政策提言論文フォーラム「ISFJ日本政策学生会議」にて 法学部国際公共政策学科(OSIPP)赤井伸郎教授ゼミ 笠場班が最優秀政策提言賞(1位)を受賞

政策提言論文フォーラム「ISFJ日本政策学生会議」にて 法学部国際公共政策学科(OSIPP)赤井伸郎教授ゼミ 笠場班が最優秀政策提言賞(1位)を受賞

2022年12月10日(土)、11日(日)に、政策提言論文フォーラム「ISFJ日本政策学生会議」が、明治大学にて開催されました。

今年度は全国から24大学101研究班の論文がエントリーした中で、本学の法学部国際公共政策学科(OSIPP)赤井伸郎教授ゼミ笠場班の「橋梁メンテナンスの確立を目指して」が、最優秀政策提言賞(1位)を受賞しました。
論文の詳細については、ISFJの論文ライブラリに掲載されています。

ISFJ日本政策学生会議において、最優秀政策提言賞を受賞した笠場班の「橋梁メンテナンスの確立を目指して」は、橋梁の老朽化対策に着目し、住民が安心して使い続けられる橋梁の実現をビジョンとしています。リサーチを通じて、急速に社会資本の老朽化が進む中、市町村が管理する橋梁は、修繕等の措置が必要であると認識されているにも関わらず、適切なメンテナンスがされていないものが多数存在していることが明らかになりました。本論文では、「人材不足、予算不足により市町村管理橋梁の措置が進んでいないこと」を問題意識とし、これまでに二度点検された市町村管理橋梁の判定区分のデータを用い、判定区分の変化に影響を与える要因を明らかにする分析を行いました。分析結果と自治体に対するヒアリング調査を基に、市町村における人材不足の量・質、予算不足の問題に対応した政策を提言しました。

大会では、二度点検された橋梁の判定区分の変化に着目し、膨大な橋梁のデータを用いて分析を行った点、現状分析から仮説設定、政策提言までの流れが論旨明快にまとまっている点が評価され、最優秀政策提言賞の受賞につながりました。

論文執筆を通じて、社会資本の老朽化という社会問題についての理解を深めることができ、また論理的思考力を養うこともできました。自らで問題意識を持ち、実現したい社会を掲げて1つの論文を書き上げたこと、班活動を通じて学年の垣根を超えた繋がりが生まれたことは学生たちにとって貴重な財産となりました。

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