研究・産学連携

国際共同研究促進プログラム

国際共同研究促進プログラム

本学の未来戦略の一環として、最先端の研究を展開している外国人研究者とそのグループを本学に招へいし、本学の研究者と共同研究を実施する「国際共同研究促進プログラム」を平成25年度に創設しました。

本プログラムでは、招へい研究者が離日している時にも共同研究を続行できるように、支援研究者を雇用する経費や招へい研究者の研究室の若手研究者が来学するための経費も措置されます。したがって、本プログラムは単なる国際共同研究の支援ではなく、本学のダイナミックなグローバル化を担う国際共同研究室(国際ジョイントラボ)設立の第一陣と位置付けられるものです。

本プログラムでは、研究の格段の発展を図るのみならず、招へい研究者によるセミナーや講義も実施することになっており、教育面でのグローバル化にも大きく貢献することが期待されます。

選定されたプログラムには、招へい研究者の旅費・謝金、教職員・学生の派遣旅費、研究員の雇用経費などの支援を行います。

平成28年度採択プログラム一覧

平成27年度採択プログラム一覧

平成26年度採択プログラム一覧

平成25年度採択プログラム一覧

h27マップ

国際共同研究促進プログラムを選定(平成27年度開始プログラム)(2015年3月4日)

国際共同研究促進プログラムを選定(平成26年度開始プログラム)(2014年3月19日)

国際共同研究促進プログラムを選定(2013年10月11日)

 

平成28年度採択プログラム

研究代表者氏名所属・職外国人研究者所属機関詳細
浅田 稔
未来戦略機構認知脳システム学研究部門・第七部門長 ジェノバ大学(イタリア) 詳細
久野 良孝
理学研究科・教授

Imperial College London(イギリス)

詳細
深瀬 浩一
理学研究科・教授 University of Napoli Federico II(イタリア) 詳細
柏木 正
工学研究科・教授 ソウル大学校(韓国) 詳細
尾崎 典雅
工学研究科・准教授 フランス国立科学研究センター(CNRS)エコールポリテクニーク(フランス) 詳細
李 艶君
工学研究科・准教授 スロワキア科学アカデミー/物理研究所材料科学計算センター(スロバキア) 詳細
岡本 浩二
生命機能研究科・准教授 ジョンズホプキンス大学(アメリカ) 詳細
栗栖 源嗣
蛋白質研究所・教授 ルール大学(ドイツ) 詳細
井手口 栄治
核物理研究センター・准教授 タタ基礎研究所(インド) 詳細
審良 静男
免疫学フロンティア研究センター・教授 モナシュ大学ヨーロッパ分子生物学研究所(オーストラリア) 詳細

 

国際共同研究促進プログラム研究詳細

認知発達ロボティクスによる構成的発達科学-ミラーシステムの発達と行動理解-
研究代表者 未来戦略機構認知脳システム学研究部門・第七部門長  浅田 稔
招へい研究者 ・イタリア技術研究ロボティクスと脳認知科学部門(部門長)
・ジェノバ大学/生物工学専攻/教授
Sandini Giulio
研究期間 平成28年4月1日~平成31年3月31日
研究課題の概要 イタリア技術研究所のロボット・脳・認知科学部門創設ディレクターのSandini教授らは、観察と行動の密なカップリングを示し、行動や意図の理解に繋がると期待されるミラーシステムに関する研究を行っている。本共同研究では、ヒトやロボットを使った実験を駆使して、ミラーシステムの発達の過程を明らかにすると同時に、ロボットによる人間の行動や意図理解のメカニズムを共同提案し、検証する。

 

ミューオンを使った荷電レプトンフレーバー非保存現象の探索
研究代表者 理学研究科・教授 久野 良孝
招へい研究者 Imperial College London/Faculty of Natural Science/教授
Uchida Yoshiyuki
研究期間 平成28年4月1日~平成31年3月31日
研究課題の概要 素粒子物理学である種の素粒子が別種に変換する過程が近年注目を浴びている。素粒子のうち、クォークやニュートリノに対しては変換現象が確認されている。それぞれの研究はノーベル物理学賞の受賞対象となった。本研究の目的は、まだ発見されていない荷電レプトンの変換、特にミューオンが電子に転換する現象を探索して発見することである。このために国際共同実験COMETをスタートさせた。共同実験者である英国のYoshi Uchida教授と共にこの実験を推進する。

 

微生物ならびに動物由来糖鎖の合成と構造・生物機能研究
研究代表者 理学研究科・教授  深瀬 浩一
招へい研究者 University of Napoli Federico II
/Department of Chemical Sciences/教授
Molinaro Antonio
研究期間 平成28年4月1日~平成31年3月31日
研究課題の概要 自然免疫は、微生物に特徴的な分子構造を自然免疫受容体によって検出し、免疫系を活性化して身体を守る生体防御機構である。本研究は、自然免疫受容体による認識機構の解明を目指し、受容体リガンドの構造解析と合成研究に加え、核磁気共鳴装置(NMR)を用いたリガンド-受容体複合体の相互作用研究を実施する。研究体制としては、主に大阪大学 深瀬グループがリガンドの合成を担当し、University of Napoli Federico IIのMolinaroグループが合成リガンドを用いた受容体との相互作用解析を行う。

 

