平成24年11月8日(木)@大阪府立四条畷高等学校【江口理事・副学長】

GLHS進学指導特色校訪問(江口理事・副学長@四条畷高校)

「どこまで見えるか?磁気共鳴の神秘」

現在、日本全国の病院に普及し、人間ドックなどでお世話になるMRI。

「ヒトの身体を見る機械」だということは、名前を聞いたことがある人は大抵知っているだろう。しかし、このMRIが一体どういう原理でヒトの身体を見ることができているのかまで分かっている人は、どれくらいいるだろうか?2012年11月8日(木)、大阪府立四条畷高等学校に訪問した江口太郎理事・副学長が講演した内容は、このMRIの原理の基礎を分かりやすく解説したものだった。

講演で語られたのは、「MRIは、水を見ている。」ということ。

MRIは、磁気共鳴現象(核磁気共鳴)と呼ばれる現代科学の分析には欠かせない現象を利用し、水分子中の水素原子に含まれる陽子に、磁気を帯びさせることで観察している。現代の科学がどのようなことをなし得たのか、これからどのようなことをなそうとしているのか、高校一年生にとっては、サイエンスの一端に触れる時間となった。

講演の最後には、江口副学長から「あまり自分のゴールを決めつけ過ぎずに、あたまを柔らかくして、色んなことに挑戦してください。これからまだまだ勉強することは沢山あるので、興味をもって楽しんで取り組んでください」という激励のメッセージが送られた。

講演後、個別に副学長の元を訪れ、講演中に語られなかった江口先生の専門であるマチカネワニについて質問に来る生徒さんがいたり、私たち職員のもとにも「大阪大学の人間科学部ではどのようなことが学べるのか」等進路に関して質問にくる生徒さんがいたりと、今回の訪問では高校一年生ながらしっかりと将来を見据えた若者に多く出会えた。

この企画では、大阪府下の進学指導特色校を巡り、私たちはその全てに同行させてもらっている。当然のことではあるが、訪れる高校毎に雰囲気は全く異なる。四条畷高校のように大らかな印象を受ける高校もあれば、凛とした印象の高校もあり、そこにいる生徒さんの雰囲気も当然ながら千差万別だ。しかし、その全てに共通しているのは、若者の眼の力強さと輝きである。教育関係機関の一員として、彼らの眼の輝きに応えられる大学であり続ける必要があると、責任をヒシと感じた。

(総長秘書室プロジェクトマネジメント・チーム)

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