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第145回懐徳堂秋季講座 「大阪の世界遺産を学びつくす―百舌鳥・古市古墳群」

対象
  • ALL
日時
2023.11.26 Sun 13:30 - 16:30
申込方法
WEB、または電話より受付
問合せ
06-6843-4830(平日10:00~17:00 ※12:00~13:00除く)

2019年7月、大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」がユネスコ世界文化遺産に登録されました。エジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の始皇帝陵と並ぶような巨大古墳が点在しており、日本古代国家の成立を解き明かす上でかけがえのない遺産です。この講座では、現地の発掘調査に長く携わる研究者と、古墳研究の第一人者による講演を通じて、最新の研究成果を徹底的に学んでいただくことができます。きっと、現地に足を運びたくなるでしょう。

日時:11月26日(日)13時30分〜16時30分

会場:大阪大学中之島センター10階佐治敬三メモリアルホール

【第一部】13時30分~14時45分

伊藤聖浩(羽曳野市教育委員会)「世界遺産の古墳を探訪してみよう-古市古墳群を中心として-」

 大阪初の世界遺産「百舌鳥・古市古墳群-古代日本の墳墓群-」は、「百舌鳥」と「古市」の2つのエリアに分かれています。その一つの「古市エリア」とされる古市古墳群には、おおよそ4キロメートル四方の範囲に、巨大前方後円墳「応神天皇陵古墳」をはじめ、さまざまな規模と形状の古墳が集中して存在しています。古市古墳群の歴史的意義を考える上で手掛かりとなった、いくつかの古墳の発掘調査成果を「探訪」してみたいと思います。

【第二部】15時~16時15分

福永伸哉(大阪大学教授)「百舌鳥・古市古墳群と世界の墳丘墓」

 2019年に世界文化遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群。日本に15万基以上もある古墳の中で、この古墳群がなぜその「代表」といえるのか。世界の墳丘墓と比較したとき、日本の古墳はどんな特徴を持っているのか。そして、それを生み出した日本のユニークな国の成り立ちをどう考えるか。百舌鳥・古市古墳群をめぐるさまざまな論点に、人類史的な視点を踏まえながら迫ります。











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