水波・浮体・構造連成応答に関する次世代数値計算法と新学術領域の研究
研究代表者 工学研究科・教授  柏木 正
招へい研究者 大韓民国・ソウル大学/工学部 船舶海洋工学科/教授
KIM Yonghwan
研究期間 平成28年4月1日~平成31年3月31日
研究課題の概要 船舶耐航性分野におけるリーダー的存在であるソウル大学のYonghwan Kim教授との共同研究によって、最近の船の大型化に伴って問題となっている大振幅波浪中での過渡的な船体弾性応答解析や波浪中での抵抗増加・船速低下の高精度推定計算とそれを基にした信頼性の高い波浪中推進性能予測計算法の確立を行う。それによって、過去の研究成果も有機的に生かしつつも、新しい研究手法の提唱や新しい研究領域の創成・推進を行う。

 

レーザー超高圧制御とXFELによる超イオン導電性新物質探査
研究代表者 工学研究科・准教授  尾崎 典雅
招へい研究者 フランス国立科学研究センター(CNRS)エコールポリテクニーク
/レーザー中央研究施設(LULI)/研究ディレクター
KOENIG Michel
研究期間 平成28年4月1日~平成31年3月31日
研究課題の概要 エコールポリテクニークを中心とする仏研究グループ(4機関参画)と共同で、パワーレーザーを用いて生成した極端条件下の軽元素有機化合物の状態を解明する。超高速光学測定法を用いて化学反応の時間進展を調べるとともに、フェムト秒パルスX線自由電子レーザー技術を導入し、長中距離構造の超高速イメージングへの展開も狙う。

 

原子間力顕微鏡とケルビンプローブフォース顕微鏡(AFM/KPFM)による絶縁体表面でのナノ構造体構築と気体反応メカニズム解明
研究代表者 工学研究科・准教授  李 艶君
招へい研究者 スロワキア科学アカデミー/物理研究所 材料科学計算センター/教授
Ivan Štich
研究期間 平成28年4月1日~平成31年3月31日
研究課題の概要 自動車のガソリンの排気ガス浄化触媒である3元触媒の反応を促進するのは、環境問題の解決に向けた重要な課題である。一酸化炭素ガス中での絶縁体表面に担持された貴金属微粒子に対して、どのような電荷状態が反応活性に有効なのかは未解明である。本研究は、非接触原子間力顕微鏡・とケルビンプローブフォース顕微鏡(AFM/KPFM)を駆使して、絶縁体表面の欠陥と貴金属ナノ微粒子との間の電荷移動現象を解明するとともに、ナノ微粒子の構造と電荷状態が触媒メカニズムにどのように関係するかを原子スケールで解明する。本国際共同研究では、阪大の実験家とスロワキア科学アカデミーの理論家の元で、実験と理論の双方から研究を進める。

 

ミトコンドリア品質管理とその制御ツール
研究代表者 生命機能研究科・准教授  岡本 浩二
招へい研究者 ジョンズホプキンス大学/医学部細胞生物学科/准教授
Hiromi Sesaki
研究期間 平成28年4月1日〜平成31年3月31日
研究課題の概要 余剰なミトコンドリアやダメージを蓄積したミトコンドリアは特別な膜小胞によって丸ごと隔離され、リソソームに運ばれて除去される。この仕組みは「マイトファジー」と呼ばれ、ミトコンドリアの品質管理に寄与する基本的な機構である。本研究では、日米両グループの相互補完的な協力により、マイトファジー活性を有する新規哺乳類タンパク質を同定し、その機能を解析する。さらに、マイトファジーを阻害または促進する低分子化合物の獲得を目指す。

 

分子構造と動的細胞機能のギャップを埋める統合的光合成研究
研究代表者 蛋白質研究所・教授   栗栖 源嗣
招へい研究者 ルール大学/生物学および生物工学部/主席教授
Rögner Matthias
研究期間 平成28年4月1日~平成31年3月31日
研究課題の概要 光合成藻類の産業利用には光環境適応機構の理解が必須である。光環境に適応して光合成電子伝達反応を調節するシアノバクテリアがもつNDH-複合体について、相補的かつ複合的手法を用いることにより構造と機能の相関を解析する。

 

中性子過剰原子核の殻構造変容の起源の解明
研究代表者 核物理研究センター・准教授 井手口 栄治
招へい研究者 タタ基礎研究所/原子核・原子物理部門/准教授
Palit Rudrajyoti
研究期間 平成28年4月1日~平成31年3月31日
研究課題の概要 本研究の目的は近年不安定原子核で発見された殻構造変容の起源を解明する事にある。中性子魔法数を持つ原子核の短寿命励起状態に対する磁気モーメント測定により、殻構造を規定する一粒子軌道がβ安定線から離れると共に如何に変化するかを定量的に明らかにする。核物理研究センター(RCNP)と招へい研究者の属するタタ研究所のグループとの共同プロジェクトにより装置開発を進め、不安定原子核の励起状態の磁気モーメント測定システムを構築し研究を進める。

 

