大阪大学のTA・TF制度

大阪大学では、平成29年度より、新しいティーチング・アシスタント(以下「TA」という。)及びティーチング・フェロー(以下「TF」という。)制度を導入します。

大阪大学のTA・TF制度の概要は次のとおりです。

身分区分 授業内容
スチューデント・アシスタント【SA】 授業に付随する内容ではあるものの教育活動そのものには参画しない作業を担当
ティーチング・アシスタント【TA】 教員の教育上の指導のもと、教育活動における補助的な教育業務を支援する
ティーチング・フェロー【TF】 教員の教育上の指導のもと、補助的な教育業務の内容を自ら計画の上、授業等の進行管理をしながら展開して実施する

【TA・TF制度とは】

大阪大学のTA・TF制度は、修業年限を6年としている学科をおく学部の5年次以上の学生及び大学院生が補助的な教育支援活動に参画することを通じて、(ⅰ)教育指導能力のトレーニングを行い、(ⅱ)学部教育や大学院博士前期課程教育を充実させ、(ⅲ)修学のための経済的支援を行うこと、を目的としております。

【TA制度改革】

 本学のティーチング・アシスタント(TA)制度については、平成24年度よりステューデント・アシスタント(SA)、ジュニア・ティーチング・アシスタント(JTA)、シニア・ティーチング・アシスタント(STA)から構成される制度を整備・運用し、全学において、その定着と効果が認められておりましたが、一方で学生の教育能力をさらに伸ばすことを望む声も多く、制度全体の見直しを検討して参りました。
 このたび、本学の教育のさらなる質向上のため、またより高度な教育能力をもつ人材を育成するため、新たにティーチング・フェロー(TF)の身分を導入することとなりました。加えて、従来のTA制度の問題点も再検討し、新たな制度となりました。
 従来のJTAの業務を引き継ぐ区分として「TA」を、従来のSTAの業務に加え教育展開能力を育成するための区分として「TF」を設置し、それぞれの業務内容を明確に区別しています。

【TA・TFに従事する方、従事を希望される方へ】

 TA・TFに従事する人は、教育および教育を行う教員を支援するという業務を通じて、自らが教育者として学ぶ機会であるということを念頭に置く必 要があります。大学院に進み、将来的には大学の教員になろうとする人、あるいは中学校・高等学校の教員になろうとする人にとっては、教育を経験する絶好の機会と言えます。また、大学院修了後に企業への就職を考えている人にとっても、これからのキャリアの中で教える側となる場面が多くあることでしょう。その意味でも、大学におけるTA・TFの経験はみなさんの将来に必ず役に立つものと考えられます。

 みなさんにとって、これまで、授業は「授かる」ものであったはずです。授業のことを知っている気でいても、授業を「授ける」側、すなわち教える側に立って初めて理解できることも多くあるでしょう。自分が教員だったらどう考えるか、そして学生との応対はどうあるべきかを考えつつ業務に当たってください。これまでの長年の学校生活、大学生活を、教室の前に立つ者として、改めて省みることによって得られることもまた多いはずです。

 そしてTA・TFには業務の対価としての報酬が大学から与えられるという点に留意してください。それを単なる経済的支援として捉えるのではなく、報酬に伴う責任を実感しつつ、また教育者としての立場を意識しつつTA・TFの業務に当たっていただきたいと思います。

 詳しくは下記の各ハンドブックを参照してください。
 (TA・TFに採用される際、以下の内容を必ず理解したうえで従事にあたってください。)
 ■TA・TFハンドブック (日本語版)
 ■TF別冊ハンドブック  (日本語版)
 ■TA・TFハンドブック (英語版)
 ■TF別冊ハンドブック  (英語版)

TF業務に従事された方は、学期終了時にTF業務報告書の提出をお願いしています。
 ■TF業務報告書(学生用) (Excel)
 ■TF Activity Report(For Students)  (Excel)

【TA・TFを採用される教員の皆様へ】

 平成29年度より、本学の教育のさらなる質向上のため、またより高度な教育能力をもつ人材を育成するため、新たにティーチング・フェロー(TF) の身分を導入することとなりました。それに伴い、従来のJTA、STAという区分を廃止し、TA、TFという2区分で業務分担を明確化した新しいTA制度を発足させます。

 従来のJTAの業務を引き継ぐ区分として「TA」を、従来のSTAの業務に加え教育展開能力を育成するための区分として「TF」を設置し、それぞれの業務内容を明確に区別しています。(SAについては、その位置付けや 業務内容等の変更は行いません。)

 教員の皆さまには、制度の趣旨を理解し、適切な運用についてご支援、ご協力をお願いいたします。詳しくは、下記の案内をご覧ください。
 ■ ティーチング・フェロー教員向けご案内(A4:両面印刷3つ折り用)

 TFを採用された場合、学期終了時にTF評価報告書の作成をお願いしています。
 ■TF評価報告書(教員用) (Excel)
 ■TF Evaluation Report(For Instructors) (Excel)


  お問い合わせ先

 ■TA・TFの制度に関すること
 大阪大学 教育・学生支援部 教育企画課
 TEL: 06-6879-7107
 E-mail:gakusei-gakumu-gakumu(@office.osaka-u.ac.jpを続けてください。)

 ■TA・TFの受入れや手続きに関すること
 授業開講部局担当事務部

 ■TA・TFについての相談
 授業開講部局TA・TF相談窓口

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