News
第19回大阪大学-上海交通大学学術交流セミナーを開催
2017.9.29 Fri
  • ALL

第19回大阪大学-上海交通大学学術交流セミナーを開催

2017年9月21日(木)・22日(金)に、第19回大阪大学-上海交通大学学術交流セミナーが上海交通大学において開催されました。このセミナーは、両大学間の学術交流協定に基づき、1995年から両大学が交互にホストを務める形で継続して開催されています。

本学からは、西尾章治郎総長、河原源太理事・副学長、小川哲生理事・副学長、田島節子大学院理学研究科長、兒玉了祐レーザー科学研究所長を含む計16名の教職員が、また上海交通大学からは林忠钦学長、景益鹏物理学院院長を含む計16名が参加しました。

今回のセミナーでは、前回のセミナーで交流を深めた材料・接合分野、情報分野、物理・レーザー分野の3分野における、博士共同育成の実質的な交流計画について協議が行われ、さらに物理分野では前回セミナーの成果により、本学理学研究科と上海交通大学物理学院との間にてダブル・ディグリー・プログラム協定の調印式が執り行われました。

西尾総長は21日に林学長と会談を行い、互いに非常に重要なパートナーであることを改めて認識し合った上で、今後は博士共同育成の分野を広げ、更なる連携強化に取り組んでいくことを決定しました。

また、西尾総長は張安胜副学長とも面会し、大阪府と上海市が友好・姉妹都市であるという観点からも、両学の共通分野でユニークな連携ができる可能性を確認し合いました。

同日の午後には、西尾総長が上海交通大学の教職員及び学生に向けて「A new evolutionary model for universities―co-creation for innovation with society and for society―と題した講演を行いました。講演後の質疑応答では、学生が積極的に質問するなど非常に活発な交流となりました。

22日は各分野に分かれて、ダブル・ディグリー・プログラムの協定締結を含む博士共同育成・共同研究について実質的な協議が行われました。

本学と上海交通大学との学術交流セミナーは20年以上にわたって継続しており、このセミナーによって両学の友好関係が築かれ、実質的な連携を強化するための重要な基盤となってきました。今後もこのセミナーを通して、両学の学術交流における更なる進展が期待されます。

share !