平成24年12月13日(木)@大阪府立生野高等学校【馬場理事・副学長】
GLHS進学指導特色校訪問(馬場理事・副学長@生野高校)
「化学で見る私たちの世界~人類は炭素で生きている~」
「炭素」と聞いて、思い浮かぶものは何だろうか?
鉛筆の芯、バーベキューで使う木炭、ダイヤモンド、二酸化炭素など、おそらく割と人の身近にあるものを挙げられるだろう。平成24年12月13日、馬場理事・副学長が大阪府立生野高校で行った講演は、炭素「C」に纏わる人類の不思議について、「何故そうなのか?」と語りかける禅問答のようであった。
ヒトの身体は、75%が水で出来ているというのは有名な話だ。構成元素で見ると、水素「H」が60%で最も多く、酸素「O」が次いで26%、第3番目に多いのが「C」、炭素となる。炭素は、地球上にはそれほど多くなく、わずか0.8%しかない。何故、そのような物質が、生物の身体に多く含まれるのか?ヒトは何故食事をするのか?ヒトが食べられるものが決まっているのはどうしてだろうか?
その答えが、「C」にある。
今回の講演では終始、身近に潜む「なぜ?どうして?」に着目し、化学の側面からそれらに迫っていく形で話が進められた。問題と答えを与えられることに慣れてしまうと、自ら課題を見つけることはなかなか難しい。大学では、自分自身で問題の本質がどこにあるのかを見極め、課題を設定し、それに取り組む姿勢を身に付けることが求められる。
総長や理事・副学長が大阪府下の進学指導特色校を訪問し、大阪大学の魅力、学問をすることの楽しさや面白さを説いてまわった企画も、平成24年度は今回で一旦終了となる。今年、各講演や懇談会で、合計約2,500名の若者と出会うことが出来た。
研究や学問だけではなく、全ての行動の取っ掛かりは「なぜ?どうして?」という好奇心だと思う。この広い世界には、まだまだ謎があふれている。これを大事に持ち続け、大学でそれを明らかにする力、実現できる力を身に付け、世界に大きく羽ばたいてもらいたい。
筆者にとっては、10年ぶりに母校を訪れる機会をくれた企画でもあった。
来る2013年も後輩の手助けができれば、言うことはない。
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(総長秘書室プロジェクトマネジメント・チーム)