会議・諸行事の運営 / 規則・規程の制定・改廃

会議や諸行事の運営、規則や規程、公文書の管理を担当。 本部の総務では、経営協議会や、部局長会議といった全学的な会議も担当。部局の総務では、教授会や部局マネジメントのための資料作成などを担当。他の業務分野に属さない多岐にわたる様々な事案に適切に対処する能力が求められます。

大学の将来構想に係る企画立案

大阪大学がこれからどのような部分に注力し、どのような方向で力を発揮していくべきか。大学を取り巻く状況を適切に収集し、大学執行部とともに企画立案をしていきます。データの分析や情報収集の力が求められるとともに、それらをどのように端的に表現するべきなのか、表現力や文書作成能力も求められます。

職員採用・人材育成・給与・福利厚生 / 人事制度の企画立案

大学を構成する教職員（教員、事務職員、技術職員、看護職員、研究員など）の採用手続き、勤怠管理、給与支給手続きなどを行っています。教員の採用は各部局の教授会が権限を持っており、部局の人事担当者が採用手続きなどを行います。事務職員の採用や育成計画は本部人事課が担当し、研修の企画や新たな人事制度の企画・立案などを進めています。労働法や就業規則を確認しながら、それを実務に反映させる能力が求められます。

大学の情報発信・広報活動 / 各種広報誌の発行・ホームページの管理 / 報道機関からの取材等の対応

大学が実践している教育や研究の成果を広く社会に伝える窓口です。本部広報課では、大学からのプレスリリースの対応や広報誌作成、マスコミ対応などとともに、学内厚生委員に対して適切な情報を発信する業務をしています。部局にも広報担当者がおり、それぞれの部局の研究成果の発掘や部局ごとの成果報告書などを作成したりしています。様々な情報を集約するアンテナや、それを発信するための企画力なども求められます。

学生生活や学生の所行事に関すること / 修学・課外活動・就職活動の支援 / 奨学金・入学金免除等に関すること

学生ともっともかかわりのある職務分野といえます。学生生活での困りごと、課外活動や就職サポートなどを担当し、学生の相談窓口にもなります。近年では留学生も多くなっているため外国語での対応が求められる機会も増えています。学生対応については裁量の大きい業務であるため、学則などの規則を確認しつつ、一人一人の学生に対してどのように支援を行うべきかの判断力が求められます。

入試・オープンキャンパスの実施

大学が実施する入学者選抜にかかわる企画や総括を行います。本部入試課では大学共通テストを含めた各種入試に対応するとともに、入試広報で全国各地に大学説明会に出向いたり、入学者選抜方法の改善などを進めています。それぞれ部局でも入試の際には、入試担当職員が活躍します。滞りなく入試が終わるまでは緊張しますが、優秀な学生を獲得するために様々な工夫を凝らし、受験生が安心して受験当日を迎えられるホスピタリティの力が求められます。

外部資金に関する情報収集・発信 / 研究環境のコーディネート

大学の研究を効率的に推進するための企画、立案を行います。
また、研究倫理や遺伝子組み換え実験に関する手続きなどを担当したり、競争的資金の獲得に向けた手続きなども行っています。最近では、若手研究者の研究環境の整備や、全学的な学術研究の推進に向けた所会議の運営など、事務職員が活躍する機会が増えています。各部局の研究推進担当事務は、教員と密接にかかわりながら、外部資金の獲得や研究公正に関する業務を担当しています。
様々な法律や、研究内容を教員と共に確認する作業も多く、俯瞰能力と、論理能力などが求められます。

知的財産の管理・活用 / 利益相反マネジメント

大学は産業界と連携をしながら成長をしてきました。そして、これからは産業界と大学で協力して共に新たな価値を創り上げる「産学共創」へとシフトしていきます。大学内には、OI機構、SSIなど、産学共創拠点となる組織が作られており本部の産学共創部署がその統括をおこなっています。
部局でも、民間との寄付研究講座や、共同研究講座などの対応には事務職員の手続きが必要です。
また、産学共創が進む一方で、研究成果の知的財産管理に関する業務や、利益相反のマネジメントに関する業務など、コンプライアンスを強化する業務も必要な半面、企業のＲ＆Ｄ担当の方と対等に折衝する交渉力や、社会の動向を見抜く力が求められます。

