大阪大学職員像

大阪大学は、江戸期に大坂の地に創設された「適塾」(1838年)を原点とし、さらに遡って大坂の五商人によって開設された「懐徳堂」(1724年)の精神を汲みつつ、学術と教育の機関として発展してきました。
大阪大学にとって、藩校ではない町民による町民のための二つの学問所を精神的な源流とすることは、創立の歴史的経緯を超えた深い意味をもっており、本学が市民に広く開かれた学問所であるとともに、世界トップレベルの教育研究活動を推進してきた原点にもなっています。
21世紀を迎えた今日、「地域に生き世界に伸びる」 をモットーに、大阪が生んだあの自由な研鑽の場所を、ここ大阪大学に時代にふさわしい形で具現化させるために、わたしたちは「社会に開かれた学府」として、大阪大学をますます発展させなければなりません。
いま、大阪大学では構成員全員が力を合わせ、教育・研究から社会連携、大学運営まで、自他ともに認める、そして、全国の諸大学のモデルとなりうるような特色ある活動と運営のスタイル-「阪大スタイル」-を築いていこうとしています。
その中で、職員が「阪大人」としてその使命を果たしていくために、次のような職員像を掲げます。


1.大学の発展を担うマインドを持っている職員
阪大人としての使命を自覚し、広い視野で大学全体を見渡して物事を考えます。
常に問題意識を持ち、主体的に業務に取り組みます。

2.コミュニケーションを大切にしている職員
常に学内外に目を向け、自ら積極的に社会や現場に足を運びます。
相手を思いやる気持ちを大切にし、組織として協調して業務に取り組みます。

3.新しいことに積極的に取り組んでいる職員
前例にとらわれず、柔軟な発想で、まずはやってみます。
多様なニーズを正確に捉え、自ら進んで新たな業務を引き受けます。

4.向上心を持っている職員
現状に満足することなく、常に目的意識を持って、自己研鑽に励みます。
幅広い知識を身につけ、賢明な社会人としての確かな判断力を養います。



~「大阪大学は、このような職員の努力を活かし、

たゆまぬ改革に取り組みます」 ~