令和6年能登半島地震への本学の対応について

2024年2月15日現在

西尾総長メッセージ

受験生、在学生の皆さんに対する支援

本学の支援活動等の取り組み

歯学研究科・薬学研究科  代表者・阪井丘芳 教授(歯学研究科)  
活動内容:口腔ケアをはじめとした感染症対策
現地滞在中の厚生労働省職員とオンライン会議を実施し、ご許可の下、大阪大学で確かな除菌力と高い安全性の両立が確認された要時生成型亜塩素酸イオン水溶液(MA-T®)を寄附しました。現地のニーズに応じて、各種液剤(マウスウォッシュ、手指消毒剤、全身洗浄剤)を1.5次避難所に順次設置しています。

人間科学研究科  代表者・渥美公秀 教授(人間科学研究科)
活動内容:令和6年能登半島地震救援準備および初期調査
場所:志賀町、中能登町、羽咋市、七尾市、輪島市

人間科学研究科  代表者・杉田映理 教授(人間科学研究科)
活動内容:MeW プロジェクトによる被災者の月経対処支援および初期調査
場所:七尾市、輪島市

人間科学研究科・人間科学研究科附属未来共創センター  代表者・杉本めぐみ 准教授(人間科学研究科)
活動内容:津波防災および女性の抱える避難所問題への防災専門家としての報道協力
津波防災および女性の抱える避難所問題について、防災専門家としての見地から、各種メディアの取材報道に協力しています。

連合小児発達学研究科  代表者・山本知加 助教(連合小児発達学研究科)
活動内容:地震後の子どもの心身の変化に関する資料の修正と広報
大阪北部地震後に作成した子どもの地震後の心身の変化に関する子ども向けリーフレットおよび保護者向けリーフレットを、令和6年能登半島地震の状況に合わせて修正を行い、連合小児発達学研究科ウェブサイトにて掲載(更新)するとともに、東北大学災害科学国際研究所 齋藤玲助教が作成した「能登半島地震・学校教育関連情報まとめサイト」というウェブサイトでもご紹介いただくよう情報提供を行いました。

医学部附属病院  
活動内容:災害派遣医療(DMAT派遣)
高度救命救急センター内に能登半島地震対策本部を設置するとともに、厚生労働省、大阪府からの要請を受け、1月9日から1月27日の間、 DMAT隊(Disaster Medical Assistance Team:医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成される、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場で急性期から活動できる機動性を備えた医療チーム)4チーム(延べ16名)を現地に派遣し、石川県立中央病院に設置された「DMAT活動拠点本部」において、本部長として、能登地域から金沢地域への高齢者等移送にかかる約30チームの活動指揮や、金沢市内に設置された「施設避難者一時待機ステーション」で、メディカルチェック、受け入れ手続き、夜勤帯を含めた有症状者への緊急対応、医療機関への搬送調整、搬送など多岐にわたる支援活動を行いました。
DMAT派遣活動の詳細はこちら
医学部附属病院ページ「令和6年能登半島地震へのお見舞いならびに支援について

附属図書館
活動内容:被災地域の大学関係者への図書館利用提供
被災地域の大学所属で、大阪府や近隣地域に帰省・避難している学生や教職員の方へ本学図書館を利用に供しています。
詳細はこちら

附属図書館生命科学図書館
活動内容:被災地支援としての文献複写サービス無料提供
附属図書館生命科学図書館において、いち早く医療情報をお届けすることを目的に、石川・富山・新潟各県の大学等機関(病院図書室・個人院を含む)からの文献複写依頼について、複写料金・送料を無料とし、速達にて送付しています。
詳細はこちら

工学研究科  本学代表者・柏 尚稔 教授(工学研究科)
活動内容:令和6年能登半島地震被害調査
国土交通省住宅局建築指導課、国土技術政策総合研究所、建築研究所、東京工業大学、千葉工業大学、ベターリビングとともに、令和6年能登半島地震において被害を受けた建物および宅地の広域調査を実施しました。
【関連ウェブサイト】
建築研究所ウェブサイト
建築研究所「現地調査報告の公開について 」
建築研究所現地調査報告


地震被害調査の様子(現地調査報告より抜粋)。写真中の人物は柏教授。

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