「免疫組織修復学」の創成とその再生医療への応用展開
研究代表者 免疫学フロンティア研究センター・教授     審良 静男
招へい研究者 モナシュ大学ヨーロッパ分子生物学研究所
/オーストラリア再生医学研究所/主任研究員
Martino Mikael
研究期間 平成28年4月1日~平成31年3月31日
研究課題の概要 自然免疫・獲得免疫に関連する分子群の創傷治癒における機能を明らかにし、その制御法の開発を目指す。本学では遺伝子改変動物を用いた創傷治癒関連分子のスクリーニングを行い、モナシュ大学では標的遺伝子を制御するためのバイオデバイス合成を行う。

平成27年度採択プログラム

研究代表者氏名所属・職外国人研究者所属機関詳細
鄭 聖汝
文学研究科・講師 ライス大学(アメリカ) 詳細
友部 謙一
経済学研究科・教授

復旦大学社会発展公共政策学院(中国)
カリフォルニア大学アーヴァイン校(アメリカ)

詳細
松野 健治
理学研究科・教授 マンチェスター大学(イギリス) 詳細
村田 道雄
理学研究科・教授 オーボアカデミ大学(フィンランド) 詳細
坂田 泰史
医学系研究科・教授 キングス・カレッジ・ロンドン(イギリス) 詳細
岡田 欣晃
薬学研究科・准教授 ハーバード大学医学大学院/ベスイスラエルメディカルセンター(アメリカ) 詳細
藤原 康文
工学研究科・教授 アムステルダム大学(オランダ) 詳細
夛田 博一
基礎工学研究科・教授/附属未来研究推進センター・センター長 ソウル大学校(韓国) 詳細
宮崎 文夫
基礎工学研究科・教授 マサチューセッツ工科大学(アメリカ) 詳細
倉橋 隆
生命機能研究科・教授 カリフォルニア大学デービス校(アメリカ) 詳細
菅沼 克昭
産業科学研究所・教授 北京工業大学(中国) 詳細
八木 康史
産業科学研究所・所長/教授 カーネギーメロン大学(アメリカ) 詳細
民井 淳
核物理研究センター・准教授 ダルムシュタット工科大学(ドイツ) 詳細
斗内 政吉
レーザーエネルギー学研究センター・教授 ライス大学(アメリカ) 詳細

 

国際共同研究促進プログラム研究詳細

 

Integrated Imagingを用いた新たなベッドサイド発信型研究の確立
研究代表者 医学系研究科・教授  坂田 泰史
招へい研究者 ・キングスカレッジロンドン循環器内科/教授
・英国心臓財団/教授
Kinya Otsu
研究期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
研究課題の概要 心疾患は、我が国の死亡原因における国民の大きな健康問題である。本研究では循環器臨床における大阪大学の優位性を活かし、臨床現場にこだわったベッドサイド発信型の循環型研究を行う。本学における臨床所見の詳細な検討によってのみ得られるクリニカルクエスチョンに基づいた新たな知見が研究発信の原点となる。招へい研究者は循環器病学の基礎研究分野において世界をリードしている。King’s College LondonにおけるIntegrated Imaging施設を用いて、心不全を含めた各種心疾患の本態に迫る

 

血管を標的とする新規炎症治療戦略の確立
研究代表者 薬学研究科・准教授  岡田 欣晃
招へい研究者 ・ハーバード大学医学大学院/教授
・べスイスラエルディーコネスメディカルセンター
 血管生物学研究センター/センター長
William C. Aird
研究期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
研究課題の概要 近年、炎症性疾患の発症に免疫系のみならず、血管系が重要な役割を担うことが示されつつある。本研究では血管内皮細胞に特異的に発現する受容体の機能解析および、機能抑制分子の開発を行い、「血管を標的とする新しい炎症治療戦略の開発」を行う。

 

希土類添加半導体における希土類発光機構の解明
研究代表者 工学研究科・教授  藤原 康文
招へい研究者 アムステルダム大学ファンデアワールス-ゼーマン研究所/教授
Tom Gregorkiewicz
研究期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
研究課題の概要 我々大阪大学グループは、従来の発光ダイオード(LED)とは全く発光原理が異なる、ユウロピウム(Eu)添加GaNを用いた窒化物半導体赤色LEDの開発に、世界に先駆けて成功しています。本研究では、日本発オリジナルであるEu添加GaN赤色LEDの高輝度化を目的に、オプトエレクトロニクス材料研究において世界をリードするアムステルダム大学グループと連携して、Eu励起機構の解明と制御を目指します。

 

有機磁気抵抗効果素子の開発
研究代表者 基礎工学研究科・教授(附属未来研究推進センター・センター長)
夛田 博一
招へい研究者 ・ソウル大学校物質科学工学部/教授
・超分子光電子材料研究センター/センター長
Park Soo Young
研究期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
研究課題の概要 有機材料の磁気抵抗効果特性の発現機構を明らかにし、素子の開発指針を創出する。ソウル大学校では、有機光・電子材料用の分子の設計と合成を担当し、大阪大学では、素子の作製と特性評価を行う。距離の近さを生かし、学生を含む双方の研究者が、相互に行き交うことで、ボーダーレスの研究展開を試みる。

 

