大阪大学 OSAKA UNIVERSITY
日本酒 緒方洪庵
Sroty.03
NEO「緒方洪庵」第一弾
野村復興支援酒 NEO「緒方洪庵」
 2021年5月1日、銘酒「緒方洪庵」は大阪大学発の野村復興支援酒 NEO「緒方洪庵」として生まれ変わりました。「NEO」には「NEOには「新しい」「復活した」という意味があり、ここではN=野村、E=愛媛大、O=大阪大の頭文字を指しています。また「O」には緒方洪庵、緒方酒造(本家緒方)も含意されます。
今後もNEO「緒方洪庵」は、趣向を変えながら、しかし野村復興支援という初心を忘れずに、大阪大学のお酒として造り続けていきます。

プロジェクトには、大阪大学の英知を結集
 ・人間科学研究科:復興まちづくりを実践。野村・本家緒方との信頼関係を構築
 ・工学研究科:大阪高等工業学校醸造科の歴史を受け継ぐ
 ・産業科学研究所:大学発のシーズを産業化につなげる
 ・適塾記念センター:適塾・緒方洪庵を研究・顕彰
 ・クリエイティブユニット:阪大ブランディングを担う
 ・株式会社ビズジーン:日本酒製造の実績を誇る阪大発企業
NEO「緒方洪庵」の設計
 酒造りは、文禄3年(1690)創業、但馬杜氏の伝統を受け継ぐ此の友酒造(朝来市)に委託しました。此の友酒造は全国新酒鑑評会で直近6年連続の金賞受賞の実績を誇ります。
NEO「緒方洪庵」の目指す味について、洪庵の人物像をイメージしました。すなわち、理路整然とした思考、威厳に満ち、それでいて温厚篤実な人柄から「キレとコク」。そして、「扶氏医戒之略」にみられる高邁な理想の普遍性から、時代に左右されない「王道の味」。この二つから、杜氏の勝原誠氏は「アミノ酸は低く(=キレがある)、おだやかで澄んだ香り。時代の変化に左右されない但馬杜氏の気質と伝統的な手法で醸す。淡麗で適度な酸味があり、すっきりと飲みやすい酒質」を目標に掲げました。
仕様は精米歩合58%の兵庫県産山田錦、「きょうかい6号」酵母を使用した純米吟醸酒としました。当初は火入れのみの計画でしたが、杜氏の強い意向により生酒でも提供することになりました。