総合学術博物館等の展示、講演会、公開講座 / 同窓会活動・卒業生への情報発信・交流 / 自治体との連携活動 / 大阪大学未来基金の受入・管理・運用

地域に生き世界に伸びる大阪大学では、地域・社会を重要なステークホルダーととらえています。大阪大学が連携する自治体との事業を企画したり、総合学術博物館、適塾、中之島センターといった市民の皆さんと大学の接点になる組織の運営や、公開講座の企画などを担当します。最近では、同窓会活動や、卒業生への広報、大学未来基金の管理など、多岐にわたる渉外的な業務を行っており、社会が求めることと、大学が持つ資源のマッチングをする発想力や企画力が求められます。

海外の機関との学術交流・学生交流協定 / 外国人研究者・留学生の受入れ / 教職員・学生の海外派遣

大阪大学の国際交流や外国の大学との学術交流に関することの企画などを行います。
学内にあるグローバルイニシアティブ機構や国際教育交流センターなどの教員と協働し、大阪大学の国際化に向けた取り組みを進めています。
また、外国人留学生、外国人研究員に関する受け入れや調整などを進めるとともに、日本人学生の海外への留学対応や、国際インターンシップ研修生に関する業務など学生への対応も求められます。部局においても海外の大学との連携を進め、留学生の交換などを行っており、国際感覚を持った語学力を用いて、交渉力や折衝力のある職員が活躍しています。

予算・決算 / 会計監査・統計調査 / 会計制度の企画立案 / 資産管理・資金管理

年間予算が約1600億円の大阪大学の財務的な側面を扱います。予算案の策定、部局への配分をはじめ、その予算の執行、物品購入契約、財源管理、決算など、多岐にわたる業務があります。
また学生の入学、卒業、休学といった手続の管理も行っています。大学が保有する資産の管理などを通じて、効率的かつ無駄のない予算策定を進めています。それぞれの教員が獲得している外部からの研究資金なども、大学として管理し、適正な執行を進めています。一つの数字をミクロ的視点、マクロ的視点から読み解き、適切な予算管理、支出手続きができるバランス感覚や、俯瞰力が求められます。

大学のIT戦略に関する企画立案 / 事務業務系システム運用管理 / 学内ネットワークの運用管理

大学が効率的に教育や研究を進めるにあたり、情報基盤の整備は重要な役割を担っています。大阪大学全体のデジタル・トランスフォーメーション(OUDX)を推進する攻めのマインドと、情報漏洩などのリスクの管理や、教育・研究活動を支える安定した学内ネットワークの運営を行う守りのマインド双方のバランスが求められており、学生、教職員、研究者が快適な大学生活を送るための基盤を整備しています。情報基盤能力はもとより、構成員の困り事や希望を聞きながら、システムを構築する能力が求められます。

臨床研究等の登録・管理 / 研修医の募集・登録 / 保険医療機関指定申請・施設基準等の申請 / 外来・入退院患者の対応 / 地域医療支援業務 / 医療情報システムの運用管理 / 医療安全・医療事故対応 / 病院再整備事業の計画・策定

大阪大学には附属病院が２つあります。医学部附属病院と歯学部付属病院です。高度な最先端医療を進めており、病院収入は大学にとっても重要な収入源となっています。 患者さんが快適に受診できる外来、入院環境整備のための企画立案や、診療報酬請求・医療安全対応などの迅速かつ安定したサービスの提供が求められます。地域医療支援業務といった他の病院機関との連携や、患者さん対応のみならず、病院で従事する様々なスタッフの対応など、大学病院ならではの多岐にわたる業務に従事しています。

施設に関する企画計画 / 設計施工監理 / 維持管理

本学の教職員や学生にとって良好なキャンパス環境を構築し維持するため、本学のキャンパス全体をマネジメントし、多種多様な教育研究施設に関する企画計画、設計施工監理、維持管理などを行っています。
企画計画では、文部科学省との渉外業務やキャンパスマスタープラン等の中長期計画等に関する業務。設計施工監理では、新築や改修工事等の計画、設計、積算及び工事監理等に関する業務。維持管理では、施設の維持保全、有効活用、環境保全計画などに関する業務を行います。
実務を通じて技術職員としての専門知識を身につけ、キャンパス全体を把握するマクロの視点と、それぞれのニーズを汲み取るミクロの視点双方の能力とそのバランスが求められます。