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2020.11.25 Wed
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令和2年度司馬遼太郎記念学術講演会(オンライン)を開催しました

11月14日(土)、「大阪大学司馬遼太郎記念学術講演会」をオンラインで開催しました。

この講演会は、国民的作家で、大阪外国語大学(現大阪大学)出身の作家 司馬遼太郎先生の業績を偲び毎年開催しているもので、第23回目となる今年は「日本の歩んだ道」をテーマとして開催しました。また、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、初のオンラインでの開催とさせていただきました。

講演会は、総合司会者である、ラジオDJ・イベントMCとしてご活躍の平野聡さん(大阪外国語大学卒)の挨拶ではじまり、まずは主催者を代表して西尾章治郎総長からのビデオメッセージがありました。


(主催者挨拶をする西尾 章治郎総長)

第1部は、本学学生による、司馬作品に限った書評合戦(ビブリオバトル)を行いました。今回紹介する本は、「日本の歩んだ道」という講演会テーマに沿った小説および『街道をゆく』を対象としました。予選を経て選抜された垣内亮太さん(経済学部2年)、寺井悠人さん(言語文化研究科博士後期課程1年)、児玉七海さん(外国語学部3年)、平尾漱太さん(文学研究科博士前期課程1年)、藤谷恭明さん(理学研究科博士前期課程1年)の5名により、熱のこもった司馬作品の紹介と質疑応答が行われ、「どの本が一番読みたくなったか」を基準に視聴者によるオンライン投票を行いました。


(ライブ配信時のビブリオバトルの様子)

投票の結果、チャンプ本は平尾漱太さんが紹介した『風神の門』、準チャンプ本は児玉七海さんが紹介した『最後の将軍』となりました。チャンプ本・準チャンプ本紹介者には、表彰状の盾と副賞が授与されました。



(ビブリオバトルに参加した学生5名。左から藤谷さん、平尾さん、児玉さん、寺井さん、垣内さん。)



(チャンプ本紹介者  平尾漱太さん)


(準チャンプ本紹介者 児玉七海さん)

続く第2部には、小説家の朝井まかて先生をお迎えし「朝井まかて、司馬遼太郎を語る」のタイトルで講演をいただきました。講演では、司馬遼太郎先生の作品から『竜馬がゆく』『菜の花の沖』、朝井まかて先生の著作から『恋歌』『眩』の一節を取り上げ、小川真由アナウンサーの朗読をもとに、対面形式で司馬作品の魅力についてお話いただきました。


(第2部 講演をする朝井まかて先生)

当日の様子は12月11日(金)まで、 大阪大学公式YouTubeチャンネル にて公開しています。ぜひご覧ください。

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