キャンパスライフ一貫型国際性涵養教育
大阪大学は、学生の皆さんが授業でも、授業以外の場でも、さらに、オンラインのバーチャル空間でも、「いつでもどこでも」外国語や外国文化について学習できる環境を整備するため、つねにカリキュラムや制度の改革を行っています。皆さんのキャンパスライフの中で「いつでもどこでも」学習できる教育体制のことを「キャンパスライフ一貫型国際性涵養教育」と名づけています。
現在、以下のような試みを行っています。
■全学共通教育において外国の言語と文化
皆さんが1,2年次に主に学習する全学共通教育には、マルチリンガル教育センターが提供するマルチリンガル教育科目という科目群があります。「第1外国語」「第2外国語」と「グローバル理解」です。詳細については『全学共通教育科目 履修の手引』をご覧ください。
■大阪大学における英語教育の特徴
皆さんの英語力向上をめざして、全学共通教育のマルチリンガル教育科目では、共通教材による完全自習型の英語eラーニング授業 (「実践英語(e-learning)」)を導入しています。これは、繰り返し学習することが必要な語彙力・リスニング力等の、英語学習で基盤となるスキルを修得するためのものです。
一方、教室の授業では、少人数による対面式授業(「総合英語」)を履修して、多彩な内容や課題・活動を通じて、英語習得に必要な様々な技能を総合的に学ぶことができます。これら2種類の形態の英語授業を履修することで、いわゆる「アカデミック・イングリッシュ」の力をつけることができます。
・「実践英語(e-learning)」の詳細はこちら
・「総合英語」の詳細はこちら
「総合英語」のひとつの新しい試みとして導入した「総合英語(プロジェクト発信型 / Project-based English)」科目の授業風景についてはこちらをご覧ください。
■学生生活を一貫して外国語・外国文化を学ぶ機会の提供-高度国際性涵養教育科目-
全学共通教育をほぼ終了する2年次秋~冬学期以降、学部を卒業するまで、さらに、大学院に進学すれば博士前期課程まで、外国語や外国文化を学ぶための授業を履修することができる「高度国際性涵養教育科目」が卒業・修了の要件となる科目として提供されています。詳細は各学部の『学生便覧』等をご覧ください。授業内容については、主に、以下のようなカテゴリーに分類される授業科目があります。
・外国語の習得を目的とする科目
・外国の歴史、文化、社会等を理解するための科目
・外国語で教授する科目及び学生が外国語を用いて議論し、自分の意見を発信する能力を高めることを目的とする科目
・海外活動に対して単位化を行う科目
■外国語の学習支援が受けられる広場-OUマルチリンガルプラザ-
皆さんが外国語の授業でつまずいた時、新しい外国語を独学で勉強したくなった時などに、外国語学習についてのサポートを受けられる「OUマルチリンガルプラザ」があります。外国語学習に役立つさまざまな活動・イベントを対面形式及びオンラインで提供しています。
OUマルチリンガルプラザの詳細はこちら
■ファカルティ・ディプロップメントと公開講座
大阪大学の言語教育力を高めるため、教員を対象とした授業法・教育研修(FD: ファカルティ・ディベロップメント)を積極的に開催しています。またその一部は公開講座として、広く学外の教育関係者や教員志望の学生さん達に公開しています。
FD・公開講座の詳細はこちら