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大阪北部地震における大阪大学の被害状況等とその対応
2018.6.27 Wed
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大阪北部地震における大阪大学の被害状況等とその対応

大阪府北部を震源とした地震の発生から1週間が経過しました。本学では、地震当日に、総長を本部長とする大阪大学災害対策本部を立ち上げ、同本部のもと、学生・教職員の安否確認や被害状況等の情報収集とその対応を行ってまいりました。

本学の被害状況とその対応は、次のとおりです。

1.被害状況

①人的被害(6月26日現在)

死者  なし

負傷者 79人(学生72人、研究生1人、職員4人、患者1人、その他1人)

②物的被害

【施設関係】

・屋外階段一部崩落、屋上設備等破損、ガラス破損、外壁、内壁等のひび割れ

多数など

・エレベータ停止(6月21日に全259台復旧)

・18日~22日 全施設の応急危険度判定を実施

・使用禁止建物4棟(うち1棟は6月20日より使用可)

【設備関係】

超高圧電子顕微鏡センターの電子顕微鏡装置、その他研究・実験設備等多数被害


③ライフライン

ガス・・・一部ガス停止(6月18日復旧)

電気・・・一部停電(6月18日復旧)

水道・・・パイプ損壊等により一部断水、漏水(応急処置により6月18日復旧)

2.対応状況

①災害対策本部

6月18日  総長を本部長とする災害対策本部を設置

以後7回開催(6月25日まで)

②学生

6月18日  安否確認を開始

すべての授業を休講、課外活動も中止(~19日)

6月20日  安全が確認された教室を使用する授業を開講

6月25日  全面的に授業を再開(一部実験授業を除く)

③教職員

6月18日  人事課から通勤上の安全確保と出退勤の弾力的な取扱いについて周知

安否確認及び帰宅困難者の状況把握(該当なし)

④附属病院

【医学部附属病院】

6月18日  緊急の外来、手術のみ実施

トリアージエリア(傷病の緊急度判定エリア)を開設

被災した国立循環器病研究センター病院からの患者受入れ(16人)

DMAT設置(19日解散)

6月19日  外来、手術とも通常通り再開

【歯学部附属病院】

6月18日  給水管の破損による水漏れ、診療機器への浸水等により休診

6月21日  診療を再開

⑤図書館

6月18日  全ての図書館(4館)で書籍落下、書架の歪み等のため、閉館

6月21日  全館で開館(3館では部分開館)

⑥放射線施設等

6月18日  放射線施設、核燃料物質等取扱施設、遺伝子組換え施設の緊急点検を

行った結果、異常なし

⑦適塾(史跡・重要文化財)

6月18日  外壁の亀裂・落下、石灯篭の転倒、室内壁面の亀裂等により、休館

6月26日  参観を再開

⑧学内保育園

6月18日  全ての保育園(3園)を休園

6月20日  全保育園を開園

3.避難状況(学生)

①下宿等の一部損壊 5人

②自主避難学生の数

6月19日:140人、20日:102人

③学内相談所(夜間の受入)

6月21日~24日 7人(期間中延べ人数)

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