筋シナジーの診断に基づく脳卒中患者への運動介入とロボット療法
研究代表者 基礎工学研究科・教授  宮崎 文夫
招へい研究者 マサチューセッツ工科大学機械工学科/主任研究員及び講師
Hermano Igo Krebs
研究期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
研究課題の概要 現在、ロボット療法(特に下肢運動)は黎明期にあり、次世代医療の発展へ向けて正しい介入と誤った介入を見極めながら、臨床エビデンスの蓄積により効果的な運動療法を開発することが求められている。本研究では、脳卒中リハビリテーションにおける運動協調に着目し、研究代表者らのシナジー診断技術と招聘研究者らのロボット療法技術の融合により、ニューロリハビリテーションの新展開を図るロボット介入方法を確立する。

 

ナノレベル生体構造における情報変換の修飾機構の解明
研究代表者 生命機能研究科・教授  倉橋 隆
招へい研究者 カリフォルニア大学ディビス校ニューロサイエンスセンター/教授
Chen Tsung-Yu
研究期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
研究課題の概要 未だ多くの疑問点が残される「香りの機構(嗅覚)」に関して、化学情報変換を担うイオンチャネル(CNGチャネル・Cl(Ca)チャネル)をターゲットとし、物理化学的な観点から定量的研究調査や実験を行う。情報変換チャネルはナノ構造体である線毛に局所的に発現し、従来実験が困難とされたが、CNG、Clチャネル研究の世界的権威であるChen教授を招聘し、共同研究を行うことで、嗅覚情報変換の修飾機構を解明する。

 

グラフェンによる金属ナノワイヤの信頼性向上技術の開発
研究代表者 産業科学研究所・教授  菅沼 克昭
招へい研究者 北京工業大学材料科学工程学院/教授
Wang Hao
研究期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
研究課題の概要 ITOフィルムの理想的な代替品である銀ナノワイヤは、空気中への暴露や紫外線照射により腐蝕されると電極の特性が劣化する。劣化防止策として、我々は薄くて透明なグラフェンに注目し、銀ナノワイヤと組み合わせ、耐蝕性を含めた新たな特性を実現する。

 

ヒューマンセンシング国際連携研究
研究代表者 産業科学研究所/所長・教授  八木 康史
招へい研究者 カーネギーメロン大学ロボティクス研究所ワイタカー記念全学教授
Kanade Takeo
研究期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
研究課題の概要 研究代表者が専門とする人物行動解析と近年重点を置いている細胞画像処理について、これらの研究分野の世界的な権威であるカーネギーメロン大学のProf. Takeo Kanadeと共同研究体制を構築し、協力に研究を推進する。人物行動解析については、従来の俯瞰カメラだけでなく、人物視点カメラの映像も利用した新たな人物行動解析を行う。細胞画像処理については、特に感受性測定等のための基礎技術である、細胞自動計数処理に関する技術開発を行う。また、このような国際共同研究体制を通じて、学生や若手研究者の人材育成や、論文の質の向上、本学の国際的ビジビリティ向上を目指す。

 

原子核の電気双極応答・中性子スキン・中性子星
研究代表者 核物理研究センター・准教授  民井 淳
招へい研究者 ダルムシュタット工科大学原子核物理学研究所/教授
Peter von Neumann-Cosel
研究期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
研究課題の概要 原子核の電気双極応答を調べることにより中性子スキンの厚さを決定し、中性子星の構造を理解する鍵となる中性物質の状態方程式の情報を引き出すことが本研究の目的である。核物理研究センター(RCNP)と招へい研究者の属するダルムシュタット工科大学グループとの共同プロジェクトによりLaBr3シンチレーション検出器をRCNPに導入する。RCNPの高品質ビーム・高分解能スペクトロメータと組み合わせた実験を行うことにより、電気双極応答を実験的に決定する。

2次元ナノ物質のテラヘルツ機能の開拓とその応用
研究代表者 レーザーエネルギー学研究センター・教授  斗内 政吉
招へい研究者 ライス大学電気・コンピューター学科、物理・天文学科、
物質科学・ナノ工学科/教授
Kono Junichiro
研究期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
研究課題の概要 グラフェンの発見を契機として、2次元ナノ物質の物性・応用研究が広がりを見せている。今回、ナノカーボン研究で実績のあるライス大学と本学のテラヘルツ計測技術を融合し、グラフェン,ホウ化窒化炭素(BCN)、硫化タングステン(WS2)および酸化物超薄膜等を試料として、2次元ナノ物質のテラヘルツ領域における電気的・光学的性質を明らかにし、新規物性・新機能の創成から,デバイス応用の萌芽を目指す。

 

平成26年度採択プログラム

研究代表者氏名所属・職外国人研究者所属機関詳細

苧阪 満里子

人間科学研究科・教授

カリフォルニア州立大学(アメリカ)
エルスタ・シェンダール大学(スウェーデン)
フォーダム大学(アメリカ)

詳細

檜垣 立哉

人間科学研究科・教授

パリ第10(ナンテール)大学(フランス)

詳細

加藤 和人

医学系研究科・教授

オックスフォード大学(イギリス)

詳細

河田 聡

工学研究科・教授

モロッコ先端科学イノベーション研究機関(モロッコ)

詳細

関 修平

工学研究科・教授

ワシントン大学(アメリカ)

詳細

杉田 米行

言語文化研究科・教授

フィンランド国際問題研究所(フィンランド)
ジョージメイソン大学(アメリカ)
ノースウェスタン大学(アメリカ)
ヨーロッパ日本研究所(スウェーデン)

