます。
【マレーシア】マレーシア科学大学(USM)からの来訪
2024年10月18日(金)、マレーシア科学大学のProfesor Ir. Dr. Mariatti Jaafar, Dean, School of Materials and Mineral Resources Engineering、Dr. Asrulnizam Bin Abd Manaf, Associate Professor Collaborative Microelectronic Design Excellence らが、産業科学研究所先進材料実装研究分野の荒木徹平准教授と面談し、ナノ・マイクロ材料による新規電子デバイスを活用した、マレーシアでの社会課題解決への応用研究に関する意見交換を行いました。ASEANキャンパス事業では、グローバルイニシアティブ機構海外キャンパス部門の教員がコーディネーターとなり、パートナー校と本学の研究者とのマッチングなど、国際共同研究を推進する役割を担っています。
【インドネシア】The University of Osaka Global Alumni Fellowとの懇談
2024年10月17日(木)、ASEANキャンパス連携機関であるボゴール農科大学(IPB)にて、「The 2nd International Conference on Sustainable Animal Resource and Environment (ICARE) 2024」が開催され、生物工学国際交流センター長の藤山和仁教授が発表を行いました。その後、「The University of Osaka Global Alumni Fellow(本学の卒業生・修了生や元教職員で、海外の大学・研究機関等で活躍される方々を対象に授与されるもの)」を授与されているボゴール農科大学のProf. Dr. Ir. Anas Miftah Fauzi(IPB大学院学長室)、ガジャマダ大学のProf. Irfan Dwidya Prijambada(ガジャマダ大学大学院バイオテクノロジー学部)らと懇談を行いました。
【タイ】カセサート大学(KU)からの来訪
2024年10月11日(金)、カセサート大学のMs. Patcharapa Tantichuwet, Department of Teacher Education, Faculty of Education and Development Scienceをはじめとする5名の講師が、グローバルイニシアティブ機構の海外キャンパス部門長である藤田清士教授と住村欣範教授と面談しました。今回の面談では、ASEANキャンパス事業で展開する教育プログラムにおける学生交流の発展について意見交換を行いました。
【ベトナム】ベトナム科学技術省からの来訪
2024年10月4日(金)、ベトナムの科学技術省(ministry of science and technology)から Mr.Dao Ngoc Chien,Director,Office of National Science and Research Technology Programsら11名が来訪しました。本学からは、工学研究科の森川良忠教授、エマージングサイエンスR3センターの伊藤正特任教授、グローバルイニシアティブ機構の住村欣範教授、張雅特任助教、またオンラインで接合科学研究所の勝又美穂子准教授が出席しました。本学の様々な研究分野を紹介するとともに、大阪大学ASEANキャンパス事業について説明しました。その後、両国のさらなる連携の可能性について意見が交わされました。
【ベトナム】ベトナム科学技術アカデミー(VAST)との会議を実施
2024年9月23日(月)~9月25日(水)まで、ベトナムのダナンで開催されたThe 11th International Workshop on Advanced Materials Science and Nanotechnology (IWAMSN 2024)の期間中に、工学研究科の森川良忠教授らがVASTの教員と会議を行いました。双方から各自の研究の紹介を行い、今後の連携の可能性について話し合いました。
【フィリピン】大阪大学ASEANキャンパス SDGsフィールドスタディ バンブー:フィリピンを実施
2024年9月15日(日)~9月26日(木)、「大阪大学ASEANキャンパス・SDGsフィールドスタディ バンブー:フィリピン」がフィリピンにて実施されました。参加者は、フィリピン大学ディリマン校のアジアンセンターおよびフィリピン大学ロスバニョス校を拠点とし、現地の専門家による講義、フィールドトリップやエクスカーションを通じて、現地社会や東南アジア地域の特徴について多様な視点から学びました。最終日には、参加者がフィリピン社会のSDGsの課題に関する英語プレゼンテーションを行い、現地の教員らとディスカッションをしました。
【ベトナム】ベトナム科学技術アカデミー(VAST)の研究者に感謝状を贈呈
2024年9月14日(土)、エマージングサイエンスデザインR3センターにて、同センターの元センター長である伊藤正特任教授からVASTのInstitute of Material SciencesのDr. Do Kanh Tunに感謝状が贈呈されました。本学基礎工学研究科(鈴木義茂教授)とVAST Institute of Material Sciences(Dr. Nguyen Thi Ngoc Anh)は磁気抵抗センサーの生物医学応用を目指した磁気ナノ粒子の検知に関する国際共同研究プロジェクトを実施しており、貢献の大きかった他2名の研究者にも感謝状が贈られました。今後もASEANキャンパス事業を通じた教育研究活動により、ASEAN地域での課題やグローバルな社会課題を解決する研究成果の創出や人材育成を推進していきます。
