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必然のジャイアント・キリングーポジティブと知性と努力で掴んだ快挙!!-

インカレの華 〝逆転ゴール〟に歓喜

 マイルリレーとも呼ばれる4×400メートルは、大会全日程を締めくくる「大トリ」。毎回、大変な盛り上がりを見せる花形競技だ。今回、1部男子の決勝を争ったのは、強豪私大を含む8チーム。阪大チームは、持ちタイムで一番速い1走の佐藤弘樹さん(工学研究科2年)がロケットスタートを見せ、2走、3走とトップをキープ。4走の志賀颯さん(工学部3年)はいったん、4人ほどに抜かれたが、なんと終盤一気に抜き返し、トップでゴールに飛び込んだ。タイムは3分9秒81。沸きに沸く会場。初優勝とともに、昨年に続き阪大記録も塗り替えた。

練習の積み重ねがペースを体に刻む

 逆転ドラマを演じた志賀さんは「実は、抜かれた時も『最後の100メートルで抜ければいい』と考えていた」と照れ笑いする。「飛ばしている相手がバテているのも分かった。とにかく自分のペースを守ろうと思いました」とも。ただでさえ緊張するリレーのアンカーだが、練習の積み重ねによって、体にベストのぺース配分が刻み込まれていた証しだろう。

 リレーで勝つには各走者のスピードが重要なのは言うまでもないが、佐藤さんはチームとしてのまとまりを強調する。「冬以降、セパレートレーンで行っていた練習をマイルリレーと同じオープンレーンで行い、アンカーの志賀君の後半のキレを活かすためのレース展開にもっていくにはどうすればいいかを考え、レースの感覚をつかめるように努めた」。2走の平松力さん(経済学部4年)も「メンバーそれぞれの持ちタイムが必要なのはもちろんですが、46秒台という今シーズンの日本ランカー15位に数えられる記録をもつ佐藤さんが常に近くにいることで、身近な目標を持ち、追いつけ、追い越せという良い流れができた」と話す。

学業との両立は集中力で

 阪大陸上部には約120人が在籍する。練習は土曜午前を含め週5日、行われる。学業との両立について3走の長奎吾さん(基礎工学部3年)は「今も、週4回のペースで学生実験があって大変ですが、きちんと計画を立てて取り組めば、全体練習の集合に間に合います」と語る。佐藤さんも「幸い研究室の先生の理解もあって、時間がやりくりできています。陸上は、院生でも続けられる競技だと思います」と強調する。

 阪大の陸上部には私学のように専任のコーチはいない。だからこそ普段の練習は自分たちでメニューを考えることができる。平松さんは「走り込みをしたり、筋トレ一つやる時でも、それが走りのどの部分に効いてくるか、常に考えるようにしています」という。高校時代に全国大会に出た経験をもつのは志賀さんだけだったといい、競い合い、アタマを使うことでチーム全体の力を高めてきたことがうかがえる。実際に、平松さんは、近年急激に力をつけ10秒48という100mの阪大記録をたたき出した。マイルリレーのチームとしても、この4年間で5秒以上も記録を更新しており、記録の伸びが著しい。

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七大戦でのVが当面の目標

次の目標は、夏に行われる全国七大学総合体育大会(七大戦)だ。七大戦は院生の出場が認められないので、佐藤さんを除く新チームで戦うことになる。「関西インカレでも2位だった京都大が、最大のライバル。競技スケジュールが過密なので調整が大変ですが、佐藤さんがいなくても結果を残せるよう、がんばりたい」(長さん)と必勝を期す。

大阪大学陸上部

学部生だけで約120人が参加する大所帯。トラックでは、得意とする距離や競技にあわせ、「短短」「短長」「ミドル」「長距離」パートに分かれ、フィールドでは「跳躍」と「投てき」と、合計六つのパートからなる。
平日は月、火、水、金の午後5時から8時、土曜日は午前中に全体練習をしている。パート内で議論を重ね、よりよいトレーニングを模索する研究熱心さが持ち味といい、近年部員も増え、競技力も上がっている。部員らによると、陸上は「大学で伸びることができる競技」だという。

 

(2019年6月取材)

 

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