詳細

伊川 正人

微生物病研究所・教授

ベイラー医科大学(アメリカ)

詳細

 

国際共同研究促進プログラム研究詳細

超高齢期高齢者のサクセスフルエイジングを支援する介護福祉サービスの開発に向けた認知脳科学的・老年社会学的研究
研究代表者 人間科学研究科・教授 苧阪 満里子
招へい研究者
カリフォルニア州立大学/Department of Psychology/教授
Hideya Koshino

エルスタ・シェンダール大学/ Institute of Civil Society/教授
Victor Pestoff

フォ ーダム大学/Department of Psychology/准教授
Daniela Jopp
研究期間 平成26年4月1日~平成29年3月31日
研究課題の概要 高齢化が進む先進諸国において、高齢者の健全なこころの維持は、喫緊の課題である。本研究は、国内外の脳 科学、認知心理学、高齢者心理学、そして応用老年学を専門とする研究者が手を携えることで、加齢に伴う認知機 能の変化や自尊感情・幸福感の変化を捉え、福祉政策・介護社会学を専門とする研究者らと連携することで、超高 齢期高齢者の健全なこころの維持を促す介護サービスを実証データに基づいて考案することを目指す。

人文科学における日仏研究交流拠点の形成——思想・教育・臨床を中心として——
研究代表者 人間科学研究科・教授 檜垣 立哉
招へい研究者 パリ第10大学 西ナンテール/哲学科/教授
Anne Sauvagnargues
研究期間 平成26年4月1日~平成29年3月31日
研究課題の概要 大阪大学とパリ第10大学の、双方の現代思想系の研究室の連携を軸として、フランス語を中心とした人文科 学の拠点を形成する。その際に、学際癒合的な、思想、教育、臨床を横断するプロジェクトをおこない、「グロー バル化以降の社会における個人と共同体の再編成」に焦点をあてた成果を提示する。

患者・市民の参加による医学研究のガバナンス構築のための基盤づくり
研究代表者 医学系研究科・教授 加藤 和人
招へい研究者 オックスフォード大学/Centre for Health,
Law and Emerging Technologies
(HeLEX),Nuffield Department of Population Health/所長
Jane Kaye
研究期間 平成26年4月1日~平成29年3月31日
研究課題の概要 少子高齢化が進む日本では医学研究の飛躍的な発展が期待されている。そのためには、広く患者や市民の 協力 を得て、より多くの試料や情報を用いることが必要になっている。これに関し、英国等では従来の一度限りの研究審査やインフォームド・ コンセントに代わり、情報通信技術(ICT)による研究協力者とのコミュニケーションや研究の進捗管理のシステムなど、新しい研究の進め方が模 索さ れている。そこで本研究では日英両グループの経験と実績をもとに、患者や市民といった研究協力者との継続的な対話や参画を重視しなが ら医学研究を動かす、グローバルに通用する対話型インターフェイス・システムの構築に向けた基盤づくりを行う

ファンクショナル・フォトニクス:ナノ光機能の探索と学術展開
研究代表者 工学研究科・教授 河田 聡
招へい研究者 モロッコ先端科学イノベーション研究機関(MAScIR)/
The Optics & Photonics Center/
センター長
Sekkat Zouheir
研究期間 平成26年4月1日~平成29年3月31日
研究課題の概要 光は人を包み込むように優しくふりそそぐと同時に、科学技術の基盤として活用され、その応用はあらゆる分野に拡がっています。本研究では、光子 (フォトン)とナノ構造体の相互作用から生み出される新しいナノ光機能を探索し、その学術展開をはかります。ナノ領域での驚異的な光の増強、未知の非線形 効果、金属などのプラズモニックな新奇効果、周波数・偏光を利用したナノ空間の計測・制御などが挙げられ、物理、化学、バイオメディカル、電気、デバイス 等、分野横断的に共同研究・教育を推進します。モロッコ・阪大若手研究者の研究討論を重ね、研究教育ネットワークを強化し、ナノフォトニクスの人材を育成 します。

有機半導体材料の特異的電子機能発現と本質的特性評価法による機能追求
研究代表者 工学研究科・教授 関 修平
招へい研究者 ワシントン大学/Department of Chemical Engineering/教授
Samson A. Jenekhe
研究期間 平成26年4月1日~平成29年3月31日
研究課題の概要 Jenekhe教授のグループでは、古くからπ共役高分子の合成と電子デバイス評価を行っており、近年はフラー レンに代わる特異的な電子輸送性材料の開発や電気を通す高分子ワイヤーの作製を行っている。新規材料について は極めて効率的な設計・合成のスピードを有しているが、実際にデバイスとして機能させた時に常に高い性能を出 すとは限らず、材料とプロセススクリーニング多大な労力を要している。一方で、研究代表者らによる評価手法は 、これらの材料の本質的な伝導材料としての性能を、現時点でおそらくもっとも迅速に診断する手法であり、本研 究ではJenekhe教授のグループの手による優れた材料を選別するといったサイクルをモデルとして、(化学構造の 実現の最高スピード)×(性能評価の最高スピード)= 「本学の有機伝導性材料開発拠点としてのイニシアティ ブ」となるべく研究を進める。

