政策提言論文フォーラム「ISFJ日本政策学生会議」にて 法学部国際公共政策学科(OSSIP)赤井伸郎教授ゼミ三林班が最優秀賞(1位)を受賞

政策提言論文フォーラム「ISFJ日本政策学生会議」にて 法学部国際公共政策学科(OSSIP)赤井伸郎教授ゼミ三林班が最優秀賞(1位)を受賞

2021年12月11日(土)12日(日)に政策提言論文フォーラム「ISFJ日本政策学生会議」がオンラインにて開催されました。

今年度は全国から20大学98研究班の論文がエントリーした中で、本学の法学部国際公共政策学科(OSSIP)赤井伸郎教授ゼミ三林班の「民間事業者の視点を汲んだPFIの実施推進」に関する論文が最優秀賞(1位)を受賞しました。
論文の詳細については、ISFJの論文ライブラリに掲載されています。

ISFJ論文研究発表会において、最優秀賞を受賞した三林班の「民間事業者の視点を汲んだPFIの実施推進」は、公共サービスの維持・整備の手段の一つであるPFIに着目し、官民が一体となった社会資本の適切な維持・整備をビジョンとしています。リサーチを通してPFIの実施件数は年々上昇傾向にある一方で、1事業あたりに参加する民間事業者の数は減少傾向にあることが分かりました。そうした状況下では、民間同士の競争が作用しにくくなる恐れがあり、「現状のPFIの制度設計では競争原理が機能した効果的なPFIを実現できないこと」を問題意識としました。データ分析ではPFIの事業期間や官民での権利関係、行政がはじめに算出したPFIの財政的な効果が民間事業者の参加数に与える影響を検証しました。そして、ヒアリング調査と併せて、民間事業者がPFIに参入する際の阻害要因を解消するための政策を提言しました。

大会では、明確な問題意識のもと一貫性のある議論が展開されている点、データ分析とヒアリング調査が補完し合った政策提言ができている点が評価され受賞につながりました。

論文執筆を通じて、PFIという難解なテーマに対し粘り強く考察を続ける思考体力・論理的思考力を養うことができました。また、自らで問題意識を持ち1つの論文を書き上げたこと、班活動を通じて学年の垣根を超えた繋がりが生まれたことは学生たちにとって貴重な財産となりました。

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