【タイ】ASEANキャンパス事業パートナー大学との学生交流プログラム
2024年8月8日(木)~9月13日(金)の期間、工学研究科生物工学専攻の24名が、生物工学国際交流センター (ICBiotech)が実施する「海外フィールドスタディ S」に参加しました。本科目は、海外において自らの専門性を発揮するための基礎的な力を養うことを目的とします。参加者の24名は、タイの大阪大学ASEANキャンパス事業パートナー大学であるキングモンクット工科大学トンブリ校、チュラロンコン大学、カセサート大学、マヒドン大学に分かれて配属され、現地での研究や実験に従事しました。プログラムの最終日には、マヒドン大学において研究成果発表会が行われました。このプログラムは、ASEANキャンパス事業パートナー大学と本学の教員間での研究交流を基礎として、教育交流へと発展した取り組みであり、両大学の関係が一層深まることが期待されます。
【ベトナム】高大連携事業として、ベトナムと日本の高校生が参加するプログラムに同行
大阪大学ASEANキャンパス事業では高大連携事業を行っています。その一環として、 2024年7月23日(火)~2024年7月27日(土)、ASEANキャンパス事業の連携機関であるハノイ国家大学の付属自然科学高校の高校生6名と、兵庫県立兵庫高校の高校生14名が参加するベトナムでのフィールドスタディのコーディネーターとして、生物工学国際交流センターの藤山和仁センター長が参加しました。フィールドスタディでは、持続可能な再生可能エネルギーの現地調査として、風力電所や水力発電所や、生ごみからバイオガスへの変換モデルなどを視察しました。また、ASEANキャンパス事業の連携機関であるハノイ工科大学で講義を聴講しました。また、両高校からの参加学生は様々な文化交流プログラムを通して交流を深め、最終日には、ベトナムでの約1週間の経験について、プレゼンテーションを行いました。
【共通】OUICP参加学生向け大学説明会を実施
2024年7月23日(火)、Osaka University International Certificate Program (OUICP)で渡日中の学生に対し、大学紹介を行い、先輩学生や教員と将来のキャリアを考える会を実施しました。進学に関する情報に続いて、博士後期課程在学生(うち1名はOUICP修了生)からの経験談紹介(進学理由・進学プロセス・経済的支援・課題等)を行いました。その後の交流会では、現在の研究テーマや進路について、参加学生から多くの質問があり、先輩学生や教職員との活発な意見交換が行われました。
【タイ・インドネシア】OUICP夏期渡日者説明会を実施
2024年7月2日(火)、Osaka University International Certificate Program (OUICP)の夏期渡日者向け説明会を実施しました。OUICPは大阪大学ASEANキャンパスを活用したオンライン講義科目及び海外実習科目で構成される双方向のハイブリッド型教育プログラムで、参加者は大阪大学に一定期間短期留学を行います。説明会には、タイとインドネシアから5名の学生が参加し、ASEANキャンパス事業に係る教職員と交流しました。
【ブルネイ】ブルネイ工科大学(UTB)からの来訪
2024年7月2日(火)、ブルネイ工科大学のDR. SYAZANA ABDULLAH LIM, SCHOOL OF APPLIED SCIENCES AND MATHEMATICSらが、工学研究科宇山浩教授と薬学研究科荒井雅吉教授の研究指導を受けるため、本学を訪問しました。ASEANキャンパス事業では、グローバルイニシアティブ機構海外キャンパス部門の教員がコーディネーターとなり、パートナー校と本学の研究者とのマッチングなど、国際共同研究を推進する役割を担っています。
【マレーシア】マレーシア科学大学(USM)との国際シンポジウムを実施
2024年5月29日(水)、大阪大学ASEANキャンパスSDGs共創フォーラムの一環として、マレーシア科学大学(USM)とプラスチック・ソリューションをテーマとした国際シンポジウムをハイブリッドで実施しました。工学研究科の宇山浩教授と、USMのProfessor Dr. K Sudesh Kumar, School of Biological Sciencesによる基調講演に続き、基礎工学研究科の西山憲和教授を含む両大学の研究者や学生からの発表があり、参加者(100名)から積極的な質疑応答がありました。また、USMからの出席者は同大学内に設置された大阪大学ASEANキャンパス・マレーシアオフィスからの参加となりました。
【ブルネイ】Universiti Islam Sultan Sharif Ali(UNISSA)からの来訪
2024年5月9日(木)・10日(金)の両日、UNISSAのPengiran Dr Hajah Nor Khairiah binti Pengiran Haji Hashim, Director, Halalan Thayyiban Research Centreらが本学を訪問されました。期間中、薬学研究科荒井教授、グローバルイニシアティブ機構海外キャンパス部門長藤田教授、住村教授、波山特任教授らと面談し、国際共同研究や学生への研究指導など今後の教育・研究交流の発展について意見交換がなされました。UNISSAのHalalan Thayyiban Research Centreからはこれまでに多くの学生がASEANキャンパス事業で展開される国際的ハイブリッドラーニングプログラムであるOUICPに参加しています。