アジア太平洋地域の平和と安定:国際行動規範形成のための重層的分析
研究代表者 言語文化研究科・教授 杉田 米行
招へい研究者 フィンランド国際問題研究所/グローバル安全保障リサーチプログラム
/上級リサーチフェロー
Bart Gaens

ジョージメイソン大学/公共国際関係/Clarence Robinson Professor
of International Studies
John Pade

ノースウェスタン大学/歴史学部/教授
Laura Hein

ヨーロッパ日本研究所/所長
Marie Söderberg
研究期間 平成26年4月1日~平成29年3月31日
研究課題の概要 本研究の目的は、アジア太平洋地域の平和と安定を模索するために国際行動規範の形成が必要であるという仮説をたて、国内要因、地域要因、国際要因 の3層の要因を重層的に分析することによって、この仮説を検証することである。これら3層の要因間の有機的連関性を抽出し、アジア太平洋地域の平和と安定 を模索する上で持続可能な国際行動規範を形成するための条件を見出す。

不妊関連遺伝子のノックアウトマウス作製とその機能解析
研究代表者 微生物病研究所・教授 伊川 正人
招へい研究者 ベイラー医科大学/病理免疫学教室/教授
Martin M. Matzuk
研究期間 平成26年4月1日~平成29年3月31日
研究課題の概要 本研究では、最新の遺伝子改 変技術を用いてヒト不妊症と関連する遺伝子のノックアウトマウスを作製し、その役割を明らかにする。招聘研究 者が不妊症関連遺伝子を探索し、代表者が遺伝子改変マウスを作製、両グループの協力により表現型解析を進める 。さらには疾患モデル動物として応用することで、ヒト不妊症の原因究明と再現、さらには診断・予防・治療薬の 開発に発展させる。

 

平成25年度採択プログラム

研究代表者氏名

所属・職

外国人研究者所属機関

研究詳細

浅田 稔

工学研究科・教授

カリフォルニア工科大学(アメリカ)

詳細

井上 克郎

情報科学研究科・教授

ヴィクトリア大学(カナダ)
ミシガン大学(アメリカ)

 

詳細

柏木 正

工学研究科・教授

ナント中央理工科大学(フランス)

詳細

栗栖 源嗣

蛋白質研究所・教授

ルール大学ボーフム(ドイツ)

詳細

兒玉 了祐

工学研究科・教授

フランス国立科学研究センターエコールポリテクニーク(フランス)

詳細

篠原 彰

蛋白質研究所・教授

フリードリヒ・ミーシャー研究所(スイス)

詳細

杉本 宜昭

工学研究科・准教授

チェコ科学アカデミー(チェコ)

詳細

芹澤 成弘

社会経済研究所・教授

インド統計大学(インド)

詳細

長峯 健太郎

理学研究科・教授

ケンタッキー大学(アメリカ)

詳細

西野 邦彦

産業科学研究所・准教授

香港大学(中国)

詳細

畑中 吉治

核物理研究センター・教授

カナダ国立素粒子原子核物理研究所(カナダ)

詳細

早川 和生

医学系研究科保健学専攻/附属ツインリサーチセンター・教授

ヘルシンキ大学(フィンランド)

詳細

藤田 一郎

生命機能研究科・教授

ユーリッヒ総合研究機構/アーヘン工科大学(ドイツ)

詳細

真島 和志

基礎工学研究科・教授

スイス連邦工科大学チューリッヒ校(スイス)

詳細

村上 秀明

歯学研究科・准教授

コペンハーゲン大学(デンマーク)

詳細

 

国際際共同研究促進プログラム研究詳細

他者の中に自己をみつけるロボット-同調・脱同調 に応じた意識ダイナミクスの構成論的理解-
研究代表者 工学研究科・教授 浅田 稔
招へい研究者 カリフォルニア工科大学/Division of Biology/教授
Shinsuke Shimojo 
研究期間  平成26年3月1日~平成29年2月28日
研究課題の概要 他者との身体的な動きの同調・脱同調は、その他者に対する情緒的つながりを形成することが知られている。しかしその背後にあるメカニズムは謎に包まれている。本研究課題では、心理学、神経科学、構成論的手法を駆使して、身体的同調と情緒的同調をつなぐ脳内機構とホルモン作用系について明らかにし、そのような機能を実装したコミュニケーションロボットを開発することを目指す。

 

ソフトウェアライセンスの履歴分析技術の共同開発
研究代表者 情報科学研究科・教授 井上 克郎
招へい研究者 ヴィクトリア大学/Department of Computer Science/准教授 
Daniel Morales German
研究期間  平成25年10月1日~平成28年9月30日
研究課題の概要 オープンソースソフトウェアや組織内に蓄積された多種多様なソフトウェア資産のライセンスを分析し、確認することは、健全なソフトウェア開発を行う上で重 要な作業である。本国際共同研究では、ソフトウェアのライセンスの同定技術とソースコードの起源分析とを融合させ、ソフトウェアライセンスがどのように変 遷してきたかを効率的に調べる履歴分析手法を確立する。

 

