3月23日、24日にナノサイエンスデザイン教育研究センターでは、国際ジョイントラボを通じた人材育成・研究テーマのマッチングのために、ベトナム科学技術アカデミーの物質科学研究所（IMS）とマレーシア科学大学（USM）と大阪大学を結んで、オンラインでASEAN Joint Workshopを開催しました。さらに、基礎工学研究科もIMSとの交流開始20周年記念として共催し、18名による講演及びバーチャルラボツアーを実施しました。参加者は全体で110名に上りました。

５月２９日、６月５日、１２日の３日間に亘り、ブルネイ・ダルサラーム大学と連携し、オンライン英語プログラムを実施しました。学部学生、大学院学生を合わせて９名の学生が参加し、プレゼンテーション能力の向上に重点を置いた講義を受講しました。 今夏はコロナウイルス感染症拡大の影響により現地実習が中止となりましたが、今後も年に２回、オンラインと実地研修を併せた英語プログラムを実施する予定です。

７月２６日から２８日の3日間に亘り、インドネシアのバンドン工科大学等と「アジアコンピュテーショナル ・マテリアルズ・デザイン（CMD）ワークショップ2021」を開催しました。このワークショップはコンピュテーショナル・マテリアルズ・デザインの可能性を展望するとともに、 その基本となる最先端の計算手法を学び、実際にマテリ アルズ・デザインを体験することにより、 物質科学の新しいパラダイムに対応できる基礎能力をつけることを目的としています。参加者は全体で55名となり、実際に計算して物質を設計する点に重点をおいて、 並列計算機サーバーを自由に使って実習を行い ました。

7月29日 に 大阪大学90周年・大阪外国語大学100周年を記念した事業の一環として、 薬学研究領域にてASEAN諸国を対象とした国際シンポジウム「ASEAN network symposium on pharmaceutical sciences~ Osaka University」を開催しました。シンポジウムは大阪大学薬学研究科の沢井ホールとオンラインのハイブリッド形式で開催し、インドネシア、日本、その他アジア各国から総勢336名の参加登録がありました。ASEANキャンパス設置大学であるインドネシアのバンドン工科大学に加え、インドネシア大学、アイルランガ大学、ガジャマダ大学、および大阪大学から、それぞれの研究機関における国際連携の取り組みと、先端の研究事例について紹介があり、研究者や学生による活発な意見交換が行われました。今後もこのような国際交流をさらに進めていきます。

８月１３日から９月１７日にかけて、日本語日本文化教育センター（日日センター）の藤平特任講師がマヒドン大学を訪問しました。 ９月１日、４日及び１５日には、マヒドン大学教養学部に留学中の本学タイ語専攻の学生5名と、日日センター主催のメイプル・プログラムにて本学に留学予定のマヒドン大学学生1名との交流会を実施しました。 また、９月８日にマヒドン大学教養学部の依頼により “Special Lecture titled Japan Time: The Environmental in the Modern Japanese Society”と題する英語講演をオンラインにて実施し、マヒドン大学関係者52名が参加しました。 その他、マヒドン大学の関係教職員と面会を行うなど、これらの活動を通じて昨今の状況下においてもマヒドン大学との交流を推進しています。

９月３０日に、ブルネイ・ダルサラーム大学（UBD）、スルタン・シェリフ・アリー・イスラミック大学（UNISSA）、ブルネイ工科大学（UTB）と共同でオンラインセレモニー「Osaka University International Certificate Programme: Halal Science, Technology and Innovation (OUICP‐HaSTI) 2020年度修了式及び2021年度入学式」を開催しました。 ブルネイからはDr. Haji Azman教育省事務次官をはじめとして、各大学の副学長等、本学からは河原源太理事・副学長及びプログラム関係教職員が出席し、プログラム履修者と合わせ、１１６名が参加しました。 OUICPは５つのプログラムで構成され、プログラム全体で2020年度入学の第１期生は66名、2021年度入学の2期生は47名が参加しました。今回はプログラムの１つであるOUICP-HaSTIにおいて、2020年度入学の31名の修了生に修了認定証を授与し、2021年度は31名の学生の入学式を挙行しました。 今後も、当プログラムをきっかけとして、より一層学生交流を推進していきます。