海洋再生可能エネルギーの吸収効率向上と装置の実用化に関する総合工学的研究
研究代表者 工学研究科・教授 柏木 正
招へい研究者 ナント中央理工科大学/流体・エネルギー・大気環境研究所/教授・所長
Pierre Ferrant
研究期間  平成25年10月1日~平成28年9月30日
研究課題の概要 海洋エネルギー利用のための浮体式プラットフォームの性能評価、特に非線形係留の影響を含めた時間領域での運動並びに流体・構造連成に関する解析システム を確立する。そのために、洋上風力発電用浮体式プラットフォームの性能解析システムに関する学術的研究を、大阪大学とフランス・ナント中央理工科大学 (ECN)の共同で行うことが目的である。

 

モデル細胞による効率的水素生産に向けた光合成エネルギー変換システムの構造基盤解明 
研究代表者 蛋白質研究所・教授 栗栖 源嗣
招へい研究者 ルール大学ボーフム/Faculty for Biology and Biotechnology/教授
Thomas Happe
研究期間  平成25年10月1日~平成28年9月30日
研究課題の概要 光合成のエネルギーを使って水素発生酵素を駆動するモデル細胞を設計するためには、光合成反応と人工改変した酵素とを,高効率で結びつける必要がありま す。モデル細胞を人工的に創成するためには、光合成エネルギー変換反応を原子レベルで理解し,構造ベースの効率的な改変が必須です。本研究では、効率的水 素生産のために、 光合成エネルギー変換システムの構造基盤解明を目指します。

 

光・量子ビーム技術による高エネルギー密度物質探査に関する日仏連携研究
研究代表者 工学研究科・教授 兒玉 了祐
招へい研究者 フランス国立科学研究センターエコールポリテクニーク
/レーザー中央研究施設(LULI)/研究ディレクター
Michel Koenig
研究期間 平成25年10月1日~平成28年9月30日
研究課題の概要 パワーレーザーなど光量子ビーム技術を利用し、圧力10万気圧から1000万気圧の超高圧状態を実現し、産業応用に繋がる材料科学から基礎学術としての超高圧科学、惑星科学など学際的な極限物質科学として我が国独自の高エネルギー密度物質科学の開拓を進めている。当研究課題では、日本の国家基幹技術であるX線自由電子レーザーと大阪大学のパワーレーザーを融合した実験施設を利用し、日仏連携チームで超高圧極限物質科学の開拓を行う。

 

ゲノム不安定化を抑制するエピゲノム、染色体ダイナミックスの分子メカニズム
研究代表者 蛋白質研究所・教授 篠原 彰
招へい研究者 フリードリヒ・ミーシャー研究所/所長
Susan Margaret Gasser
研究期間  平成26年3月1日~平成29年2月28日
研究課題の概要 生殖細胞、精子や卵子と言った配偶子を作る際の不安定化は流産やダウン症に代表される異数体病の原因になる。本国際共同研究では、DNA修復、染色体運動やエピゲノム情報研究のパイオニアであるスイス、バーゼルFMI研究所(バーゼル大学兼任)のSusan Gasser教授(所長)と共同で、減数分裂期の染色体運動の分子レベルでの仕組み、エピゲノムとの関連とそれらの生物学的な意義を解明することを目的とする。本研究は、不妊症、流産、あるいは異数体病の原因を理解すると言った医学的な面にも大きな貢献が期待できる。

 

個々の原子の元素同定法の開発
研究代表者 工学研究科・准教授 杉本 宜昭
招へい研究者 チェコ科学アカデミー/Institute of Physics/Group leader
Pavel Jelinek
研究期間  平成26年1月1日~平成28年12月31日
研究課題の概要 表面の個々の原子を画像化することができる走査型プローブ顕微鏡は、単原子レベルでの物性測定、単原子操作など、ナノテクノロジーの中心的役割を担ってき た。本研究では、様々な元素に適用できる、単一原子の元素同定法を開発する。大阪大学の実験家と、チェコ科学アカデミーの理論家から構成される共同研究体 制のもと、新技術を実験と理論の双方から開発する。

 

最先端経済理論研究と制度設計への応用
研究代表者 社会経済研究所・教授 芹澤 成弘
招へい研究者 インド統計大学/Economics and Planning Unit/准教授
Debasis Mishra
研究期間  平成25年11月1日~平成28年10月31日
研究課題の概要 インド統計研究所、ロチェスター大学、スタンフォード大学、ノースウエスタン大学、バルセロナ自治大学、シンガポール国立大学、台湾中央研究所、と共同で、1)オークション理論、2)マッチング理論、3)非分割財割り当て理論、4)投票理論、など、最先端経済理論を研究し、周波数ライセンス割り当て制度、車両購入ライセンス割当制度、医師臨床研修マッチング制度、入学者選抜制度、空港発着枠配分制度、政治制度などの制度設計に応用する。

 

宇宙論的視点で追う巨大ブラックホールの生成と進化
研究代表者 理学研究科・教授 長峯 健太郎
招へい研究者 ケンタッキー大学/物理・天文学科/教授
Isaac Shlosman
研究期間  平成26年2月1日~平成29年1月31日
研究課題の概要 現在の天文観測からほぼ全ての銀河中心に巨大ブラックホールが存在すると考えられており、その生成と進化を宇宙論的観点から理解するのは現代宇宙論におけ る重要な問題の一つである。本プロジェクトでは、米国ケンタッキー大学のシュロスマン教授との共同研究により、早期宇宙における巨大ブラックホールの生成 メカニズムとその後の銀河との共進化を明らかにする事を目的とする。宇宙論的流体数値シミュレーションを用いて、ガス降着による巨大ブラックホールの成 長、噴出する輻射やジェット流による銀河形成への影響等も解明する。

 

トランスポーター制御による細菌恒常性維持機構の解明と新規治療戦略の開発
研究代表者 産業科学研究所・准教授
西野 邦彦
招へい研究者 香港大学/School of Biological Sciences/Assistant Professor 
Aixin Yan
研究期間  平成26年1月1日~平成28年12月31日
研究課題の概要 多剤排出トランスポーターは、抗菌薬や異物を細胞外に排出することにより、細菌多剤耐性化の主要な原因となっている。近年の研究から、多剤排出トランス ポーターは、病原性にも関与していることが分かってきており、このことから、これらトランスポーターは何らかの生理機能を有していると考えられる。本国際 共同研究では、香港大学の若手の研究室主宰者であるAixin Yan博士とともに、トランスポーターによる細菌恒常性機構の解明を目的とする。本研究は、細菌の多剤耐性化と病原性発現の両方に関与するトランスポー ターをターゲットとした新規阻害剤や治療法の開発に役立つ。

 

高密度超冷中性子による時間反転対称性の検証
研究代表者 核物理研究センター・教授 畑中 吉治
招へい研究者 カナダ国立素粒子原子核物理研究所/Science Division
Senior Research Scientist, Particle Physics Group Leader
Akira Konaka
研究期間  平成25年10月1日~平成28年9月30日
研究課題の概要 中性子電気双極子能率(nEDM)の存在は時間反転対称性を破るため、素粒子物理の標準理論を超える新理論を検証することができる。増田康博(KEK)らの実験グループによってRCNPにおいて開発された超冷中性子 (UCN)源は世界に抜きん出た高い密度を可能にするもので、実現すれば中性子基礎物理の”game changer”と言われている。同実験グループは、高密度UCN源とそれを用いたnEDMの実験研究をRCNPで進めている。本研究では、この実験グループの下で、UCN源の研究、そしてnEDM測定の系統誤差の低減のための研究を進める。

 

高齢双生児レジストリを用いた遺伝と環境要因が健康に及ぼす影響の国際比較研究〜健康長寿社会構築のエビデンス形成〜
研究代表者 医学系研究科保健学専攻
/附属ツインリサーチセンター・教授 早川 和生
招へい研究者 ヘルシンキ大学/Dept. of Social Research/Acting Professor
Karri Tapani Silventoinen
研究期間  平成26年1月1日~平成28年12月31日
研究課題の概要 遺伝因子と環境因子は疾病の発症を始め、健康度や老化、感性・情動や認知・行動には多くの感受性遺伝子と生活環境因子が関与していると考えられている。双生児研究はこれら遺伝と環境要因が及ぼす影響を解明する鍵となり、予防に繋げることを可能にする。 本研究では高齢双生児レジストリを用いた国際比較研究を行うことで、心豊かで健やかな超長寿社会構築のエビデンス形成を目指す。

 

大規模神経活動計測技術と計算論的手法の融合によるアクティブビジョンの神経機構の解明
研究代表者 生命機能研究科・教授 藤田 一郎
招へい研究者 ・ユーリッヒ総合研究機構/神経科学医学研究所(INM-6)/副所長
・アーヘン工科大学/教授
Sonja Grün
研究期間  平成25年10月1日~平成28年9月30日
研究課題の概要 日常生活において、脳は眼球運動を用いて環境世界を積極的かつ効率的にサンプリングし、間欠的に得られた情報を統合することで視覚世界を再構成する。この 過程はアクティブビジョンと呼ばれる。本プロジェクトではアクティブビジョンにおける脳内情報処理過程の解明を目指す。ソニヤ・グリュン教授が率いる理論 脳科学グループと藤田一郎が率いる神経生理学グループの共同でプロジェクトを遂行する。

 

固体表面の精密官能基化によるシングルサイト不均一触媒の創出
研究代表者 基礎工学研究科・教授 真島 和志
招へい研究者 スイス連邦工科大学チューリッヒ校/化学科/教授
Christophe Copéret
研究期間  平成26年1月1日~平成28年12月31日
研究課題の概要 固体表面上に担持した金属錯体種の自在な分子変換により、均一系錯体触媒の特徴を残しつつ、従来の不均一系触媒では困難であった高い活性種生成率による高反応性と錯体構造に由来した高選択性の達成を目標として、固体表面上に担持した金属錯体種の分子変換を通じた表面錯体化学研究領域の開拓と、従来の均一 系・不均一系触媒の両方の長所を有するシングルサイト不均一系触媒の創出を行う。

 

口腔顎顔面の発育発達様式の解明
研究代表者 歯学研究科・准教授 村上 秀明
招へい研究者 コペンハーゲン大学/三次元頭蓋顔面画像研究所/所長・教授 
Sven Kreiborg
研究期間  平成25年10月1日~平成28年9月30日
研究課題の概要 本研究は、経時的・定期的・縦断的に撮像を行った成長期被験者のMRI画像データを用いて、口腔顎顔面の発育発達様式を解明しようとするものである。得ら れた資料は世界で初めての口腔顎顔面の発育発達様式に関するデータベースとなると同時に、科学的根拠に基づいた発育発達様式の解明ができるものと確信して いる。

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